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田圃へ。
田圃へ。

 

花粉症のボクでも出掛けたくなるような日。
日差しが春。
車に乗って田圃へ行った。

 

田圃の刈り株は冬のままだったけど。
たくさん春草が繁茂して花が咲いていた。
しごとが始まる前のほんの僅かなのどかな時間。

 

田圃なかに寝転んで雲の流れをじっと眺める。
さてと流れのって次はどこへ行こうかを思う。
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U2 - Beautiful Day
 

2011年03月06日 [ 3801hit ]
お茶ツーリズム<参加者募集中!>
お茶ツーリズム<参加者募集中!>

 

アンコメならびにカミアカリドリーム勉強会も日頃からお世話になっているそふと研究室がこの春、

もっと静岡茶!2011春」と題してお茶ツーリズムを企画しています。


今回は全部で6コース。

ここ数年お茶ツーリズムを展開してきただけあってどのコースも充実度の高いツアーになっています。
静岡茶のことがリアルに体感できる数少ないチャンスです。

お茶に興味のある方はもちろん静岡ならではの農に興味のある方はぜひご参加ください。

 

じつはアンコメも参加しているESI(エクストリーム・スイハニング・インターナショナル)が

ツアー?元気茶工場と農家の枝垂れ桜と本格庭園(静岡市葵区)をお手伝いします。
土鍋や羽釜でスイハニング(ご飯炊き)をします。ぜひツアーに参加して美味しいご飯も食べてください。
 
お問い合わせ申し込みは、そふと研究室のウェブサイトをご覧ください。
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画像:2010年3月20日のツーリズムの様子。ESIがご飯炊きを披露しました。

2011年03月05日 [ 4168hit ]
花粉症歴23年記念論文
花粉症歴23年記念論文

 

いよいよ本格的な花粉症シーズン突入。
今日も山間地で煙のように舞い上がる花粉を視界に捉えました・・・。
花粉症歴23年のアンコメ店主も毎日マスクの欠かせない日が続いてます。
さすがに23年も悩まされると付き合い方にも慣れました。
そこでアンコメ店主流の花粉症との付き合い方をお話ししようかな。

 

まずはクリニックに行ってちゃんと薬を処方してもらいます。
その上で、やっぱりマスクは効果絶大ですね。
それと帽子、それもキャップがいいです。
マスクをすればそれほど目が痒くならないんですよ。
20年前はマスク&キャップだと怪しい目で見られましたが
今はすっかり市民権を得ましたら堂々とこの格好で日々やってます。

 

それとあまり体を温めないようにする。つまり薄着がいいんです。
体温が上がると症状が出やすいように感じます。
だから配達中の車中ではエアコンで少しだけ冷やします。もちろん内気循環です。
それとハンディサイズのポットにべにふうき茶。
べにふうきの効果はもちろんのこと、飲む時に鼻と目にほあ〜ッとくる湯気がたいへん気持ちいいです。
出先や車中ではこれでプチミストってわけです。

 

帰宅したらとにかく外で着ていた服はできるだけ玄関付近で脱ぐ。(格好悪くてもいいのだ)
それからお風呂へ直行!
顔や頭に付着した花粉とにかく流す。そして目鼻をよく洗う。あ〜快適〜。

家ではこの時期、窓は日中絶対に開けない。
そして空気清浄機を24時間フル稼働。
そんなわけで家の中にいる限りまったく症状は出ないのだ。
ただし気をつけなきゃいけないのは花粉症でない家族の着ている服。
入室前に脱いでもらうことを徹底してもらうこと。
それから新聞。広げた瞬間に花粉が拡散するから要注意ですぞ。
そんなわけでここんとこ新聞読んでないな〜。

 

アンコメ店主は毎年桜が咲くと症状は治まるのであと20日ほど。
頑張って乗り切ろうと思ってます!
それにしてもなんとかならないのかな〜?
このままだとほとんどの人が花粉症になっちゃうよ。
これ以上患者を増やさないためにも抜本的な解決策はないのかな〜?
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画像:こんな空の日は要注意。

2011年03月02日 [ 4031hit ]
雨の日の配達。
雨の日の配達。

 

