2010年度
imageアンコメ米作りプロジェクト2010

 

 2001年から始めた有機栽培による米作りの仕事を「アンコメ米作りプロジェクト」と呼んでいます。

その仕事の中心が、藤枝市の有機栽培生産家、松下明弘さんとの10年に及ぶ試行錯誤です。

 

 我々が目指すのは、「らしさの追求」です。

どこかにある米を目指すのではなく、足元にあるモノ。ここにしかないモノ。ここでしかできないコト。

云わば、我々らしさ、オリジナルへの探求です。

 

 このコンテンツでは、田圃と松下、そしてアンコメ(安東米店)の試行錯誤の日々

田圃からお茶碗までを巡る思索の旅をレポートしていきます。

 

 

関係者プロフィール

松下明弘(まつした・あきひろ)
1963年生まれ、81年藤枝北高卒業。88〜90年の2年間青年海外協力隊に参加、 東アフリカのエチオピアで野菜の栽培指導を行う。 帰国後、父親の他界を機に専業農家となり実家の圃場で有機無農薬栽培による米栽培をはじめ現在に至る。 2001年JAS有機認証を取得。 巨大胚芽米カミアカリ(2008年3月6日品種登録)の生みの親でもある。
長坂潔曉(ながさか・きよあき)
1963年生まれ、88年武蔵野美術大学卒業。90年家業の安東米店に入店。 97年松下明弘さんとの出会いから「田圃からお茶碗まで」というテーマで米を捉えるようになる。 以降、栽培〜販売〜炊飯までのすべてを視野に入れた米屋のあり方を模索している。 2004年五ッ星お米マイスターを取得。 2007年巨大胚芽米カミアカリのための勉強会カミアカリドリームの代表を務める。

 

マイ リトル ライスフィールド。
マイ リトル ライスフィールド。 松下が忙しい時間のぬって生ヌカを取りに来た。朝まで大雨洪水警報が出るほどの天気が嘘のように、スッキリと晴れあがっていた。  「どっちにしても水が引くまで田圃に入れないから、ちょうどいいタイミングさ・・・」  15キロ入りの生ヌカを25本、375キロを荷台に積んだ。「その代わりにこれ置いていくよ」と、トラックから降ろしたのは、どこかで見覚えの...
2010年04月28日 [ 7138hit ]
14:45 9℃
14:45 9℃ 藤枝の田圃に到着。寒い。これじゃ、まるで冬。 故障の絶えないオンボロ仏車でも、この外気温計だけは、なぜか正確だと、ある仏車マニアの方が云っていた。その説が信じがたいほどの数字が車のモニターに表示されている。  今日は4月16日、例年ならシャツ一枚、日中だったら腕まくりして過ごすくらい暖かくていい頃だというのにここのところの天候不順による...
2010年04月17日 [ 6369hit ]
気温22度
気温22度 娘は小学5年生、学年全員でバケツによる稲栽培するということで、先生から種籾の調達の依頼を受けた。聞けば、来週か再来週には種蒔をしたいとのこと。そこで田圃視察も兼ねて午前中、藤枝の松下の田圃へ走った。 せっかく授業で栽培するのだからと、松下が栽培している品種の中から、子供たちが栽培し易いと思われる品種を2人で考えた。まあ考えたというより、僕...
2010年04月12日 [ 6333hit ]
日曜19時。
日曜19時。 日曜日の夕刻、松下から電話が入る。  「糠、何本ある?明日は雨らしいから、これから取りに行っていいか?」  たっぷりとは云いがたいが、ここ2週間ほどで貯めた分の糠はある。聞けば自家製造する肥料の一回分で使用する分くらいにはなりそうなので、取りに来ることになった。 電話を切ってから1時間もしないうちにディーゼルエンジンの音が聞こえた。あ...
2010年04月05日 [ 6385hit ]
3月の呪文。
3月の呪文。 アンコメ米作りプロジェクトの2010年は、すでに始まっている。それは3月からの田圃の整備(土木工事)から始まり、肥料作り、肥えふり、耕起(表層耕起)、など田圃に水を張り苗を移植(田植え)をするまでの準備作業は山ほどある。見方によっては、それこそが、稲作のほとんどすべてと言ってもいいくらいかもしれない。 毎年、松下が耳にタコができるほど、呪文の...
2010年03月31日 [ 7348hit ]
松下×安米ヒノヒカリ完売。
松下×安米ヒノヒカリ完売。 アンコメ米作りプロジェクト21年産として企画したお米は3種。1)いただき 2)ヒノヒカリ 3)あさひの夢。そのうち、「いただき」は販売開始以来、予想以上の好評でした。実験的に栽培した20俵(120kg)は年内に完売。そして、本日「ヒノヒカリ」も続いて完売。残るは、「あさひの夢」のみとなった。例年ヒノヒカリは、ゴールデンウィーク近くまで在庫があるのです...
2010年03月02日 [ 5488hit ]
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