TOP  >  ankome通信  >  アンコメ米作りプロジェクト  >  2005年度  >  高野5月1日号 コツコツとやる作業するのみの巻
高野5月1日号 コツコツとやる作業するのみの巻

 日本中がゴールデンウィークと呼ばれる大型連休に入り長い人は10日連続で休暇という人もあるらしく海外旅行に出掛ける人の数が過去最大?などとニュースが伝えている。しかしそんな優雅な日本人はごく一部で僕のまわりの農に関わる仕事の人達はカレンダーの色に関わりなく天気さえ良ければ日のあがる前から働いている。静岡では八十八夜を向かえるこの時期は田植え時期とも重なりお茶と米、両方をやってる生産者は寝る間も惜しんで動き回っているのだ。そんな時、高野くんの田圃を見に出かけた。

 高野くんはいつもの朱色のトラクターを駆り田圃の整備をしていた。この時期の作業は田植え前の田面の水平出しや畔の整備、また周辺の雑草の処理でなどである。周辺雑草については様々な事情から除草剤をやむを得ず使用している。「枯れた後の匂いと風景がどうも・・・」と語るとおりあまり美しいものではない。しかし除草剤というスーパーパワーによってきびしい環境にも関わらず雑草(ほんとうは野草達と呼びたいのだが)は負けてない。畔を虫の目になって観察すると、どっこい畔の隙間から新しい命が芽生えているのだ。生命の回復力というべきか?はたまた除草剤のおかげで先住者がいなくなり都合よく新たな雑草が入居したのか?いづれにしても雑草とはフロンティア精神に溢れしかも強かな生命であることは間違いない。高野くん曰く除草剤に関しては今後はできるだけ量を抑えたり頼らない方向での技術を模索する考えでいるそうだ。高野くんは松下くんのように多くを語らないが見てる世界は同じである。しかし技術的には松下くんにはまだ敵わない。おかれた環境も違えば性格も違う。焦ることはない一つ一つできることから確実にコツコツとやって行けばよいのだ。

 整備が終わればいよいよ田植えのである。予定では大型連休最終日あたりからコシヒカリを皮切りに5月後半まで段階的に田圃の整備と田植えを行う予定。次回の高野号は田植えのレポートをご報告する予定である。


整備


雑草


frontier

今回の時間はこちら
田圃の高低差をなくすために高い部分を削る作業をコツコツとやる高野くん
田圃の高低差をなくすために高い部分を削る作業をコツコツとやる高野くん
2005年01月27日 [ 3128hit ]
このページを印刷
カテゴリ内ページ移動 ( 25  件):     1 ..  14  15  16  17  18  19  20  .. 25