今日は朝から土砂降りの雨、そして寒い日だった。
そんな中、ご年配夫婦のお宅へ配達に行った。
寒くて体が動かないと奥から声がした。
雨合羽と靴を脱ぎ荷物を持って声のする奥の居間へ入った。
お二人とも体調が思わしくないように見えた。
「ここから代金を持っていって・・・」とお財布を手渡された。
お代をいただいてから挨拶をして廊下を抜け靴を履き雨合羽を着た。

 

じつを云えばこういうことは割とあることでアンコメはこれまでも淡々とやってきたのだ。
ところが、今日は柄にもなく少しだけ身に詰まされた。
そのお客様は僕がアンコメでしごとを始めた20年以上も前からご愛顧いただいている方で
お元気な頃からすいぶん可愛がっていただいた思い出がたくさんあったからだ。

昼に店に戻ってからそのことをツイッターでつぶやいた。
ほどなく友人3人からそれに対するメッセージが届く。

 

S
私の年代でも、人が生活品を届けてくれる事がどれだけ助かるかを実感するときがあります。
物を届けてくれるだけでなく、気持ちまで届けて貰えたときのありがたさ。
お金を払うという事についての姿勢が変わりました。

 

M
先日のピザ宅配屋さんの救出劇を彷彿させますね....。

 

T
まさに生命線ですね!だから配達するんだね。

 

僕はかなり前に、アンコメのしごとのことをライフラインみたいなものだと友達に説明していた。
電気やガス、水道みたいなものに近いものだと思っていたからだ。
だからご注文があればできるだけ早く届けること。
さらにご注文をいただく前に訪問する。つまり御用聞きをする。
そんなことが使命だと感じていた。

 

時代は変わりライフライン的な役割は薄れたかのように思えていた。
御用聞きなんてのはもう死語のように思える時代になったからだ。
しかしだ。まんざらそうでもないと今日はすこし思った。
ただあまり心を動かされずに淡々と自然に受け入れながら仕事をしたい。
そういう日常がアンコメのしごとで、そこに少しだけ誇りを持ちたいと思った。
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The Like In I Love You - Brian Wilson

2011年02月28日 [ 4501hit ]
ほぼイレギュラー。
ほぼイレギュラー。

 

臨時バイトのOくんが先日配達仕事中にこう僕に云った。
イレギュラーだらけなんですね。アンコメの仕事って・・・。
最初その言葉の意味はよく解らなかった。

 

Oくんは運転しながら入ってくる無線(アンコメ配送車には無線通信機が搭載されている)を聴いてた。
店の電話に次々に入ってくる注文が配送車へ無線で指示が飛ぶ。
その無線情報を聞きながら助手席の僕が他の配送車両に指示したり、
その場で伝票書いて直接そのお客様に向かったりと忙しくやっていた。
その様子を見て「イレギュラーだらけなんですね・・・」と云ったのだった。

 

朝、配達に出発する時は大雑把ながら配送ルートはある。
しかしその途中こんな風に様々なところから様々な注文が入るとそのルートを柔軟に補正していく。
配送の担当者は出発前にある程度イレギュラーは予想はしているから
車には店に戻らなくてもいいようにお米をはじめ色んな商品を事前に積んでいる。
それでも積んでないモノもあるから、店に戻る目的のためだけのルートにならないように
途中寄るべきお客様を挟み込んだりして補正する。
遠くへ走る場合はそのルート上に御用聞きに寄るべきお客様をプランする。
とにかくできるだけ無駄の少ないルートを常に考えながら走っている。
つまり一筆描きで走ることをイメージするのだ。
そうやって一日配送する。いや、行商する。

 

僕がこの行商業務の最前線にいた時に、こんなことがよくあった。
朝起き抜けにお客様の顔が何人か浮かぶ。
そしてその方たちがご注文するかもしれない商品の漠然としたイメージが沸く。
それをもとに出発前に車にそのイメージの商品を積む。
するとそのとおりのことが現実に起こる。
顔の浮かんだお客様から電話が入ったり、
寄ったりすると、イメージした商品をご所望だったりするのだ。
ちょっとビックリなのだが、営業職をしている人ならこんな経験は多かれ少なかれあるんじゃないだろうか。
それくらい当時は仕事に集中していたのだと思う。
まあ今はぜんぜんダメなんですけどね・・・。

 

