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仕事しよう。
仕事しよう。

 

アンコメは正社員やパートを含め数名のスタッフで日々動かしている。
小さいながらも彼らの働く場、糧を稼ぐ場。
店の采配役のボクは彼らの人生を左右するほど重い責任を負ってる。
しょうもない判断はできない。
だからといって消極的ではいられない。
夢を持つことも必要だし、
その夢に向かって積極的にその道を探ることもしなきゃいけない。
もちろん足元の問題も解決しながら。

仕事を生む仕事をしようと販売現場から少しだけ離れた位置で仕事をはじめて2年。
少しはできてるのかな?穀つぶしになってないよな?
時々考えることがある。

明日、若者が入社する。
彼が生き生きと働ける場でなくてはならない。責任重大だ。
この町で仕事してこの町で生きてくために。
そういうあたりまえのことができることを続けていきたい。

明日は晴れるぞ。さあ仕事しよう。


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Billy Joel - Allentown

 

2011年09月05日 [ 3752hit ]
平野せんせ。
平野せんせ。

 

8月20日夜8時、カミアカリドリーム夏合宿@さくら咲くがっこう。
平野雅彦先生の放課後の特別授業。

 

ちからってそもそもなんだ?

 

ろうそくの灯りのもとで考えた。
いい授業だったな。
忘れられないよ。

 

平野先生がその時のことを自身のウェブサイトでもご紹介されてます。
脳内探訪 カミアカリ・ドリームで「放課後」の先生担当

 

 

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この合宿の様子はカミアカリドリームのコンテンツでレポートするつもりです。
 

2011年09月03日 [ 4150hit ]
タラス
タラス

 

台風12号タラスが接近してる。
今日は一日雨と覚悟して配達したけど結局、酷い雨に打たれることはなかった。
明日はどうなのかな?
これから収穫する稲に悪い影響が出ないことを祈りたい。
せっかくここまで育ってきたんだ。
頼むから穏やかにいてくれよタラス。
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Todd Rundgren - Dust In The Wind
 

2011年09月01日 [ 3287hit ]
回廊。
回廊。

 

呉服町通りから札の辻を左に折れると七間町通り。
その通りの先に映画館がある。
つまりこの通りは映画館へ導く回廊なのである。
静岡の中心街はじつによくできていて
こんな風に拠点となる映画館やデパートなどの施設を商店街が回廊のように結んでいる。

 

ハイティーンだった30年ほど前。
七間町通りでは当時の若者達が洒落た店やカフェ(喫茶店)を出し始めていた。
おぼろげながらにそんな記憶がある。当時その雰囲気が好きだった。

 

この秋、映画館がなくなる。
少し離れたところにできる複合ショッピングビルの中にシネコンとなって生まれ変わるという。

 

先日この通りをゆっくり見て歩いた。いつのまにか空き店舗が目立つようになっていた。
回廊としての機能がもうすぐ失われる。そう感じたお店が離れていったのだろう。
それが一時的なものであってほしい。
映画館の跡地には様々な計画があるらしい。
映画館がなくなった後もここが回廊の機能を果たしてくれることを大望する。

 

この通りでちょっと一杯ひっかけてから舞台を見るとかライヴに行くとか・・・。
そんな夜長を楽しめる回廊になればいいと思うのだが。
この通りが好きな一人としてささやかな意見です。
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Henry Mancini - Days of wine and roses

2011年08月30日 [ 3500hit ]
梨とバイパスとエレクトロ。
梨とバイパスとエレクトロ。

 

梨の仕入れで富士へ。
週一回。
駿河湾沿いのバイパス。
けだるい暑さ。毎年感じる夏の終わり。

 

ラジオからrei harakami。
追悼番組。
存在を知ったのは亡くなる数日前。
すっかり気に入りクルマの肥やし。
飛ぶ。ハイウェイ。

 

富士到着。飛ばしすぎ。
本市場の梨園。
自慢の梨を箱詰めしているおじさん。
笑いながら梨を剥くお嫁さん。
ちょっぴり酸味、甘いだけじゃない。

 

だから豊水。

 

クルマに豊水。80キロ。
製紙工場の煙突。
ペパーミントグリーンの鉄橋。
土手沿いの裏道。
そしてバイパス。
法定速度。
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rei harakami- lust

