22年産巨大胚芽米カミアカリ4生産者全部揃いました。
11月7日に行われた8回目のカミアカリドリーム勉強会ではそれらを一気に食べ比べました。
想像していた以上に違いがありました。
まず香り、そして触感、もちろん味も。
みんな違うけど、どれもいい。食べてると、それぞれの生産家の顔とその土地の風景が浮かぶ。
それがいい感じなんだ。
2006年勉強会を発足する時に想像していた風景が、ついに現実になった。
松下、大久保、菅井の3人体制よりも齋藤が加わった今年は、イメージに立体感が増した。
とくに土鍋で炊いたヴァージョンはグルーヴ感が半端でなかった。
そうだ。クァルテットって感じなんだ。
当日テイスティングのガイドをお願いしたワイングロウワーの杉山氏がこんなコメントをしている。
野菜っぽさのある、噛み応えのある松下。
パリッとした表皮と、軽い口どけの大久保。
穀物っぽさを強く感じる、フルボディの菅井。
強い表皮に甘さが溢れる齋藤。
そして僕はカミアカリカァルテットの印象についてこんな感想を持っている。
土っぽい香りと賑やかな味の松下
野菜のようなシャキシャキした触感とスムースな口どけの大久保。
しっかりとした種感があり味の変化が面白い菅井。
はちみつのような香りと余韻のある齋藤。
カミアカリは、育った場所の風土や歴史、栽培した人の技や人柄までも写す鏡だと表現したが
22年産のカミアカリは、それらを鮮明に映していた。
栽培過程において人知が及ぶのは、せいぜい2割か多くても3割。
猛暑の今年は、9割がたどうすることもできない状況だったと生産家たちは振り返る。
それでもこれだけのモノを映し出した。
生産家たちにはどうすることもできない状況でね。
つまり彼等には一切の作為を挟み込む余地はなかったのだ。
そこにふっと現れたのだ。この状態が。いいでしょ。美しいでしょ。
素晴らしいグルーヴだよ。
僕はこういう風景を見つけ出したかった。
それが今、目の前にあるんだ。
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安東米店では、この4種同時に販売を開始しました。ぜひこのグルーヴ感を味わってください。
【有機】静岡藤枝松下カミアカリ 1キロ920円 5キロ4500円 10キロ8900円
【有機】福島会津熱塩買加納町菅井カミアカリ 1キロ920円 5キロ4500円 10キロ8900円
【特別栽培米】茨城奥久慈大久保カミアカリ 1キロ820円 5キロ4000円 10キロ7900円
【特別栽培米】山形遊佐齋藤カミアカリ 1キロ720円 5キロ3500円 10キロ6900円
巨大胚芽米カミアカリは玄米食専用品種です。精白米にすると特徴が損なわれます。
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