2001年度

 松下君との共同プロジェクト

 

3月のとある水曜日、数年来の友人である藤枝の稲作生産者、松下明弘くんから突然電話が入った。酒造用好適品種「山田錦」の生産者としては全国的にも一目置かれる彼とは、ある地酒の研究会が縁で意気投合し以来付き合っている間柄。そんな彼からの電話は飯米用(ごはん用)米づくりのオファー。当店と共同で「松下農法」(小生が勝手に名付けた彼独自の生物哲学!?経済学!?にもとづく有機農法のこと)で飯米用のお米を増やそうというもの。彼は数年前、青年海外協力隊としてアフリカに農業指導のいったつもりが逆に”指導されて帰ってきた”という異色の農業家、「野に生える野草は耕すこともなく肥料もやることなくとも花が咲き実をつける」そんなあたりまえの生物としての営みを、米づくりに生かすことが彼の「農」の原点である。以来数年、稲とタックを組んで”理想の農”を追求しているのだ。そして今年、小生もほんの少しではあるが、そのお手伝いができることになったわけなのです。お手伝いといっても邪魔にならぬよう主に、収穫後の販売と生育過程などのレポートを、当HPにてご報告していこうと思ってます。

3月16日号 13年産完売ありがとうございました。の巻
3月16日号 13年産完売ありがとうございました。の巻 昨年9月下旬当店の米低温貯蔵庫に35俵(60・×35俵=2100kg)入荷した松下くんのコシヒカリもついに3月16日現在で残り1俵となりました。当店にとって初めてのこのプロジェクト、始めてみたものの実際はどうなるものかと手探り状態でしたが、個性的なお米として玄米、分づき米ユーザーを中心に確実にファンをつ...
2001年01月14日 [ 3779hit ]
11月29日号 石川英輔+松下明弘講演会に行ったの巻
11月29日号 石川英輔+松下明弘講演会に行ったの巻 リニューアルオープンフェアの最終日1月26日(土)当店が企画したオープン記念講演会、「松下明弘 農を語る」のために松下くんが来店してくれた。あいにくの曇天で寒い日にもかかわらずご来場いただいた方には、この場をかりてあらためて感謝申し上げます。 講演会というよりトークショーといった風情で"おしゃべり松下くん&q...
2001年01月14日 [ 4802hit ]
10月21日号 松下×安米コシヒカリ食べた!売った!の巻
10月21日号 松下×安米コシヒカリ食べた!売った!の巻 このお米がやって来て約1ヶ月、たった1ヶ月ではあるけれどいろんな事がわかってきた気がしている。松下くんのお米についても、また安東米店が今まで売ってきたお米についても彼のお米がやって来たことによって浮き彫りになったことがある。 松下くんのお米を購入されたお客さんが評して形容することばがこの1ヶ月で集まった。例...
2001年01月14日 [ 4195hit ]
9月23日号 稲刈りの巻
9月23日号 稲刈りの巻 毎年この頃が来ると必ず耳にすることば、「暑さ寒さも彼岸まで、昔の人はよくいったもんだねー」やっぱり今年のお彼岸もそのとおり夏は去り本格的な秋を向えた。天気予報は「今朝の気温は10月下旬か11月上旬の気温」と伝えている。タンスの奥からお気に入りのハンターグリーンのP社製シンチラジャケットを引っ張り出し、今このレポー...
2001年01月14日 [ 3867hit ]
9月2日号 こうべを垂れる稲穂かなエピローグの巻
9月2日号 こうべを垂れる稲穂かなエピローグの巻 9月になったとたんスイッチを切り換えたかのように空気が秋へと変わった。オートバイに夢中だった十代後半、同じように一日にして秋になり、ものさみしく人けのない海岸線をTシャツ一枚で走った日のことをふと思い出した。四季のうつろいとは案外とうとつにやってくるものだと、その日以来思うようになった。 刈り入れまじかの日...
2001年01月14日 [ 4020hit ]
8月19日号 こうべを垂れる稲穂かなプロローグの巻
8月19日号 こうべを垂れる稲穂かなプロローグの巻 今日は園主、松下くんの留守に出かけてみた。いつもはメールでアポをとってから田圃に行くのだが穂が出てから黄金に実るまでは画像だけでも撮っておこうとデジカメ片手に通いなれた道を田圃へ向かった。 想像以上の生長ぶりにはっきりいってびっくりした。すでに穂は垂れていた。「こうべを垂れる稲穂かな」というにはまだ早いけれ...
2001年01月14日 [ 3907hit ]
6月10日号 田植えをするの巻
6月10日号 田植えをするの巻 「田植えは気持ちいい」 さっきまで水墨画のようなモノクロームの世界にまだあどけないが若苗の緑が、そのモノクロームの世界に新しい生命を吹き込む力強さを感じる。実際それは本当のことである。田に水がはられ苗を植える。しばらくするとそこには小さいけれど壮大な宇宙が誕生するのだ。 田植えも後半戦ちょうど酒米、山...
2001年01月14日 [ 4036hit ]
7月8日号 日独除草隊結成?
7月8日号 日独除草隊結成? 「稲は人の足音を聞い育つ」とむかしの人は言ったという。 今日はまさに稲に足音を聞いてもらうために小生の友人とその家族そしてホームステイ中のドイツ人青年フランクの総勢12人の「日独除草隊」なるあやしげな隊をにわかに結成し、いざ松下くんの田圃へ援農にでかけたのでる。 援農とはいうもののじっさいのところは、...
2001年01月14日 [ 3847hit ]
8月4日号 穂が出たよの巻
8月4日号 穂が出たよの巻 小学生のころ夏休みともなれば日記や夏休みの研究で気温をつけた思い出は誰にでもある。小生もごたぶにもれずせっせと夏休み中の最高気温の記録をつけたものだ。ふだんはふつうのエンピツで記録するのに、30℃を超えようものなら赤エンピツで「暑いぞー31℃」なんて書いたものだ。ところが今年の夏ときたら毎日赤エンピツで特別な感じ...
2001年01月14日 [ 3875hit ]
4月22日号 いよいよプロジェクトのスタートです。
4月22日号 いよいよプロジェクトのスタートです。 今日は今年の米づくりの計画を話そうということで訪問しました。松下くんは苗床の準備の真っ最中に伺いました。上質の山土をベースに自作の堆肥とをブレンドし土づくりをしています。香りのいい”土のにおい”新鮮な感動がありました。土づくりのベースになる有機物の中のひとつがこのサバ節のかす、とある工場から調達しているとのこと今後こういった質の...
2001年01月14日 [ 3939hit ]
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