つまりイレギュラーもまたイメージできるようになる。
だから傍からはイレギュラー見えてもやってる本人はそうでもない。
考えられる色んなことをできるだけたくさん想像しておく。
いや、やっていると想像してしまうのだ。こんな風に。

仕事ってどんな仕事も多かれ少なかれイレギュラーだらけのはず。
その場に応じて柔軟にフットワークよく動く。まるでスポーツみたいに。
これがアンコメの行商スタイルってものかな。
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Eagles - New Kid In Town

 

2011年02月24日 [ 4148hit ]
走りの作法。
走りの作法。

 

明日のこともわからないのに半年先など想像もできない。
それでも想像しなきゃいけない。

 

ちょうど今、23年産巨大胚芽米カミアカリの栽培計画作っている最中。
2月末にはすべての数字を出して生産者4人とすり合わせをする。
建築で言うところの設計図。いやプラン作りかな。
面白い仕事ながら農とはなかなかそうプランどおりにはならない。
だからそのことも踏まえた上でプランを作り、図面を引く。
考えられることは片っ端から考える。
妄想癖の僕にはぴったりの仕事なのかもしれないな。
それでも「腹を括る」というか「飛び降りる」気分で決断する。
リスクをできるだけ最小限にしながら飛び降りるのだ。
なかなかスリル満点であるが、これだから面白い。

 

若い頃、砂漠をモーターサイクルで走ることに興じた。
走っている最中いつも考えていたのは、
タイヤに負担をかけず、かつ燃費良く、もちろん安全に、それでいて速く。
そういう人の走りは派手さはないが美しかった。
そして誰よりもその走りそのものを楽しんでいるように思えた。
だから僕もそういう走りを目指していた。

 

つまりこの仕事も、そういう風でありたいと思っている。
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Cat Stevens - The Wind

2011年02月22日 [ 3728hit ]
これはその一枚です。
これはその一枚です。

 

アンコメの祝い米にはお米の形をしたタグをお付けします。
再生紙で手作りしているので通称エコ米タグと呼んでいます。
このエコ米タグには様々な文字を書き入れます。


例えば、

ご出産の内祝いの時には生まれた赤ちゃんのお名前や出産体重やお誕生日。

お祝いの時には、「合格おめでとう!」 

「いつもありがとう」と、感謝の気持ちを伝えたり、

お客様お一人お一人の心の状態を文字にするのです。

 

アンコメ店主はこの作業が大好きです。
我流ですが筆で文字を描くのが好きだからです。
ことに深夜、静かな事務所で一人集中して描いてる時の喜びは格別です。

 

そうやって描いたタグには多くの場合、こんな落款風のサインを入れてフィニッシュします。
米粒にカタカナで「アンコメ」と描いてあります。
すなわちこれがアンコメ店主の小さな小さな作品であることの印なのです。
一枚一枚丁寧に描いているので愛着が湧きます。
だから本当は手元に置いておきたい。
だから写真にだけ収めます。

 

これはその一枚です。
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Bill Evans - You Must Believe In Spring  

2011年02月21日 [ 5270hit ]
夜から朝、そして夕方へ。
夜から朝、そして夕方へ。

 

土曜の夜は、同じ学びを共有する仲間とその学び舎でお酒をいただいた。
疲れがたまっていたので最初は休もうと思った。
けれどやっぱり行くことにした。
自転車で行ったけれど途中で降りて歩いた。
いい感じの月夜だったからだ。

 

学び舎には大勢いた。
初めて会う仲間もいた。音楽の話で盛り上がった。
いつの間にか僕らの先生がギターを持ち出し、それに合わせて僕は歌った。
いい加減な即興ブルース。その辺にあったカタログの文字を歌詞にしてね。
疲れのせいか出来はイマイチだった。みんなゴメン。
だけど赤ワインはじつに旨かった。

 

翌朝はゆっくり起きてゆっくり食事をし最初に近所の床屋に行った。
それから娘が映画に行きたいと云いデート気分で出かけた。
僕の好みのジャンルじゃなかったけれど寝ないで全部観た。
エンドロールの「To be continued 4.23」 の文字に娘は反応していた。
また連れて行かれるのは必至と覚悟した。(笑)

 

帰りは映画館と自宅の間にある大きな公園をゆっくり歩いて帰った。
空はいつの間にか雲っていて好きなブルーグレー色になっていた。
今夜は月見はないなと思った。

 

