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種子である。
種子である。

 コーヒーは木の実、種子である。米は草の実、これもまた種子である。そのあたりまえのことに気付いたのは、彼(創作珈琲工房くれあーる)と友人関係になった15年くらい前のことだ。当時の僕らは今以上に、もがいていた。

 

 どうしたら良い素材を手に入れるか?

 適切に加工するとは、どんなことなのか?

 きちんと味わうとは何なのか?

 

 当時それらの情報は、玉石混淆であったと今にして思う。知りたいという欲求を満たす方法は、自分の足で探すしかなかった。
 ある日、彼がアメリカのコーヒーロースターが云ったという言葉を教えてくれた。

 

 From a seed to a cup. 「種からカップまで」


 僕らがそれぞれの世界で、納得できる情報を得るための大きなヒントだった。その頃から彼はコーヒー生産国に出掛けるようになり、同時にロースト技術を一から学び直すことを始めた。僕はといえば、週末になると藤枝の田圃へ出掛け有機栽培稲作を学びながら土鍋による炊飯実験に明け暮れた。そしてある日、田圃からお茶碗までに至る流れの様子を曇りなのない目で俯瞰できるようになっていた。

 

 一杯のコーヒー。一杯のご飯。それらは小さな種子の集合体。そして多くの人を魅了し続けている。その魅力の秘密を、すべて知りたいという欲求は今も変わらない。だから今も変わらず、もがいている。

 

画像:このロースターマシンで、できる限界を感じている。もっと良い道具が欲しい。だけどこのマシンで皆が驚く世界レベルの味と香りを作ってきた。それが彼の自信であり、プライドでもある。

 

アンコメでも販売しているくれあーるのコーヒー

くれあーるNO1ブレンド 200g 924円

電話番号054-654-8302
郵便番号〒422-8076
住所静岡県静岡市駿河区八幡3-5-4
2010年04月02日 [ 3319hit ]
朝いち「お土産米」を作る。
朝いち「お土産米」を作る。

 店を開けて間もなく、知人で大学の先生のされているHさん来訪。これから伊豆へ行く手土産で、静岡のお米を少しだけ持って行きたいとのこと。アンコメのオススメというリクエストだったので、すかさず磐田太田農場産ハツシモをチョイスした。
 1キロ入りを4つ、最近入荷したばかりのコットン製1キロ袋に詰め、お米のウンチクをプリントしたポストカードを付け完成。Hさん、それを愛車のスリーポインテッドスタークーペの助手席に積み、颯爽と伊豆へ向かって行った。

 

 ところで、静岡らしいお米というリクエストをいただくことが最近とても多い。ふつうなら「静岡コシヒカリ!」とベタなところをオススメするのが一般常識なのかもしれないが、アンコメは違う。
 そんな時必ず選ぶのがこの2つ。磐田太田農場産「ハツシモ」藤枝松下さんの「あさひの夢」である。どちらも明治時代の人気品種「旭」の系統の品種で、大粒で、ややしっかりとした触感、噛むほどに奥から湧いてくる味が特徴の米。雪の降らない暖かな静岡ならではのマラソンランナーのごとき、ゆっくりと成熟する品種の仲間である。
 そういう仲間(中生の晩〜晩生の晩)を、アンコメはあえて静岡型と呼んでいる。静岡でしかできない風土と仕事の集積が、静岡型の風味風合いを作る。

 アンコメなら、お土産米は、これだと思う。

2010年03月29日 [ 3755hit ]
2000アンコメ米バッグ。
2000アンコメ米バッグ。

 静岡の、とある企業が発行している情報誌、その読者プレゼントのために作ったのでがコチラ。アンコメの祝い米のスタンダードスタイルそのままですが、エコ米タグに描き込んだメッセージは「ご当選おめでとうございます。」
 アンコメが選んだスペシャルなお米を5キロパッケージしました。中身はまだナイショ。情報誌の発行は、もう少し先ですが静岡市内の方なら相当数見る可能性のある情報誌ですので、楽しみに待っていてください。

 

 ところで、アンコメの祝い米が入っているロゴ入り米袋。通称アンコメ米(マイ)バッグと呼んでいるコットン製の袋。もらった方は、その後どんな使い方をしているのかが気になります。

