TOP  >  ankome通信  >  米屋のいい訳
森へ
森へ

 

年に一度は訪ねたい。
自分が行けない時には誰かに託す。

 

この森を訪ねたら稲作の一年を振り返る。そして感謝する。
とくに2011年は、思いが混沌として深い。
その混沌さは今もってどうすることもできない重いものだけど
混沌としている・・・ということをありのまま理解することだと気づくに至った。
森に行くというのは、そういうことなのだと思う。

 

そして同時に気持ちが改まる感じがした。
それから次の年の稲作のことを考え始めるのだ。

 

2012年、平成24年産の栽培計画。
さあ始めよう。

_

 

Bach - Sonata G Major BWV 1027 - Adagio

2012年02月13日 [ 3582hit ]
職場体験初日。
職場体験初日。

 

今日と明日の2日間、中学生女子Mさんが職場体験。
初日の今日は午前中スタッフYと共にアンコメ3号車で営業へ。
行く先々でお客様に可愛がっていただいたらしく店に戻ってくるやいなや発した一言は・・・

 

― 楽しいです!

 

11時半からはアンコメ職場体験恒例のごはん炊き。
スタッフ試食用のお米(新潟しろくまコシヒカリ)を土鍋スイハニング。
アンコメ流をマンツーマンで伝授するのだ!

 

そう言えば・・・以前職場体験に来た男子(今は高校生)はそれ以来、
家のごはん炊きは自分のしごととして、日々スイハニングしているそうだ。いいね。

 

午後はスタッフTの営業車アンコメ2号車でまたまた営業。
途中店に戻ってからは商品のポップ描き。
Mさんは字も上手。絵心もあるから楽しそうに描きまくっていた!やるね。

 

明日もほぼ同じスケジュールの予定。
充実した職場体験になるといいな。
_

 

画像:炊飯水量を軽量中。今日は浸漬米重量×0.95で決まり!
 

2012年02月08日 [ 3513hit ]
ラジオ
ラジオ
 
ラジオは小さい頃から聴いていた。
祖父が相撲や野球中継をよく聴いていたからだ。
小学5年生の時にラジオを作った。
FENが外国の放送だと思ってよく聞いていた。おかげで洋楽が好きになった。
学生時代はFMをよく聴いた。
レコードを買うお金がないので好きな音楽番組をまるごと録音した。
クルマに乗るようになると大切な情報源となった。
配達のクルマの中では音楽よりむしろトーク番組に耳を傾けた。
地域限定のコミュニティFMが開局する頃から
番組に呼ばれ拙いながらも喋る機会をいただくようになった。
 
前置きが長いね。(すんません)
 
先々週地元のFM局KMIXの取材を受けた。
松下さんと二人でカミアカリについて喋った。
オンエアは先週の土曜日だったのだが、すっかり記憶から消えていた。
で、月曜日お店のメール開いて驚いた。
 
― なんで今日、こんなにカミアカリの注文が入ってるんだろ・・・?
 
で、ようやく気づいた。ラジオだ。
ご注文の中には、
偶然ラジオでカミアカリのことを聴いて興味を持った。
という方もあった。ありがたや。 
 
ラジオっていいですね。
出会うことのなかった人とこうしてつながる感じ。
そういえば、飯炊きの友、スイハニストの彼もラジオがきっかけだったな。
 
ラジオに感謝。
 
 
 
KMIX番組ブログ(アホなことやってるのが私)
_
 
画像:1月17日午後、カミアカリたべながら取材中。
 
 
2012年02月06日 [ 3700hit ]
青空ルーシー×スイハニング
青空ルーシー×スイハニング
 
今日は朝からユーカリのくらたさんで行われているイベント「青空ルーシーダットン」にてスイハニング。
ルーシーダットンとはタイ式ヨガのこと、
じつは最近、このタイ式ヨガを初めたばかりなんです。私。
そこで屋外で度々行われるこのイベントに友情、応援、ちょい営業で参加したというわけ。
 
15名ほどの参加人数ということで今回は羽釜でスイハニング。
燃料は薪。それも熱量の大きいユーカリの端材。ユーカリのくらたさんならでは!(サンクス!)
スイハニングしたお米は、有機栽培福島会津熱塩加納町菅井さんのコシヒカリ2キロ分。
天気は良かったけれど低温ということもありプレヒートをしっかりやってから本火とした。
 
ユーカリパワーは凄まじくあっという間に沸騰。
逆にパワーをコントロールするのにひと苦労。汗。
それでもきっちり美味しくスイハニングできましたよ。
 
スイハニング後はカマドの置火で、とろサンマを焼いた。
なかなかゴージャスでしょ。
ルーシーですっかりほぐれた身体にはやっぱりごはん。
気付けば皆さんたっぷりたべまくってました。笑。
 
ユーカリのくらたさんゆるりら中村さん、ありがとうございました!
次回、青空ルーシー×スイハニングでは玄米食専用品種巨大胚芽米カミアカリスイハニングさせていただきます!
_
 
 
2012年02月06日 [ 4020hit ]
寒波襲来、鬼襲来。
寒波襲来、鬼襲来。
 
朝、店の前の蛇口を捻っても水は出なかった、
凍てついていた。
 
節分は毎年鬼が来る。
そして豆まきをする。
 
寒かった。
春はまだか?
 
