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アグリカルチャーモノカルチャー

夕べの雨が嘘のような快晴の日、松下んちの作業場から籾摺り機から発する轟音がシャッター越しで聞こえる。

携帯鳴らしても聞こえないのだろう。自動で留守番電話になった。

 

稲刈りは第2幕。
「カミアカリ」と「いただき」が終わり、次は「ヒノヒカリ」と「あさひの夢」。
第3幕もあるけど、これはないしょ。いづれまた。

 

ここからは、秋雨前線の動きに一喜一憂しながらの作業が続く。
刈り遅れは絶対許されない。
気まぐれな天気のタイミングを計って一気に刈る。
そのためにコンバイン、乾燥機、籾摺り機、包装資材等の準備を完璧にして、あとは空を眺める。
最新の天気予報はもちろんだが、頭上のちょっとした雲の動きや色具合がなにより大切な情報。
「雲が濃いな・・・夕方からまた雨か・・・?」

 

誰よりもレンジの狭いところを狙っているからしかたがない。
牙を持った稲」。判りにくいかな。つまり家畜化してないという意味。
松下はもちろん、僕も、そこが面白くてしかたがない。
水田という人工的な仕組みの中で、云わば稲を家畜化することで、人類は繁栄してきたんだけれど、それが行き過ぎたら、アグリカルチャーがモノカルチャーになってしまった。
時間をほんの少し戻し、稲が人に飼われてなかった時代の心の状態にあこがれる。
意味わかる?

 

牙を抜いてしまえば、様々な心配ごとから開放されることは判っている。
でも、それでは僕らの知的好奇心は満たされない。
だから、イライラもするしドキドキもする。
当然ハズレることもある。しかしイライラドキドキしながらも結果が出た時の満足感は言葉にならない。

 

忘れていた。

先週刈った「いただき」の結果報告に、ここへ来たんだった。
作業場の籾摺り機の奥で袋詰めしている松下がいる。
いただき。良かったぜ!
ハイタッチでそれを伝えた。


 画像下:あさひの夢。コンディション最高。あとはお天気次第。

2010年09月28日 [ 5883hit ]
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