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井戸
井戸

店主でございます。
 今日は午後の2時〜4時頃まで、取材を受けた。お相手はテレビメディアのディレクター氏。寝不足でフラフラであったが、話しを始めればエンジン全開。話しの中身は、米屋になってからの20年。平成5年の米の不作とその翌年の今頃に起こった騒動、松下と始めたプロジェクト。巨大胚芽米カミアカリ・・・。その間に考えた安東米店という米屋の米屋たる仕事の有り方と、それを人に伝えることの取り組み。そして今、折り返し地点を向かえ、後半の20年の仕事のプランなどについてお話した。途中脱線だらけで迷惑だったかな?
 この取材、番組制作という具体的な出口があるのではなく、あくまでもディレクター氏の情報の井戸掘りといった感じであろうか。

 

 寝不足の理由は、昨晩深夜まで、めちゃ面白い御仁とバカ話に興じたからだ。どうやらある世界ではスゴイ人らしいのだが、その人のことについて、これっぽっちも知らないことをいいことに、生意気なことをバンバン話した。別れ際、「お前!生意気でいいな〜いいこと云うな〜」と、酔っ払いのその御仁に褒められ別れた。25時だった。

 

 井戸を掘ったり、掘られたり。そんな風に人は繋がっていくのが面白くてしかたない。ああ眠い今日は早く寝たい。

2010年01月21日 [ 4386hit ]
60個のハッピー
60個のハッピー

店主でございます。
アンコメの祝い米の中で、もっともご注文の多いのが、内祝い(返礼)です。出産内祝い(赤ちゃん米:生まれた時の体重と同じ重さのお米のギフト)や、今の時期だと、ご成人の内祝いです。
それらは箱詰めされ、熨斗を付け、そこにお名前を入れるのが一般的ですが、アンコメの祝い米をご希望される方は、そのスタイルにこだわることなく、お世話になった気持ちを表現されます。
じつは、今作っているのも、その重要なパーツの一つ。名前やメッセージ描き込むエコ米タグに、この「内祝」の印を付けます。じつはこの印、「内祝」の他に、「」や「寿」などもあります。しかもすべて店主の手作り品。それに朱墨を付けて、シボ入りの白紙にひとつひとつ押していきます。
今日はご注文いただいている60セット分の印を、1時間ほどかけて作りました。出来上がった60個分のそれが、とても綺麗に見えたのでパチリ。その後はハサミで切り取り、午後には素敵なアンコメの祝い米になりました。

2010年01月20日 [ 6762hit ]
定点観測
定点観測

 先日、藤枝へ行った時に松下圃場に立ち寄った時の別のカット。ここはいつも定点観測している場所で、栃山川沿いにある「あさひの夢」の栽培田である。数ある松下圃場の中にあって、もっともお気に入りの場所である。奥に見える2本の落葉広葉樹と田圃の移ろいを一年を通じて眺めている。季節の流れ、一年を感じる。いつ来て見ても同じ眺めはない。今年も一年、楽しませてもらおうと思っている。

2010年01月19日 [ 6792hit ]
寒風の中
寒風の中

 店主でございます。

 今日は隣町藤枝へ配達。配達先へ無事お米をお届けしたら、松下圃場へ。今年初の田圃視察です。外気温は4℃、温暖な静岡でもこの寒さは堪えます。
 日本海側で雪を降らせた寒気は日本アルプスを越え、太平洋側にビュービューと吹き荒れる頃にはすっかり乾燥しています。その風を使って遠州地方で作られているのが、芋切干しです。そうそう、その芋切干し、只今好評販売中ですよ。
 田圃には、白化した刈り株が風に吹かれています。毎年この姿を見るのが好きで、寒風吹きすさむ中、ブルブルと震えながらファインダーを覗くであります。
 夜のニュースを見ていたら、新潟の津南町では、すでに3メートルの積雪だとか・・・田圃は冷凍保存状態というわけ。雪のない風が吹き荒れる静岡の田圃・・・。そういう差異が米の個性や魅力醸し出す要素になっていく。稲作は、ストーブリーグも見逃せない。だから面白い。
2010年01月17日 [ 7422hit ]
月いちラ・ローザンヌ 和三盆ロール
月いちラ・ローザンヌ 和三盆ロール

