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野草の如し。
 
 
台風が中秋の名月の夜に駆けていった。
短時間ながら、もの凄い風だった。
去年のように強風で叩かれやしないかとヒヤヒヤした。
 
あさひの夢は金曜日(9月28日)までに収穫したから心配はない。
残りは、にこまる。
稲刈りの予定は10月の中旬。
あと2週間ある。
 
— 強風くらいで倒れるような作りはしていない・・・。
 
と、松下が言うように、この田んぼの稲は剛と柔を併せ持ったような育ちをしている。
これまでも幾度となく暴風に晒されても一度も倒伏したことがなかった。
というかイネ科の植物、例えば河川敷や空き地に自生しているイネ科の野草で倒伏しているのを見たことがあるか?
まさにそれと同じで、ここの田んぼの稲は雑草ライクな育ちなのである。
つまり、見かけは栽培しているようでいて、じつは自生しているように生きている。
そんな感じだ。
だから心配はしていなかった。
ではなぜ見に行くのか?
さっきブログを書きながら思ったのは、「暴風でもへっちゃらな姿を確認したかった」ってこと。
実力のほどを自分の目で見たかったってわけ。
 
 
— いい色だろ〜。あと1週間もすれば黄金色に輝くぞ〜。
 
と、言いながら実りをむかえた穂のひとつひとつを手に取る松下。
日々状態を確認しながら、もうじきやってくる刈り時を見極める。
この景色がとても好きだ。今年も、もうじきだ。
 
 
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画像上:あっという間に、この景色。時の経つのは早い。
画像中:風になびいたのはこの穂一本。寝癖みたいでカワイイ。
画像下:先週蒔いたレンゲの種。今日双葉が出ていた。稲刈り前に翌年の2準備がすでに始まっている。
2012年10月01日 [ 6411hit ]
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