毎年この頃が来ると必ず耳にすることば、「暑さ寒さも彼岸まで、昔の人はよくいったもんだねー」やっぱり今年のお彼岸もそのとおり夏は去り本格的な秋を向えた。天気予報は「今朝の気温は10月下旬か11月上旬の気温」と伝えている。タンスの奥からお気に入りのハンターグリーンのP社製シンチラジャケットを引っ張り出し、今このレポートを書いている。
今日は小生の家族、娘とその従兄弟、姉、かみさんの6人で稲刈りツアーに出かけた。これでもかというほどの快晴の青空の下、稲刈りは始まった。といってもほとんどの部分は松下くんがあっという間にコンバインで収穫していく。コンバインが外側から中心へと反時計まわりに走りまわるとそれまで住みかとしていたカエルたちがあわてて逃げ出してくる。その数はハンパじゃない。逃げ出したカエルをさらに子供達が追いかけまわす。カエル達にとっては一難去ってまた一難、ちょっとかわいそうとは思いつつもいっしょになって追いかけまわした。 コンバインから吐き出される刈り取られたばかりの茎をひろいあげ少しだけむいて口にすると、ほんのわずか甘い。そのことを教えると今度はみんなでクチュクチュ始めた。「甘い!甘い!」と喜んでさらに甘そうな茎を探し回っている。 小一時間そんな田圃あそびをしているとコンバインのエンジンが止まった。鎌を持った松下くんが子供達を呼んだ。いよいよわれわれの出番、昔ながらの稲刈りが始まった。最初は四苦八苦していたいちばん上のお兄ちゃんももすぐにコツをつかんでそれなりに刈れるようになった。とその時「それじゃプロのしごとを見せよう」と松下くんが刈り始めた「はやーい!」一秒間に一株くらいのペース(もっと早かった)でどんどん刈っていく、さすがである。「子供のころさんざんやらされたからね」とひとこと、年季がちがうのである。 こうして無事に(松下くんには邪魔だったかな?)稲刈りは終わり、このプロジェクトの松下班のしごとは残すところ乾燥、袋詰めそしていよいよバトンは小生安東米店に手渡されるのである。次回は「松下×安米コシヒカリ食べた!売った!の巻」をレポートします。 |
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9月23日号 稲刈りの巻
( 2001年度 )
2001年01月14日 [ 4143hit ]