 じつはこの袋、もともとお米専用のエコバッグのつもりで開発したのですが、ギフト用のパッケージとして人気を呼び、現在のアンコメの祝い米スタイルを作ったというわけです。ですから、この袋を持ってアンコメにお米を買いに来ていただければ、アンコメ米バッグユーザーサービスの、おむすび1個分のお米増量のサービスを受けられるというわけです。いいでしょ。
 すでに2000枚近く作りましたから、それだけの数の方が増量サービス可能というわけです。アンコメを初めてご利用される方であっても、アンコメマイバッグを持っている方なら、誰でもこのサービスが受けられます。もしお家あったら、ぜひアンコメにアンコメ米バッグ持参で、お越しください。

2010年03月25日 [ 4335hit ]
新プロジェクト始動。
新プロジェクト始動。

 「米屋のいい訳2月12日号」でレポートした作業所でのエコ米タグ制作がいよいよ始動することになった。
 じつは今日、これから制作することになる「NPO法人てのひら」が運営する「グループショップぱれっと」に、第一クリエイティブ社製の真新しい紙漉きマシンが導入されたのだ。導入されたマシンはハガキサイズタイプの小型モデルで、アンコメのエコ米タグは、「グループショップばれっと」の皆さんが、このマシンを駆使して生み出していくというわけです。

 最初は機械に慣れることから始めるので、製品の本格製造はもう少し先になるかもしれませんが、いずれ「ぱれっと」さんならではの、オリジナリティあるエコ米タグが生まれる日も、そう遠くないと思います。

 「ぱれっと」さんでは、このマシンを導入したことで、ハガキや名刺などの製造をはじめ、アンコメのエコ米タグのようなオリジナルの型(米型:最大ハガキサイズまで)での再生紙100%素材の紙漉き製造の受注ができるようになります。

 というわけで、ここからは営業です。このプロジェクトにご興味ある方、何かアイデアをお持ちの方、製造を依頼されたい方はぜひ「アンコメ」あるいは「ぱれっと」さんまでご連絡ください。どうぞよろしくお願い致します。

2010年03月24日 [ 4359hit ]
お気に入りを少しだけ。
お気に入りを少しだけ。

 日常的にカメラが近くにあって、出掛ける時にもいつも鞄か、もしくは手に持ってパチリパチリと撮っている。仕事柄、田圃をはじめ農村へ出掛けることが多いので、自然と被写体はそういう場面が多い。天気が良い日もあれば、悪い日もある。それでもその日には、その日にしかない出会いがある。そういうことがとてもうれしい。もしかすると忘れてしまうかもしれないそんな記憶の断片を、一枚の写真が思い出させてくれる。だからいつもカメラを持って歩いている。

画像上:牧ノ原台地の茶畑、横殴りの雨の中、徒歩で橋を渡った先に広大な茶園が現れた。

画像下:いつものカット。空の色合いが印象的だった。まだ寒い2月下旬頃。

2010年03月24日 [ 2801hit ]
花見deスイハニング。
花見deスイハニング。

 今日は、お茶ツーリズムのお手伝いで、市内大塚ぶどう園さんの満開の枝垂れ桜の下、スイハニング(炊飯ing)してきました。
 お米は、巨大胚芽米カミアカリ(玄米食専用)と、静岡森町堀内米キヌヒカリ。どちらもおなじみアンコメの人気米です。


 本日のツアー参加者は25名。スタッフを含め30人分、一人一合トータル3升分を、土鍋6個と炊飯器4台を駆使して時間差スイハニング。そのココロは、「炊きたてベストコンディションで食べていただきたいから。」
 ところが、途中で土鍋を積み忘れたことに気付き店まで取りに走るハメに!(泣)しかし、なんとかギリギリに間に合い、無事、花見のランチタイムは実現したのでありました。

 