 店主でございます。

 あっという間に、一月も半ば・・・。早いもんです。この調子だと、気がつくとまたもや紅白歌合戦の日になっちゃいそうで怖いです。
 ところで、今月も月いちローザンヌがあります。今回は、軽めの和系スイーツ、「和三盆ロール」です。一昨年この月いちローザンヌをスタートさせた時の一回目がこのスイーツでした。
 徳島県産の和三盆糖を、生地とクリームに使用しました。とけるような滑らかな触感と軽い甘みが、新年会でお疲れ気味な方にも優しいかと・・・。
 
興津ラ・ローザンヌ 和三盆ロール 
1本 1300円(長さ33センチ:高さ5センチ)
販売日 1月29日(金) ご予約はお早めに!
2010年01月14日 [ 10275hit ]
ラジオ生放送
ラジオ生放送

 店主でございます。

 地元ラジオ局SBSラジオの番組、GO!GO!ワイドらぶらじに生出演。地元ではおなじみ移動放送車「スクーピー」がアンコメまで来て店内で生放送。取り上げていただいたのは「アンコメの祝い米」。9分間という限られた時間の中で、商品開発のこれまでや、いただいた方のエピソードなど、ハートウォーミングな、ちょっといいはなしをさせていただきました。画像は放送終了後、SBSラジオGO!GO!ワイドらぶらじからご提供いただきました。ありがとうございました。
2010年01月12日 [ 4480hit ]
2日間
2日間

 店主でございます。

 10日と11日の2日間、全国の米屋の有志で作るメーリングリストのオフ会が静岡の日本平ホテルで開かれた。アンコメ店主も幹事団の一人としてお手伝いさせていただきました。
 
 
 今回の大会のスローガンは、「オリジナル・独創性・ナンバーワンよりオンリーワンショップへ」。その静岡代表として、伊豆の森嶋米店のモリシさんと、アンコメ店主がお時間をいただき、日頃の活動を講演をさせていただいた。画像はモリシこと森嶋さん。伊豆のモッフル屋(餅を使ったワッフル状のスロー素材のファストフード)を大成功に導くまでの開発ストーリーを語っているところ。「モッフルは一日にしてならず・・・」何でもトライ&エラーによって生み出されることを痛感。素晴らしい話しっぷりだった。さすが!モリシ!
 
 
 
 2日目は、早朝からガイドツアーで日本平〜久能山東照宮へ。画像は、唱歌「赤い靴」の意外な真実を知る。
 
 
 徳川家康公の霊廟のある久能山東照宮。歴史は推古天皇の時代から始まり、戦国時代は武田の山城、その後、徳川家康の霊廟となり今に続く。
 
 
 総朱塗りは、近年改修されたばかりと聞く。煌びやかなその姿は建立当初の姿を彷彿とさせる。
 
 
 じつは、年明け早々柄にもなく、誕生日別のおみくじを引いてみた。その中の「貴方の性格」という部分に、気になる一節を見た。それは、半年前にも同様の事を友人に指摘されたこと、そのものだった。そこで今年は自分の持っているモノについて自信を持って人に伝えることを心がけることを目標とした。じつは、今回の講演は、その記念すべき第1回目でありました。資料を作り、自分が考えていること、実践していること、夢に描いていること・・・。そのすべてを出力させていただいた。おかげで、これから向かおうとしているルートへ一歩、踏み出せたような気がします。こういう機会を与えていただいた米屋MLの皆さんに感謝。ありがとうございました。
2010年01月11日 [ 4835hit ]
ネーム
ネーム

 店主でございます。

 アンコメの祝い米、昨日の新聞報道のおかげで、今日はご来店のお客様が多かった。ありがとうございます。
 ご来店いただくと、制作上いろいろとパーソナルデータをお聞きすることになるのですが、その中でもっとも興味深いのが、生まれた赤ちゃんのお名前。かつては「〜子」や「〜雄」なんてのがスタンダードでしたが、昨今はこの手の名前は皆無。こだわった名前、洒落た名前が多く、ご注文を受けていてとても楽しいです。
 そんなわけで、この仕事をやっていると、命名にある傾向があることに気づのです。男の子だと「と」で終わる名前がじつに多い。それと「馬」や「悠」という文字もよく見かける。今年は、「龍馬」なんてのも出るかもしれない。
 女の子だと読みが二文字の名前が圧倒的に多い。ひらがなの名前もよく見かけます。
 名前は時勢を現すらしく、戦前戦中にあっては、戦を連想するような名前が多くありました。例えば50年後に今、名づけられた多くの名前を見た時、そこから、平成20年頃の時勢がどんな風に見えるでしょうか?興味が湧きますね。
 
