7月8日号 日独除草隊結成?
「稲は人の足音を聞い育つ」とむかしの人は言ったという。
今日はまさに稲に足音を聞いてもらうために小生の友人とその家族そしてホームステイ中のドイツ人青年フランクの総勢12人の「日独除草隊」なるあやしげな隊をにわかに結成し、いざ松下くんの田圃へ援農にでかけたのでる。 援農とはいうもののじっさいのところは、子供らはカエルや水生昆虫を追いかけまわし、大人たちはなれない田圃のなかでなにやら日本の有機農業の未来?らしき議題に花が咲き、フランクは稲のニッポンブンカより小生の手のひらのニッポンブンカ、日本製デジタルカメラのほうが気になるらしく横でペチャクチャ質問してくるはで、いっこうに草取りははかどらないというていたらく。そんな"へなちょこ日独除草隊"でも田圃にはいるだけで稲の生長の役に立つらしい。 稲のまわりを歩くと稲の根を切る。根を切られた稲はさらに強い根をはろうとたくましくなる。たくましい稲は健康でつよい稲となり米をつくる。松下くんはさらにこうもいう。「多くのひとが田圃にはいることはそれじたい愛情という肥料になる、愛情いっぱいに育った稲は将来きっとお米という愛情をかえしてくれる」稲は人の足音を聞いて育つというむかしの人の言ったことばは本当のようでる。 ヘナチョコ日独除草隊もまんざらでもないなと自画自賛しつつ午後のビールの宴に直行する隊員らであった。 |
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( 2001年度 )
2001年01月14日 [ 4167hit ]