森へ | |
年に一度は訪ねたい。
この森を訪ねたら稲作の一年を振り返る。そして感謝する。
そして同時に気持ちが改まる感じがした。
2012年、平成24年産の栽培計画。 _
Bach - Sonata G Major BWV 1027 - Adagio |
職場体験初日。 | |
今日と明日の2日間、中学生女子Mさんが職場体験。
― 楽しいです!
11時半からはアンコメ職場体験恒例のごはん炊き。
そう言えば・・・以前職場体験に来た男子(今は高校生)はそれ以来、
午後はスタッフTの営業車アンコメ2号車でまたまた営業。
明日もほぼ同じスケジュールの予定。
画像:炊飯水量を軽量中。今日は浸漬米重量×0.95で決まり! |
ラジオ | |
ラジオは小さい頃から聴いていた。
祖父が相撲や野球中継をよく聴いていたからだ。
小学5年生の時にラジオを作った。
FENが外国の放送だと思ってよく聞いていた。おかげで洋楽が好きになった。
学生時代はFMをよく聴いた。
レコードを買うお金がないので好きな音楽番組をまるごと録音した。
クルマに乗るようになると大切な情報源となった。
配達のクルマの中では音楽よりむしろトーク番組に耳を傾けた。
地域限定のコミュニティFMが開局する頃から
番組に呼ばれ拙いながらも喋る機会をいただくようになった。
前置きが長いね。(すんません)
先々週地元のFM局KMIXの取材を受けた。
松下さんと二人でカミアカリについて喋った。
オンエアは先週の土曜日だったのだが、すっかり記憶から消えていた。
で、月曜日お店のメール開いて驚いた。
― なんで今日、こんなにカミアカリの注文が入ってるんだろ・・・?
で、ようやく気づいた。ラジオだ。
ご注文の中には、
偶然ラジオでカミアカリのことを聴いて興味を持った。
という方もあった。ありがたや。
ラジオっていいですね。
出会うことのなかった人とこうしてつながる感じ。
そういえば、飯炊きの友、スイハニストの彼もラジオがきっかけだったな。
ラジオに感謝。
KMIX番組ブログ(アホなことやってるのが私)
_
画像:1月17日午後、カミアカリたべながら取材中。
|
青空ルーシー×スイハニング | |
今日は朝からユーカリのくらたさんで行われているイベント「青空ルーシーダットン」にてスイハニング。
ルーシーダットンとはタイ式ヨガのこと、
じつは最近、このタイ式ヨガを初めたばかりなんです。私。
そこで屋外で度々行われるこのイベントに友情、応援、ちょい営業で参加したというわけ。
15名ほどの参加人数ということで今回は羽釜でスイハニング。
燃料は薪。それも熱量の大きいユーカリの端材。ユーカリのくらたさんならでは!(サンクス!)
スイハニングしたお米は、有機栽培福島会津熱塩加納町菅井さんのコシヒカリ2キロ分。
天気は良かったけれど低温ということもありプレヒートをしっかりやってから本火とした。
ユーカリパワーは凄まじくあっという間に沸騰。
逆にパワーをコントロールするのにひと苦労。汗。
それでもきっちり美味しくスイハニングできましたよ。
スイハニング後はカマドの置火で、とろサンマを焼いた。
なかなかゴージャスでしょ。
ルーシーですっかりほぐれた身体にはやっぱりごはん。
気付けば皆さんたっぷりたべまくってました。笑。
ユーカリのくらたさん、ゆるりら中村さん、ありがとうございました!
次回、青空ルーシー×スイハニングでは玄米食専用品種巨大胚芽米カミアカリスイハニングさせていただきます!
_
|
寒波襲来、鬼襲来。 | |
朝、店の前の蛇口を捻っても水は出なかった、
凍てついていた。
節分は毎年鬼が来る。
そして豆まきをする。
寒かった。
春はまだか?
いえいえ、この寒さもう少し味わいたい。
強がりです。
いや、そうでもないな。
ー
gary karr - Vocalise Rachmaninoff |
節分だ!鬼が来るぞ〜。 | |
毎年節分恒例、アンコメに鬼がやって来ますよ〜。
思えばアンコメに鬼が襲来するようになって今年で9年目。
本格的な豆まきを体感されたい方はこの機会にぜひお集まりください! 豆まきフリークたちよ!共に戦おうぞ!
参戦希望の方は16:30頃からボチボチお集まりください! _
Wagner - Die Walkure |
追悼 紙漉野郎 | |
アンコメの祝い米が生まれる上で、この人の尽力なくしては語れない。
高木正吉さん。
第一クリエイティブ社長。
いや、僕はあえてこう呼ばせてもらう。
紙漉野郎。
アンコメの祝い米でおなじみのエコ米タグ、米型のメッセージタグ。
このタグを開発をしたのが高木さんです。
素材すべてがリサイクル。
リサイクルとは思えないほどの美しさ。
その小さなタグに生まれた子の名前や体重を書き添えると出産内祝いになった。
感謝の気持ちを書き添えれば様々なお米ギフトになった。
この小さな米型のタグのおかげで、単なるお米のギフトが「アンコメの祝い米」になった。
アンコメの祝い米はこうして今も独自の進化続けている。
何より僕の創造力をかき立ててくれている。
その高木さんが1月29日に亡くなった。
晩年、僕によくこう言ってた。
ー アンコメさんね〜 儲けじゃないだよ、技術は社会の役に立たなきゃダメだだよ。わかるかね?