 ところでここ数年、勉強会を含め様々なところでゴハン炊きのデモンストレーションすることが多く、その度ごとに相棒アンクルJ氏を富士から呼び、ゴハン炊きに興じているわけです。
 じつは今年、そんな依頼がすでにいくつか入っていてることもあり、はてさてどんな風に活動したら良いものかとアンクルJと相談した結果、冗談半分で、こんな団体を結成することになったのです。
 団体名は、「エクストリーム・スイハニング・インターナショナル(ESI)」。じつは一昨日結成したばかりなので、メンバーはアンコメ店主とアンクルJ、そして今日、加入したばかりのグレープオオツカのたった3人です。
 活動内容は、炊飯の創造的研究と実践、イベント参加、有事の際の炊き出し等々・・・。まあ簡単に言うと、色んなところで「スイハニングしたい」だけなわけです。

 というわけで、ESIにとって今日は最初のミッションだったわけです。そんな記念すべき第1回目にあっても、「土鍋を忘れる」というエクストリームな状況に陥ってしまうあたりがこの団体名の真骨頂なのかもしれませんね。(笑)
 

 ESI、次は4月末に清水港でスイハニングする予定!乞うご期待!(詳しくは告知します)

2010年03月21日 [ 5833hit ]
枝垂れ桜のもとで。
枝垂れ桜のもとで。

 今週末、静岡市内で行われるお茶ツーリズムで、ご飯炊きのお手伝いをすることになった。今日はその事前打ち合わせで会場の大塚ぶどう狩り園へ伺った。
 現場に入って驚いたのは、園内に鎮座する枝垂れ桜の巨木。樹齢20年とは思えないほどの立派さで、今はちょうど八分咲き。あまりにも美しいので、打ち合わせそっちのけで、その桜をしばし愛でさせていただいた。たぶんこの週末は満開のはず、そのもとでご飯炊きをする。なんと幸せなことか〜。

 

お茶ツーリズム 製茶問屋の仕事拝見と農家の枝垂桜(3月20日)
詳しくは、(株)そふと研究室旅行センターへ。

2010年03月17日 [ 2578hit ]
アンコメの取扱説明書【1】アンコメのギフト。
アンコメの取扱説明書【1】アンコメのギフト。

 アンコメのギフトと云えば、祝い米が象徴的だけど、じつはそれだけじゃないのです。お店にご来店いただいた方はご存知だとは思いますが、アンコメはお米だけじゃないんです。調味料から麺類、ご飯の友、乳製品やお菓子(お煎餅、ケーキ、ジェラートetc)、天然果汁、珈琲、お茶などのドリンクなど、全部あわせると500アイテム位の商品があるんです。
 これら商品は店主がここ20年で、見つけた、出会った、商品たちで、現在進行形で日々変化しています。

 

 アンコメ使いの熟達者たち(お客様)は、よくこんな使い方をされます。
予算が・・・円、差し上がる方は・・・の感じの方なんですけど、ちょっとだけコダワリのある感じでギフトセット作ってくれませんか・・・

 

 こんなご注文をいただくと、アンコメスタッフたちは脳みそフル回転で店内の商品を、あれこれアッセンブルしながら、オリジナルのギフトを作り上げるのです。画像のこれも最近ご用意したホワイトデーギフトです。
 ラ・ローザンヌのクグロフ+べにふうきショコラ+香ばしほうじ胡麻ほうじ(ほうじ茶ティーパック)。仕上げはエコ米タグに「有難し」(ありがとうの語源)を描き入れて完成。製造元の異なる魅力的なそれぞれを、アンコメがアッセンブルすることでオリジナルギフトに仕立てました。

 どうですか?アンコメの使い方のほんの一部ですが、お分かりいただけたでしょうか?

2010年03月16日 [ 3704hit ]
エクストリームスイハニング
エクストリームスイハニング

 アンコメ店主が4年ほど前から、いっしょに炊飯を学んでいる仲間がいる。彼をアンクルJと呼んでいる。じつは、彼とコラボして仕事をすることになった。正直、仕事と云うより「遊び」の部分の大きいけれど。それを、ひと呼んで「エクストリームスイハニング」と呼ぶことにした。

 エクストリーム(extream)は、極限、極度、極端という意で、近年ではエクストリームスポーツなんかで、よく耳にする英語の語彙。スノーボードやマウンテンバイクなど様々なスポーツで、エクストリームは存在してますね。面白いところでは、「エクストリームアイロニング」なんてのが有名だね。

