収穫作業もいよいよ終盤
少し前に田植えしたかと思ったら、もう稲刈りも終盤。毎年のことながら、あっという間にこの季節はやってくる。これまで順調に生長してきたことに安堵しつつ、収穫するまでは本当の安心はやって来ない・・・案の定、静岡では9月23日から翌未明にかけて線状降水帯が発生し、静岡市内を中心に50年ぶりとも言われる水害をもたらした。幸いにもアンコメのある葵区安東は、12時間近い停電と通信回線の不通はあったものの大きな被害はなかった。また松下さんの田んぼのある藤枝でも相当な雨量ではあったが、そもそも志太平野は大井川扇状地「水持ちが悪い=水はけが良い」が功を奏して、稲も含め、こちらも大きな被害はなかった。台風が過ぎ、収穫作業はいよいよ中生品種「きぬむすめ」。台風一過で澄み渡った青空の下、順調に稲刈りは進んだ。
今年の「きぬむすめ」ビンビンだぜ~
いい具合に日焼けした松下さんがニヤけ顔でこう言った。昨年は食味的には、けっして悪い出来ではなかったが、品質的には今一つ満足できなかった。あのニヤけ面は、そのことが払拭できたことの証拠であることが、すぐに分かった。残るは晩生品種「ハツシモ」と「にこまる」。明日(10月3日)から順次収穫作業が始まる。そこで終盤の雄姿をカメラに納めるべく田んぼへ向かった。傾きかけた日差しでトメ葉が輝き始める。もっさりとした穂を垂れる「ハツシモ」。まだ枝梗は青く「ハツシモ」よりも、もう一週間先にピークがやって来るであろう「にこまる」。いづれもビンビンであることは間違いないことは、ファインダー越しにも分かった。
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画像上:ハツシモを一粒、剥いてみた。
画像中:もっさりとした首を垂れるハツシモ。
画像下:にこまるの稲刈りは10月15日前後。
( アンコメ米作りプロジェクト )
2022年10月10日 [ 1046hit ]