 画像は、最近人気が出てきた、白地にモスグリーン系のエコ米タグ。タグだけ見るとちょっと地味だが、文字を描き込むとじつにカッコイイです。アンコメのマイフェバレットです。
2010年01月09日 [ 4347hit ]
朝刊 1月8日(金)
朝刊 1月8日(金)

 店主でございます。

 今日、静岡新聞の朝刊(中部版)に、こんな記事を掲載していだだきました。まさかこんなにデカデカと載ると思っていなかったので、朝見てビックリ。おかげで今日は、数件のお問い合わせをいただき、新年早々ありがたいことであります。
 アンコメの祝い米が、今のようにカタチになったのは、お米専用のエコバッグ(アンコメ米バッグ)ができ、そこに再生紙でタグ(エコ米タグ)を作ってくれた友人の会社があり、それにふさわしい魅力的なお米があったこと。すべてが揃ったことでできた一つの作品です。多くの方々の力を結集してできたギフト。差し上げる方も、いただいた方も両方うれしい。そういう仕事をしたいと思い続けていたら、こんなカタチで実現しました。店主、スタッフ一同、とてもうれしく思っています。
 またこの取材にご協力いただいたユーザーの渡邊さんにも感謝。じつはこの渡邊さん、英会話の先生で、オフビート英会話教室を経営されています。じつは小生もここで学んでいる一人。まあ劣等生ですがね。ただ渡邊さんのところでは語学以上に、学んでいることが多く、そこで得たこともまた、商品開発の一握を担っていると感じています。
 多くの方々の力の結集である、アンコメの祝い米、これからも進化を続けると思います。どうそご期待ください。
 
 ところで、この取材、暮れも30日だったものだから、その後すっかり忘れておりました・・・。どうせ写真は物撮りだけだろうと思い、髭も剃らず、頭もボサボサ、顔も睡眠不足でヘロヘロでも、まあいいかと思っていたら、「それを持って、ここに立ってください・・・」なんて云われたので、ヤレヤレ困ったな・・・と思いながら撮影したのでありました。そんなわけで、無精ったい(ぶしょったい:無精な姿の意の静岡弁)姿を公衆の面前に露出する結果となってしまいました。反省。
2010年01月08日 [ 4825hit ]
カミアカリについて話す。続報
カミアカリについて話す。続報

 店主でございます。

 昨日に引き続き、巨大胚芽米カミアカリについての資料作りボチボチやりまして、ようやく少し前に完成。店が暇だとこういう仕事が進む進む!しかし売上が・・・。ちょっと複雑な気分だけど、おかげでこれまでの歩みや、考えが整理され、なかなか良い資料ができました。
 もう10年前位に、人前で話す機会(ラジオや講演)を与えてもらった時に、その心構えをお客様でよくメディアに露出される機会の多いKさんにお聞きしたら、間髪入れずこう云われたことを思い出す。
 「人のためになるというより、自分のためになるから、ぜひやんなさい!出力すると、自分の考えていることがよく分かるようになるよ・・・自分のためだと思ってやんなさい!」
 で、やってみたら、おっしゃるとおり、自分がこれまで何を考え、行動してきたのかが、自分の声で自分の耳に入ってくる。そしてその意味が一番よく理解しているリスナーは、紛れもなく自分だということを知るのだ。
 次の日曜日の講演も、きっと自分のためになる。そのために、書いた資料。ちょっとだけ、その一部をコピペしようか・・・・。
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■ルールの先に描く風景
 カミアカリを栽培する方、それを販売する方には、カミアカリドリーム三位一体宣言が目指すところの概念に基づき、その実現に向けてのルールとして、いくつかの規定が存在します。
 そのどれもが、カミアカリが持つキャラクターを生かす術であると同時に、この均質化し個性を失ってしまった農の現状、日本中にある田圃一枚一枚、生産家一人一人に個性と魅力が存在することの価値を、関わる人達で再認識すること。ないものねだりの農ではなく、ありもの探しの農に変わるための道具としてカミアカリを使うこと。これが私の描こうとするカミアカリドリームの風景です。
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2010年01月07日 [ 6917hit ]
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