
アンコメ感謝祭 1月21日土曜日! | |
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1月21日土曜日(10~14時)アンコメが日頃の感謝をコメて一日だけのイベントやります! 出店者さま商品リスト <北海道豊頃町:互産互消プロジェクトチーム> ・海鮮モノ(毛ガニ/シシャモ/鮭トバ) <マル鉄商会> 【商品】 <創作珈琲工房くれあーる> ・スペシャリティコーヒー豆各種 <富士宮やさし菜農園> ・白菜 <蒲原カネジョウ> ・いわし削り節 <イベント詳細> |
初スイハニング! | |
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2017年の初仕事はスイハニング(炊飯ing)から。 じつは今年は松坂屋静岡店の開店85周年、 1月2日9:30開店とともに連続で5釜、7升スイハニングします。 松坂屋静岡店の開店85周年記念福袋「新しい卵かけごはん」 Ⅰ,元旦に生んだ“美黄卵”使用! Ⅱ,幻のお米 カミアカリ使用! Ⅲ,トッピングには、醤油ではなくあえて「塩」を使用! ※85袋の中に1袋つだけアンコメ店主による「出張スイハニング券」も入ってますよ。 販売場所は、1/2(月祝) 北館1階けやき通り入り口です。 |
探粋華物 | |
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2016年も無事12月31日を迎えることができました。 来年2017年は、 来年もどうぞよろしくお願い致します。 新年は1月6日より営業致します。 |
餅切り抜刀斎、見参! | |
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今年もあっという間にお餅の日。 12月の初旬には精米をしておいた原料米を餅工房へ運び職人に搗いてもらう。 餅切り抜刀斎。 今年もあと数日、 ※お餅の販売は30日まで!お早めに!ご注文はコチラへ↓ |
新米入荷最終盤。 | |
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毎年のことながら超多忙な秋。 デスクのある部屋の窓から見える裏庭のヤマボウシ、 日照不足の影響で各地減収とはいえ、品質食味ともその心配をよそになかなか良い。 |
カミアカリ@D&D | |
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D&Department静岡で9月から始まっている期間限定企画「静岡のおいしいお米」 巨大胚芽米カミアカリ 通常の3倍余りある大きな胚芽を持つ米で、 物語り満載のこのお米を、9月29日から10月12日まで shopでは1kg、キューブ型300gの販売もしています。併せてご利用ください。 |
小諸アグリカルチャーミーティング | |
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9月24日(土)小諸市で行われる、 「田んぼからお茶碗まで」再編中。 藤枝の有機栽培米生産家、松下明弘さんと共にやってきたこの15年について まあ、我々のことですから、 小諸でお会いしましょう。
http://www.komoron.com/wp-content/uploads/2016/09/forweb_160912.pdf |
壁画現る。 | |
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毎年、新米入荷前のこの時期になると、米の低温倉庫に現れるものがある。 壁画。 かつて娘たちが小学生だった頃、見学に来る度に、同級生らとイタズラして描いたものだ。 蒸し暑い外気をよそに、14℃の庫内で観賞できるのは、 |
水田徘徊、新潟 | |
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7月13日と14日の2日間、新潟へ行った。 1日目 次に訪ねたのは三条市下田(しただ)地区、ご年配の生産者チームの田んぼ。 2日目 水は天水だよりで不安定、 生産者はつい中山間地ならではネガティブなことを口にするのだが、 ここに作り手とのちょっとしたギャップがある。 午後は隣町の妙高市へ移動した。 初対面とは思えぬ感じ。 Yさんは農家の次男坊で後を継いだ。 田んぼを見て歩き、現状の問題点や今後の構想を聞く。 _ 画像上:相田さんの田んぼ。尺植えだから稲は扇のように葉を広げる。
