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恐れることなく驚くこともない・・・
 
 
— この辺りで田植えしてるのは俺くらいのもんだよ・・・。
 
毎年のことながらこの志太平野広しといえど今頃(6/3)田植えをしてるのは松下くらいのものだ。
今日も携帯でどこにいる〜?と聞くと、工場の向こう・・・すこし離れたところ・・・。
それだけですぐわかる。
ああ、あそこにいた。
 
— 「にこまる」植えてんだ・・・。
 
カミアカリにはじまり、早稲品種を数種、次に中生品種「あさひの夢」それからこの「にこまる」
この後に控えてるのがお酒になる晩生品種。
つまり今は後半戦のはじまりというわけだ。
 
− 調子はまあまあだよ・・・。
 
例年よりも涼しい日、雹が降るような荒れた天気もあったけれど、
大きな遅れもなく苗のトラブルもなくここまで来たという。
 
重要な話しなのだけど僕にとってはそれほどワクワクする話しではない。
こんな風に言うと誤解されそうだけど・・・
つまりそんなこと毎年のことで、この松下という人の稲作というのは、何が起きようが秋がやって来る。
秋に出た結果まるごと彼の作品そのものなのだから、良いも悪いもないのだ。
僕はその状態に萌えている。
僕のその萌える感じのことを農学博士のI氏は彼らしい言葉でこう表現していた。
 
— 何がどうということではなく、総合的に完成している。
 
またこうもいってた。
名人芸ですよ。これはつまり。
 
ひと言でいえるようなキャッチーで派手な何かがあるわけではないけれど・・・
調和というのか・・・
 
no alarms and no surprises・・・
恐れることなく驚くこともない・・・
 
ああ、表現が難しい・・・
 
詳しいお話しは7月1日のカミアカリドリーム勉強会へお越しください。
きっとその総合的に完成しているという完成っぷりの状態をI博士が語ってくれると思います。
 
 
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画像上:5月26日に田植えしたカミアカリ。ちょうど根が付いた様子。すでにホウネンエビが出現している。
画像中:にこまるの苗。すべて自家製である。
画像下:畦談義情景
 
 
 
2012年06月08日 [ 6470hit ]
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