2011年08月28日 [ 3795hit ]
8月25日
8月25日

 

あれれという間に8月も25日。
今月も色んなことがあった。
あったじゃない。現在進行形なんだった。
たぶんめちゃ忙しい時なんだってことで理解している。

でもいつもどおり慌てないで何をするにも立ち止まっていちいち考える。

 

本当のところはどうなんだ〜?
これでいいのか〜?
どうしたいんだ〜俺?
答えはひとつじゃないだろ〜。
何かあんだろ〜って。

 

それで自分なりの答えを捻り出す。
綺麗な答えなんていらない。不恰好な答えでもぜんぜん気にならない。
それよりも納得するまでにきちんと考えたことのほうが大切。


それでも時々不安になることもある。
そんな時はどうしてその考えに至ったのかを思い出す。
書いたものがあればもう一度読むこともする。
こんな風に書いているのもその時間のひとつかもしれない。
悶々する時もあれば心地いい時がちょっとだけやって来ることもある。
そんな風にして行ったり来たりをしながら過ごしている。

 

あれれ書いているうちに明日になっちゃた。
26日か。こんな日はBen Folds のライヴを聴きながら寝よう。
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Ben Folds - Not the Same

2011年08月26日 [ 3357hit ]
おなじ釜の飯。
おなじ釜の飯。

 

8/20〜21日カミアカリドリーム勉強会の夏合宿があった。
掛川市の中山間地、旧原泉小学校「さくら咲くがっこう」で行った。
延べで40人位の人達が集まった。充実した2日間だった。

 

僕にとって今回はいつもとはちょっと違ってた。
僕自身の学びの場でもある掛川、その環境を作ってきた仲間たち。
彼らの前で、彼らのホームで行う企画だからだ。
彼らに面白いと云わせたいという欲がちょっぴりあった。

 

しかし途中でその考えは止めにした。
それより彼らに頼ることにした。
そこでこんな風に考えた。

 

みんなで材料を持ち込み、みんなで作る。それからみんなで食べればいい。

 

つまり「さくら咲くがっこう」は大きな釜、そこへ講師、参加者、スタッフが材料を持ち込む。
さくら咲くがっこうスタッフもカミアカリドリームスタッフも、
また先生や生徒の分け隔てなく関わる人がみんなで持ち寄り、作り、食べればいいと考えた。

 

だからどんな料理が合成されるかはやってみないとわからない。
けれど何が生まれようとも、生まれた料理はみんなで食べる。
参加する人がその意識を持てるような環境さえ作ることができれば自ずから料理は生まれると思ったのだ。
生まれた料理はとても充実していた。そしてみんなで食べた。

 

おなじ釜の飯を喰う。まさにこんな風だった。
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合宿のレポートはカミアカリドリームのコンテンツでご紹介するつもりです。
 

2011年08月23日 [ 3410hit ]
さくら咲くがっこう で。
さくら咲くがっこう で。

 

本当はこの記事、19日(金)中にアップするつもりでしたが事情により適いませんでした。
お蔵入りにしようかと思いましたが、やっぱりアップすることにしました。
よかったら読んでください。
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明日、明後日(土、日)はカミアカリドリーム勉強会主催の夏合宿。
掛川市郊外の萩間にある旧原泉小学校「さくら咲くがっこう」で2日間かけて行う。

本来であれば今夏は茨城で行う予定であったカミアカリツーリズム。
震災のために現地も僕らも混乱した。そして計画は頓挫した。
そんな時、ここへ花見に誘ってくれた仲間がいた。
桜は満開だった。ちからが満ちていた。
帰り道、漠然とだがアイデアが生まれた。
それが今回の企画の最初の一歩だった。

 

桜がいい年は農作物は豊作だという。
山の神様は春になると桜に宿り、そして田畑へ、秋の収穫の頃に山へ帰っていくそうだ。
だから桜がいい年は稲もいい。
今月はじめ生産地各地の稲を見て周った。
稲はどこも良く育っていた。「神宿る」そう感じる場所がいくつもあった。
「本当なんだ」と、思った。

 

