6月28日「日本一の稲オタク“松下明弘”のオモシロ農業を垣間見るツアー」
静岡の農の現場を見て歩く体験ツアーを数多く手がけている、そふと研究室が主催し、アンコメも協力して開催した。
集まったのは松下が書いた本、ロジカルな田んぼ(日経プレミアムシリーズ)を読み共感した人たち、
一度その現場を見てみたいと集まった方々である。
稲作を生業にしている人、これから農業を始めたいと勉強中の人、有機稲作に興味のある消費者の人、
教育現場で仕事にしている人、デザインを仕事にしている人、などなど様々なジャンルの人たちがこのツアーに参加した。
田んぼへ行くツアーとはいえ、田植えや稲刈りなどの農体験ツアーでもなければ援農でもない。
松下本人に会い、話を聞き、田んぼを見て触れて感じること。
なによりじっくりと考える。そういう時間が持てること。
このツアーが持つニュアンスを文字にするのはなかなか難しいけれど、
参加された方々はきっと充実した「考える時」を持っていただけたと思う。
ツアーを主催したそふと研究室代表の坂野さんが、自身のサイトにこんなことを書いていた。
体験が目的ではなく、体験者の心持ちに変化をもたらすことが、ウチのツアーの目指すところです。
エモーショナルツアー。
僕にとっても、松下さんの稲作のファンになってもらいたいとか、米食をもっと増やしたい・・・とかいう、
つまり即効性肥料的な思いはあまりなく、体験した人の中でゆっくりと醸され生まれていく何かに期待しているのです。
分野の異なる人たちの中で生まれた何かが、いづれ相乗効果を生み、
結果として農や食、またそれらを仲だち役の商が健全に保たれていく力になると思うわけです。
そういえば僕自身も今から14年前、松下の田んぼへ通うようになってから、
そういう気持ちが自然に湧いてくるようになったことを思い出しています。
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画像上:出現したばかりのホウネンエビウォッチできた!
画像中:カミアカリの田んぼへ行き、抑草の要でもあるフワトロ層に触れた。
画像下:スタートは作業場での講義から。巨大胚芽米カミアカリの炊飯ワークショップもアンコメ長坂が行いました。