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ありモノ探しから

 

以前、僕が関わっていたワークショップの参加者のひとりから釜戸づくりの相談を受け山梨県へ行ってきた。現場は築二百年という旧家、来春までにリノベーションを行い宿泊施設にするという。釜戸を作るのは同じ敷地内にある納屋で、もとは馬小屋だったという切妻屋根の小屋であった。希望はご飯炊きはもちろん、バーベキューもできれば・・・という希望であった。壁が2方向しかない風通しの良い環境であることと、予算も少ないことから、あまり凝った作りではなく、足元にある材料を工夫して、まずはDYIでできる釜戸を作ってみては?との提案をした。そこで敷地内に何か素材となるものがないだろうかと散策したら、おあつらえ向きのモノが見つかった。それがコンクリート造りの土管だ。「これを上手く加工すれば、とりあえず釜戸として使えるようになるよ・・・もちろんバーベキューにも・・・」そんな提案をしたのだ。

燃焼効率に拘り、凝った釜戸を作り精緻な煮炊きをすることも楽しいけれど、ありモノで工夫して煮炊きするのもまた楽しい。いづれにしても美味しいご飯が炊けることは、かつてフランスの地で簡易的に釜戸を作り、スイハニングした経験からも実証積み。まずはやってみることがなによりも大事。そうして少しづつ釜戸と共に煮炊きの技を進化していくと、道具や場所に縛られず自由自在に煮炊きを楽しむことができるのです。

2021年10月24日 [ 112hit ]
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