色んなことが変わるだろう年。
記憶に残る年になるだろう2011年。
その年の夏にささやかながら学ぶ時間を作ることができた。
多彩なジャンルの講師がやって来る。
それとツーリズムの予定地だった茨城から大久保さんもやってくる。
色んな話しを聞きたい、そして話したい。

 

場は「がっこう」であるけど、参加者は先生であったり生徒であったりすればいい。
参加者ひとりひとりが当事者であってほしいのだ。
傍観者でなく自分ごととしてどう関わり、どう行動するか?
それぞれのをスタンスが見つかるといいな。

 

さあ準備しなくちゃ。
明日「さくら咲くがっこう」でお待ちしています。
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2011年08月22日 [ 3776hit ]
藍と黄金。
藍と黄金。

 

夕方になって島田と藤枝へ配達に出かけた。
日が沈み掛けた頃、島田に着いた。


その足で田んぼへ走った。
蓬莱橋の交差点を左。
大井川に沿って桜並木の土手へ左。
通い慣れた道をダッシュする。

 

いつも鞄には小さいけどよく写るカメラが入っている。
今日は慌てていたのか置いて出かけてしまった。

 

大好きな稲荷神社正面、カミアカリの田んぼ。
空は藍色。
田んぼは黄金色の始まり。
とてもきれい。しばらく見惚れた。

 

それからどうしても撮りたくなって携帯の小さなレンズに託してみた。
藍は撮れても黄金は撮れなかった。
そこでクルマの光軸を田んぼに向けた。
それは初めて見る景色だった。少し幻想的だった。
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Rickie Lee Jones - Smile

2011年08月19日 [ 3695hit ]
水田徘徊 茨城奥久慈大子町。
水田徘徊 茨城奥久慈大子町。

 

八月六日、七日。

 

磐越自動車道から東北自動車道へ白河ICから国道へ。
見る見るうちに雲行きが悪くなり土砂降りの雨となる。

 

稲妻。夕立。

 

奥久慈に入る頃、雨は止んだ。
夏の北関東、僕が訪ねる時はいつもこんな風、一気に涼しくなった。
これがあるから良質のお米が生まれる。
日中照っても夜温が下がれば稲はきちんとデンプンを胚乳に運ぶ。つまりちゃんとしたお米が生まれる。

 

田んぼ周りは翌朝から。
震災時に破損した用水路が完全復旧していない箇所の水のコントロールに若干苦労が見えるとはいえ、
大久保さんの稲はどこも素晴らしいコンディション。
反収7俵前後の稲はほんとうに姿良く気持ちいい。
これから45日ゆっくりと登熟していき黄金色になったら、さぞや美しいことだろう。

 

「云ってもしょうがねェ・・・そりゃさァ、なんにも出ないことを願ってるさ。ただやるだけだよ」
大久保さんのお父さんがいつもの照れた表情こんな風に云った。

 

ここはあの原発から距離にして100キロちょっと。
稲は例年以上にいい出来。
それに人の暮らしも、風景も、いつもと変わらない。
現実味がなく実体のない心配、その悶々としたものが付きまとう。
それは直視しようにもどう理解していいのかが戸惑うばかり。
だから云ってもしょうがないから、ただやるだけだと・・・。
大久保さんはもとより僕らだって初めての経験。
多くのニッポン人が今そういう悶々とした空気の中で暮らしている。
だから今できる目の前の仕事や暮らしを淡々とやるほかない。

 

腹をくくる。

 

いつかはそういう地点に立たなければ次のステップはない。
0地点。それは諦めの地点ではなく出発点。
大久保さんや会津の菅井さんはすでにその0地点に立って23年産と向き合っている。
僕にはそう見えた。
彼らにはこの土地で代々培ってきた経験と技術がある。
それを信じ秋を迎えたい。

僕にとっての0地点はそこかなと思った。

 

帰り際、大久保さんのお母さんお手製の夏野菜をお土産にと手渡してくれた。
ダンボールいっぱい。仲間の分もいただいた。
帰ってからその野菜を食べた。
夏のいい香りと味がした。
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画像上:大久保さんのコシヒカリ。今年はいいそ!
画像中:大久保さん(右)と松下。稲の生命生理について話は尽きない。
画像下:ここにあるほとんどがアンコメにやって来る。手前がやや青いのは用水路破損で水の流入が止まらないため。

2011年08月13日 [ 3726hit ]
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