 

 じつはこの4年、アンクルJは、アンコメ店主の無理難題に答えるべく、様々な環境で、しかもかなりの極限状態でご飯炊きに挑戦し結果を出してきた。これらの経験は、けっして望んだことではなかったかれど、アンコメが関わっている仕事は、ついついそういう状況を生んでしまうらしくアンクルJには、その時々に彼の持つ力をフルに発揮しつつ、難局を乗り切ってきた。それは、云うまでもなく「エクストリームスイハニング」に違いなかった。

 それが可能になったのも、彼が米がご飯になるための化学変化を、きちんと学び、ご飯炊きに関わる伝説や迷信の意味を知ったからこそ、可能になったのだと思います。

 そんなアンクルJと、3月、4月、5月と、様々場所で開かれるイベントでご飯炊きをすることになりました。会場はすべてアウトドア。いずれも飯炊きのベストコンディションとはいえない状況で、旨い飯(白米と玄米)を炊くことに挑戦することになりそうです。はてさてどうなることやら・・・頼むぜアンクルJ!

 

画像:09年9月、松下さんの田圃脇にて。じつはこの後、とんでもない事態に遭遇したが、その難局を乗り越えた。「エクストリームスイハニング」を意識したきっかけとなった日である。

2010年03月15日 [ 3286hit ]
身近な旅へ、お茶ツーリズム。
身近な旅へ、お茶ツーリズム。

 以前このコンテンツ、2月13日にメッセージしたお茶ツーリズムに参加した。
 天気、雨。けっして良いコンディションではなかったけれど、またしても、今まで気付かなかった、知らなかった茶のある世界を体感させていただいた。それも「雨だからこそ」だったのかもしれない。

 

 最初に訪れたのは、市内藁科川筋の新間、森山さんの茶畑である。急峻な山間地に開かれた茶畑で、いわゆる本山茶と呼ばれるエリア。山の茶と形容されるその味わいは、草っぽい香りと味。山間地であるため日照が柔らかなことが山の茶の魅力を醸し出す最大の力。森山さんはその魅力にさらに磨きをかける探求に夢中だと云う。厳しい環境だからこそ生まれる個性と魅力がある。それをポジティブに捉えない限りオリジナルは生まれないのだ。

 

 次に向かったのが牧ノ原台地。大井川に架かる世界一長い木造橋脚「蓬莱橋」を徒歩で渡り台地に入る。台地の茶畑は、山の茶畑とはまったく違う趣、ここは日照も強いこともあり、葉が厚く生長する。その特徴を生かした栽培方法や製茶方法が確立されいる。そういう台地のお茶の象徴する茶園がある。それは台地のほぼど真ん中ある向笠園さんである。


 園主の向笠さんがにこやかに迎えてくれた。ここの魅力は何と云っても、品種別のお茶。そのお茶を、喫茶去庵と呼ばれるご自宅の離れでいただいた。この庵、縁側からはお茶畑が見えるとても贅沢なシチュエーション。その贅沢な空間で、向笠さんの品種茶を堪能させていただいた。

 じつは、ある品種茶をいただいた時に、いつものように香りを採る作業(クンクンする)をしていて、ある香りを感じとった。すぐさまその香りを言葉に変換して周りの方に、その言葉を投げかけてみた。
 皆は「え〜そぉ〜?」という反応であったが、自分にはその言葉のニュアンスを確実に感じたのだった。じつはその香り、お茶では今まで感じたことがなかったような香りだったのです。お土産にそのお茶を買い求めたので、自宅で再度確認するつもりです。

 

 そんな新しい発見もあったお茶ツーリズムでありました。このような農と人と食に関わるツーリズム、そふと研究室旅行センターが多数企画しています。ご興味の方は、ぜひ参加してみては。じつは今年の夏、アンコメ×そふと研究室旅行センターで、お米ツーリズムを企画しています。近々に発表致しますので、こちらも乞うご期待!

 

画像上:新間、森山さんの茶畑。

画像中:車中より、牧ノ原台地。

画像下:喫茶去庵より、河津桜。

2010年03月07日 [ 3383hit ]
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