いえいえ、この寒さもう少し味わいたい。
強がりです。
いや、そうでもないな。
 
gary karr - Vocalise Rachmaninoff
2012年02月04日 [ 3613hit ]
節分だ!鬼が来るぞ〜。
節分だ!鬼が来るぞ〜。

 

毎年節分恒例、アンコメに鬼がやって来ますよ〜。
今年は夕方5時ごろ。
すでに駿府の名刹、大竜山臨済寺方面作戦本部よりじきじきに連絡が入りました。

 

思えばアンコメに鬼が襲来するようになって今年で9年目。
襲来の日には家族、社員、たまたま居合わせたお客さま
通りすがり方、友達等々が一丸となって豆まきして戦うのです。
そのおかげか、この10年間というもの厳しいながらも何とかやって来れました。
ありがたや〜。

 

本格的な豆まきを体感されたい方はこの機会にぜひお集まりください!
小さいお子さんも大歓迎。(でもマジで泣くよ〜)
豆は鬼のスタッフさんが持参されるので手ぶらでOK!ストレス解消にぜひいかが!

豆まきフリークたちよ!共に戦おうぞ!


2月3日(金)17:00頃 

参戦希望の方は16:30頃からボチボチお集まりください!
※鬼たちは突然襲来することがあります。ご注意ください!

_

 

Wagner - Die Walkure
 

2012年02月02日 [ 3799hit ]
追悼 紙漉野郎
追悼 紙漉野郎
 
アンコメの祝い米が生まれる上で、この人の尽力なくしては語れない。
高木正吉さん。
第一クリエイティブ社長。
いや、僕はあえてこう呼ばせてもらう。
紙漉野郎。
 
アンコメの祝い米でおなじみのエコ米タグ、米型のメッセージタグ。
このタグを開発をしたのが高木さんです。
素材すべてがリサイクル。
リサイクルとは思えないほどの美しさ。
その小さなタグに生まれた子の名前や体重を書き添えると出産内祝いになった。
感謝の気持ちを書き添えれば様々なお米ギフトになった。
この小さな米型のタグのおかげで、単なるお米のギフトが「アンコメの祝い米」になった。
アンコメの祝い米はこうして今も独自の進化続けている。
何より僕の創造力をかき立ててくれている。
 
その高木さんが1月29日に亡くなった。
晩年、僕によくこう言ってた。
 
ー アンコメさんね〜 儲けじゃないだよ、技術は社会の役に立たなきゃダメだだよ。わかるかね?
 
そのスピリットは多くの仲間たちに継承されている。
だから安心して旅に出られますよ。
ザイルとピッケルも用意したし、ヨットも舳先を海に向けておきました。
 
まったくもって強烈にカッコいい親父だった。
紙漉野郎よ永遠に!
_
 
Candle in the Wind - Elton John
2012年02月01日 [ 3641hit ]
西浦へ
西浦へ

 

今シーズンの岩崎さんのみかんは完売しました。たくさんのご注文ありがとうございました。次回入荷は12月です。

 

伊豆半島上空には雪雲。霙交じり雨、外気温2℃。
半島の付け根、沼津市西浦。
西浦みかんの故郷。岩崎さんの農園を訪ねた。

 

急峻な坂道を登ると岩崎さんのみかん畑があった。
振り返ると入り江が見えた。
どこかで見たことのある風景。のんびりとした光景。
小津の映画か?寅さんか?

 

みかん畑は斜面を除くと約1町歩あるそうだ。
登りも下りもなかなかタフだ。
農道脇には木造のみかん貯蔵倉庫。
引き戸を開ける。みかんの香り。青島みかん1個いただく。
ほどよく酸が抜けていた。ただ甘いだけじゃない。

 

― みかんの木いっぽんいっぽんの様子を見ながら肥料過多にならないようにしているんですよ。

 

何年も前に木を見ていたらこれまで常識とされていた栽培セオリーに疑問を持ったそうだ。
そこで試しに数本だけこれまでの肥料体系を見直してみた。
するとその年に収穫したみかんに問題の症状が出なくなった。もちろん味も良くなった。
しかも歩留まりも良くなった。
そうやってこれまで園全体を育ててきたそうだ。

