小諸アグリカルチャーミーティング | |
9月24日(土)小諸市で行われる、 「田んぼからお茶碗まで」再編中。 藤枝の有機栽培米生産家、松下明弘さんと共にやってきたこの15年について まあ、我々のことですから、 小諸でお会いしましょう。
http://www.komoron.com/wp-content/uploads/2016/09/forweb_160912.pdf |
壁画現る。 | |
毎年、新米入荷前のこの時期になると、米の低温倉庫に現れるものがある。 壁画。 かつて娘たちが小学生だった頃、見学に来る度に、同級生らとイタズラして描いたものだ。 蒸し暑い外気をよそに、14℃の庫内で観賞できるのは、 |
水田徘徊、新潟 | |
7月13日と14日の2日間、新潟へ行った。 1日目 次に訪ねたのは三条市下田(しただ)地区、ご年配の生産者チームの田んぼ。 2日目 水は天水だよりで不安定、 生産者はつい中山間地ならではネガティブなことを口にするのだが、 ここに作り手とのちょっとしたギャップがある。 午後は隣町の妙高市へ移動した。 初対面とは思えぬ感じ。 Yさんは農家の次男坊で後を継いだ。 田んぼを見て歩き、現状の問題点や今後の構想を聞く。 _ 画像上:相田さんの田んぼ。尺植えだから稲は扇のように葉を広げる。
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台付甕型アルミ器 | |
約2000年前の弥生時代の登呂(静岡市駿河区)で煮炊きに使われたいた台付甕型土器をアルミ鍋製造メーカー「中尾アルミ製作所」さんらの協力を得て、同社が長年培ってきたアルミ素材と、しぼり技術を用いて作っていただいた。台付甕型アルミ器。文字は「土」が「アルミ」に変わっただけだが、実際はそれだけではなかった。
なんでわざわざそんなことを・・・
かくいう自分もちょっぴりそんな思いはあったのだが、この3年余り登呂遺跡で行ってきたアートロにおける台付甕型土器での煮炊き経験がその酔狂とも思えるモノづくりのきっかけとなった。
遺跡から出土している台付甕型土器のほとんどは本体と台を繋ぐ部分から破断していた。この土器を作ってみるとわかるのだが、最初にコップ状の台となる部分を作り、次にその天地をひっくり返した上に本体を作っていく。これが破断するそもそもの理由と考えられる。台として上部を充分に支えることができるくらいに硬化した台部分に、まだ柔らかい粘土を手びねり積んでいく。この時の接合部の硬化時期の差が、使っていくうちに破断してしまう原因と考えられる。土で作るがゆえの問題がここにある。ある時期を境に使われなくなったこの土器が、廃れていった理由のひとつにこれがあると想像している。
ところがこの土器、どんな場所でも置いたところが即、煮炊き場となるモバイル性能は素晴らしい。季節ごと?時として飯場を移動するような住まい方をするには具合がいいのだ。割れた土器を桜の皮で継いで修理している出土品もあることから、日頃から割れぬよう大切に扱っていたに違いない。それでもこの煮炊き用の土器が構造的理由で破断してしまう宿命は逃れられない。
これを金属で作ることができたなら台付甕型土器の構造的問題をすべて解決しこの宿命から開放される。台付甕型土器という希有な形状の煮炊き道具が進化してたなら・・・。そんな思いをもとに2000年の時を超えて現代鍋釜技術で作ることになった。進化という言葉がふさわしいかどうかはわかなぬが、実験的に作られた「台付甕型アルミ器」は、まさしく台付甕型土器の進化系にほかならない。
もし、タイムトリップして2000年前の登呂村にこの台付甕型アルミ器を持って行ったら村人たちはどんな反応するだろうか?煮炊きの歴史が変わってしまうかもしれない?そんな空想と平行して、煮炊き実験を繰り返し、実力を探っていこうと思う。
制作にご協力いただいた、中尾アルミ製作所の田崎さん、一厨の鈴木さん、ありがとうございました。
煮炊き実験に協力いただいた、ユーカリのくらたの倉田さん、ありがとうございました。
関連ページ
米屋のいい訳「1500年」
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画像上:
釜戸がまだニッポン列島に渡来する前、東海~関東地方で煮炊き道具として使われていた台付甕型土器、現代人からすると蓋を持たないことが希有に見えるが、置いた場所で煮炊きができるこの構造は、遊牧民のような旅する人の道具のよう。寝床を決め、その周辺から柴刈をして集めた燃料で煮炊きをする。どんな食材もグツグツ煮れば消化しやすく、やさしい風味の食事ができる。このポテンシャル、現代においては災害時には頼もしいのではないかと思えてならない。
画像中:
金属ならではの熱伝導の良さで、木が燃える800℃の熱であっという間に沸騰に至る。ちなみに出土する煮炊き用の土器には、なぜか砂が混ぜられていた。当初はその理由は分からなかったが、実験を重ねるうちに、砂の入った土器のほうが沸騰到達時間が早いことに気づいた。つまり2000年前の人たちは知っていたのだ、煮炊きにはこのほうが熱伝導が良いことを。
画像下:
今回は玄米(静岡磐田太田農場産コシヒカリ玄米+うるち赤米)を煮炊きした。まだ一度きりの実験ではっきりとしたことは言えないが、あきらかに熱ムラがなかった。羽釜で玄米を炊くのと同じようなフローで約一時間弱、かなりの熱量で加熱したが焦げることなく、ふっくらとした食感は現代人の食事感覚でもまったく問題のない美味しさだった。ちなみに平行して台付甕型土器でも玄米(静岡磐田太田農場産コシヒカリ玄米+もち黒米)を煮炊きした。もちろんこちらも美味しかった。しかしこびり付いた米粒洗いがひと苦労なのは素焼き土器の悩みのタネ(笑)
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トウモロコシごはん。 | |
毎年6月はトウモロコシの季節である。 朝採りのトウモロコシを5分間茹でてそのまま食べる。 巨大胚芽米カミアカリ(玄米)とも炊きあわせてみた。 _ 画像上:巨大胚芽米カミアカリ(玄米)と |
ARTORO2016 | |
今年も登呂遺跡でアートロが始まっている。 弥生時代の遺跡、登呂。 画像上:苗を育てから移植するという今ではふつうの技術。そもそもそれが何のためかを知ってる人は案外少ない。 |
ルーシー・リーの作品に見とれる。 | |
歩きで30分のところに美術館がある。静岡市立美術館。 ルーシー・リー展 没後20年となるイギリスの陶芸家。 よかった。 静岡では5月29日まで。 久々に一曲 |
SUNPO Vol.4 | |
5月15日(日) 静岡市のダウンタウン、紺屋町の近隣ショップが集まって開催するSUNPO。 今回アンコメは「土鍋ごはん炊きワークショップ」で参加します! 開催日時:5月15日(日)10:00~17:00(※小雨でも開催します) <参加ショップ> |
ワークショップ「能×農 拍子が生まれる時」 | |
日時:2016年4月16日(土)13:30~15:00
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焚き火×ごはん炊き | |
3月26日ごはん炊きのワークショップのため三浦半島油壺にある胴網海岸へ行った。葉山周辺、二子山山系で森林環境保全や環境発掘活動をしている「森もり倶楽部(室伏氏)」主催のこの企画、テーマは「Light米Fire ~ここから始まる新しい1万年~」やや難解なテーマではありますが、僕はこんな風に理解した。 _
参加された皆さま、森もり倶楽部の室伏さん、STEP CAMP BASEの寒川さん、関係者の皆さま、おつかれさまでした&ありがとうございました。 |