そのスピリットは多くの仲間たちに継承されている。
だから安心して旅に出られますよ。
ザイルとピッケルも用意したし、ヨットも舳先を海に向けておきました。
まったくもって強烈にカッコいい親父だった。
紙漉野郎よ永遠に!
_
Candle in the Wind - Elton John |
西浦へ | |
今シーズンの岩崎さんのみかんは完売しました。たくさんのご注文ありがとうございました。次回入荷は12月です。
伊豆半島上空には雪雲。霙交じり雨、外気温2℃。
急峻な坂道を登ると岩崎さんのみかん畑があった。
みかん畑は斜面を除くと約1町歩あるそうだ。
― みかんの木いっぽんいっぽんの様子を見ながら肥料過多にならないようにしているんですよ。
何年も前に木を見ていたらこれまで常識とされていた栽培セオリーに疑問を持ったそうだ。
けっして肥えた土壌じゃない。どちらかといえば痩せている。
じつは田んぼでも同じはなしをたくさん聞いてきた。
勉強になります。ありがとうございました。岩崎さん。
沼津西浦岩崎さんの青島みかん 5キロ(Lサイズ)2400円
*この後いよいよ「寿太郎みかん」が入荷します。乞うご期待ッ!
画像上:振り返ると小さな入り江が見えた。霙交じりの雨は止んできた。 |
書く、描く、掻く。 | |
手描き版ankome通信。
もともとankome通信は手描きが最初だったから、
正確にはこのホームページこそは、Web版ankome通信と言うべきだろうな。
手描き版の最初に描きはじめたのは、もうかれこれ20年ほど前のこと。
アンコメ(当時はアンコメって言ってなかったけど)が、やっていること、
考えていることをお客様に伝える手段として描き始めた。
米屋に入店して間もない僕は、ここで日々行われていることがすべて新鮮だった。
やってる本人たちにとっては日常的業務であることでも、
外からの視点で客観的に見ることができた当時の僕にとっては、
よく考えられている仕組みだな〜。家業とはいえなかなか凄いことやっているな〜と、思ったわけです。
そこで初期のankome通信(当時は安東米店通信)は、その視点で描き始めたと記憶している。
何としてでもこのよくできた米屋という商いカタチ、その存在理由を説明したかった。
それから20年が経ち、今日その最新版を描きあげた。
最初のコンセプトからはだいぶん変わったけれど、スピリットはそのままのつもりです。
僕はいつも、文章も絵も描くように表現したいと思ってる。
そこで「書く」ではなく「描く」とあえて表現しているのはそういう理由です。
あ〜、それから・・・よく頭を掻くのは僕の癖ですね。ぽりぽり。
_
Bonnie Rait& John Prine - Angel From Montgomery
|
じゃ。また。 | |
数日前のこと。午後から仕入れに出かけた。
農家2軒。共に友人。
荷物を積む。支払いが済んだら縁側でお茶。
すっかり晴れた。冬の日差し。あったかい。
目の前にしだれ桜の大木。その向こうに茶畑。
いつ来ても心地よいところ。
自製のお茶をすすりながら3代目がポツリ言う。
そこの木も、あっちの木もちゃんと剪定したり周辺をきれいにして誰が来てもいいように全体を整備したいんですよね。
こういう仕事ははっきりとお金になる仕事、稼げる仕事でないからついつい後回し、
あるいはそのままになってしまうという。
とてもよく分かる。
よくわかるけど・・・ちょっと待てよ。
正月、ボ〜ッと考え事をしていた時に気付いたことの中にこのことがあった。
この空間は彼の家のモノだけど、本当にそれだけのコトなのかな?
この農園からは農作物を美味しくいただくことだけでなく、
その農作物が生まれる空間まるごと味わうことについて
僕らはもっと主体的に関わってもいいんじゃないかな・・・?ってこと。
この家のモノであるこの空間は、同時にみんなのコトにしていいんじゃないかな?と、思ったわけです。
だって、今より
少しだけ美しく、少しだけ心地よく、少しだけ魅力的であったらどんなにいいだろうか。
今、茶飲みしているこの縁側が外でもなく内でもないような開かれた空間であるように
僕が今、ちょいと腰掛けていいくらいのささやかな量的関わりを持ってもいいんじゃないかな。
と、思ったわけです。
お茶、美味しかった。
ごちそうさまでした。
じゃ。また。
_
rei harakami - first period
|