 

けっして肥えた土壌じゃない。どちらかといえば痩せている。
痩せているから肥料をやりたくなる。
やることが熱心な栽培だと思う。それが人情ってもんだ。
でも痩せているからこそ、コントロールがしやすくなる。
もともとの地力の基準点、ゼロ点が容易に発見できるからだ。
それがわかると木が必要とするちょうどいい肥料の量とタイミングに気づく。
岩崎さんはそれに気づいた。

 

じつは田んぼでも同じはなしをたくさん聞いてきた。
みかんも稲も農作物である前に植物だってこと。
木を見る。稲を見る。
そこにかかわり方の全部が書いてある。

 

勉強になります。ありがとうございました。岩崎さん。
それにしてもこのみかん、たべすぎに注意だな。ふふふ。
_

 

沼津西浦岩崎さんの青島みかん
1キロ350円

5キロ(Lサイズ)2400円
10キロ(Lサイズ)4700円


レモン
1個80円 2個150円

 

*この後いよいよ「寿太郎みかん」が入荷します。乞うご期待ッ!
_

 

画像上:振り返ると小さな入り江が見えた。霙交じりの雨は止んできた。
画像中:みかん貯蔵小屋。木造が温度と湿度をちょうどよく守っているそうだ。
画像下:園主の岩崎さん。
 

2012年01月25日 [ 4387hit ]
書く、描く、掻く。
書く、描く、掻く。
 
手描き版ankome通信。
もともとankome通信は手描きが最初だったから、
正確にはこのホームページこそは、Web版ankome通信と言うべきだろうな。
 
手描き版の最初に描きはじめたのは、もうかれこれ20年ほど前のこと。
アンコメ(当時はアンコメって言ってなかったけど)が、やっていること、
考えていることをお客様に伝える手段として描き始めた。
 
米屋に入店して間もない僕は、ここで日々行われていることがすべて新鮮だった。
やってる本人たちにとっては日常的業務であることでも、
外からの視点で客観的に見ることができた当時の僕にとっては、
よく考えられている仕組みだな〜。家業とはいえなかなか凄いことやっているな〜と、思ったわけです。
 
そこで初期のankome通信(当時は安東米店通信)は、その視点で描き始めたと記憶している。
何としてでもこのよくできた米屋という商いカタチ、その存在理由を説明したかった。
それから20年が経ち、今日その最新版を描きあげた。
最初のコンセプトからはだいぶん変わったけれど、スピリットはそのままのつもりです。
 
僕はいつも、文章も絵も描くように表現したいと思ってる。
そこで「書く」ではなく「描く」とあえて表現しているのはそういう理由です。
 
あ〜、それから・・・よく頭を掻くのは僕の癖ですね。ぽりぽり。
_
 
Bonnie Rait& John Prine - Angel From Montgomery
 
2012年01月21日 [ 3787hit ]
じゃ。また。
じゃ。また。
 
数日前のこと。午後から仕入れに出かけた。
農家2軒。共に友人。
 
荷物を積む。支払いが済んだら縁側でお茶。
すっかり晴れた。冬の日差し。あったかい。
目の前にしだれ桜の大木。その向こうに茶畑。
いつ来ても心地よいところ。
自製のお茶をすすりながら3代目がポツリ言う。
 
そこの木も、あっちの木もちゃんと剪定したり周辺をきれいにして誰が来てもいいように全体を整備したいんですよね。
 
こういう仕事ははっきりとお金になる仕事、稼げる仕事でないからついつい後回し、
あるいはそのままになってしまうという。
とてもよく分かる。
よくわかるけど・・・ちょっと待てよ。
 
正月、ボ〜ッと考え事をしていた時に気付いたことの中にこのことがあった。
この空間は彼の家のモノだけど、本当にそれだけのコトなのかな?
 
この農園からは農作物を美味しくいただくことだけでなく、
その農作物が生まれる空間まるごと味わうことについて
僕らはもっと主体的に関わってもいいんじゃないかな・・・?ってこと。
この家のモノであるこの空間は、同時にみんなのコトにしていいんじゃないかな?と、思ったわけです。
 
だって、今より
少しだけ美しく、少しだけ心地よく、少しだけ魅力的であったらどんなにいいだろうか。
今、茶飲みしているこの縁側が外でもなく内でもないような開かれた空間であるように
僕が今、ちょいと腰掛けていいくらいのささやかな量的関わりを持ってもいいんじゃないかな。
 と、思ったわけです。
 
 
お茶、美味しかった。
ごちそうさまでした。
じゃ。また。
 
_
 
rei harakami - first period 
2012年01月20日 [ 3576hit ]
251 - 260 件目 ( 649 件中)    1 ... 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 ... 65