PCで書きかけの文章を書いている。
3階から見える空は相変わらずの色合いで
淹れたコーヒーをゆっくり啜るにはいい光の具合だと思った。
文章が行き詰ったら音楽を聴く。
今日はこんなのがいいなと思った。
その頃にはすっかり日が落ちていた。
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The Beatles - Blackbird


 

2011年02月20日 [ 3755hit ]
5days
5days

 

今週はきつかった。
ついこの間までベテラン5人でやっていたしごとをたった2人と臨時アルバイトだけでやりくりしたからだ。
とくに配送業務はショートした。
年末に1人が退職し減った穴をスタッフYと店主の2人でいっぱいいっぱいの状況だった上に
スタッフYが風邪でダウンしてしまったのだった。
Yが休みの間の5日間、配送は店主一人でしのいだ。

 

今でこそ店頭販売が増えたとはいえ、アンコメは配達、つまり行商が基本だと考えている。
だから毎日お米以外の商品も車に積み市内を走り回っている。
そんなスタイルをここ20年作ってきた。
かつて週中は暇だったから週中に売るためのデイリーフーズを充実させた。
地鶏のタマゴや低温殺菌牛乳、有機野菜がそれらだ。

 

とくに水曜日と木曜日は、それらを配達することをきっかけとしてお客様のお宅へ訪問するようになった。
つまり御用聞きをしようと思ったからだ。
それによってお客様とのコミュニケーションは格段にしやすくなった。
ただしこの方法はそのスキルのあるスタッフがいてこそのアイデアだった。
スタッフによってはそういうコミュニケートが苦手なスタッフもいた。
それは本人にとっても僕にとってもなかなか難しい問題だった。

 

今、その仕事の中心にいるYはこのスキルが抜群に高い。
だから本人も楽しみながら仕事をしているように僕からは見える。
そんなYがいなかったのだ。この5日間。
最大の魅力であるはずのコミュニケートがちゃんとできなかった。
たった5日間だからそれほど深刻ではなのだが、
それを失ったアンコメはアンコメらしくない。そう実感した5日間だった。

 

Yはすっかり元気になって今日も行商している。
これから入ってくる新人スタッフにはこれを面白いと思ってもらえる人がいい。
でないと、アンコメはアンコメではないからだ。
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2011年02月19日 [ 3825hit ]
ここで、しごとをしている。
ここで、しごとをしている。

 

今日、配達してたら自転車に乗ったご婦人から声を掛けられた。

「アンコメさん〜お宅は配達してくれるの〜?」

そこで僕、こんな風に答えました。
「もちろんですとも・・・うちは行商あってのアンコメですからね・・・」
まあこんなこと云いながら先週発行したばかりの手描き版ankome通信(チラシ)を手渡したというわけです。

 

最近こんな声を掛けられることがよくある。
みんな配達しなくなっちゃのかな?なんて思ったりもしたが、
そのご婦人が発した言葉の中に気になるキーワードがあって、それがやけに耳に残った。
そのキーワードとはインターネット云々・・・。

 

ネット自体を批判しているんじゃないのだけど、

色んなお店が、サービスの提供方法や販売作法に
条件としてネットを利用する仕組みが幅を利かせていく中、
それに取り残されていくことに、あまりいい気分を持ってない方がいることを暗示するような話しっぷりだった。

 

アンコメのお客様の実際はアンコメのある地域に住むお客様がほとんどで
そういう中のかなり多くはご年配の方で、ネットとは無縁の方々なんですよね。
それでとくに生活に困ることもなく、健全に暮らしているにも関わらず
今までのふつうが、少しづつ変わっていくうことからくる違和感が、こんな言葉を生んでいるんじゃないかと思ったりした。
まあこれは、僕の妄想かな?

 

アンコメは、ここで、静岡の安東ってところで、そこに住んでする人たちと共にしごとしてますよ。
やってることは、お米を売ること。
昔からそう変わることなくシンプルにやってるつもりですよ。
もちろんネットもやってますけど、
道で声かけてもらえばいいし、これまでどおり電話かけてもらえばいいんです。
ここでしごとしてますよ。

 

と、ネット上で書いている。やれやれ。
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2011年02月15日 [ 3836hit ]
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