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台付甕型アルミ器 | |
![]() | 約2000年前の弥生時代の登呂(静岡市駿河区)で煮炊きに使われたいた台付甕型土器をアルミ鍋製造メーカー「中尾アルミ製作所」さんらの協力を得て、同社が長年培ってきたアルミ素材と、しぼり技術を用いて作っていただいた。台付甕型アルミ器。文字は「土」が「アルミ」に変わっただけだが、実際はそれだけではなかった。
なんでわざわざそんなことを・・・
かくいう自分もちょっぴりそんな思いはあったのだが、この3年余り登呂遺跡で行ってきたアートロにおける台付甕型土器での煮炊き経験がその酔狂とも思えるモノづくりのきっかけとなった。
遺跡から出土している台付甕型土器のほとんどは本体と台を繋ぐ部分から破断していた。この土器を作ってみるとわかるのだが、最初にコップ状の台となる部分を作り、次にその天地をひっくり返した上に本体を作っていく。これが破断するそもそもの理由と考えられる。台として上部を充分に支えることができるくらいに硬化した台部分に、まだ柔らかい粘土を手びねり積んでいく。この時の接合部の硬化時期の差が、使っていくうちに破断してしまう原因と考えられる。土で作るがゆえの問題がここにある。ある時期を境に使われなくなったこの土器が、廃れていった理由のひとつにこれがあると想像している。
ところがこの土器、どんな場所でも置いたところが即、煮炊き場となるモバイル性能は素晴らしい。季節ごと?時として飯場を移動するような住まい方をするには具合がいいのだ。割れた土器を桜の皮で継いで修理している出土品もあることから、日頃から割れぬよう大切に扱っていたに違いない。それでもこの煮炊き用の土器が構造的理由で破断してしまう宿命は逃れられない。
これを金属で作ることができたなら台付甕型土器の構造的問題をすべて解決しこの宿命から開放される。台付甕型土器という希有な形状の煮炊き道具が進化してたなら・・・。そんな思いをもとに2000年の時を超えて現代鍋釜技術で作ることになった。進化という言葉がふさわしいかどうかはわかなぬが、実験的に作られた「台付甕型アルミ器」は、まさしく台付甕型土器の進化系にほかならない。
もし、タイムトリップして2000年前の登呂村にこの台付甕型アルミ器を持って行ったら村人たちはどんな反応するだろうか?煮炊きの歴史が変わってしまうかもしれない?そんな空想と平行して、煮炊き実験を繰り返し、実力を探っていこうと思う。
制作にご協力いただいた、中尾アルミ製作所の田崎さん、一厨の鈴木さん、ありがとうございました。
煮炊き実験に協力いただいた、ユーカリのくらたの倉田さん、ありがとうございました。
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米屋のいい訳「1500年」
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画像上:
釜戸がまだニッポン列島に渡来する前、東海~関東地方で煮炊き道具として使われていた台付甕型土器、現代人からすると蓋を持たないことが希有に見えるが、置いた場所で煮炊きができるこの構造は、遊牧民のような旅する人の道具のよう。寝床を決め、その周辺から柴刈をして集めた燃料で煮炊きをする。どんな食材もグツグツ煮れば消化しやすく、やさしい風味の食事ができる。このポテンシャル、現代においては災害時には頼もしいのではないかと思えてならない。
画像中:
金属ならではの熱伝導の良さで、木が燃える800℃の熱であっという間に沸騰に至る。ちなみに出土する煮炊き用の土器には、なぜか砂が混ぜられていた。当初はその理由は分からなかったが、実験を重ねるうちに、砂の入った土器のほうが沸騰到達時間が早いことに気づいた。つまり2000年前の人たちは知っていたのだ、煮炊きにはこのほうが熱伝導が良いことを。
画像下:
今回は玄米(静岡磐田太田農場産コシヒカリ玄米+うるち赤米)を煮炊きした。まだ一度きりの実験ではっきりとしたことは言えないが、あきらかに熱ムラがなかった。羽釜で玄米を炊くのと同じようなフローで約一時間弱、かなりの熱量で加熱したが焦げることなく、ふっくらとした食感は現代人の食事感覚でもまったく問題のない美味しさだった。ちなみに平行して台付甕型土器でも玄米(静岡磐田太田農場産コシヒカリ玄米+もち黒米)を煮炊きした。もちろんこちらも美味しかった。しかしこびり付いた米粒洗いがひと苦労なのは素焼き土器の悩みのタネ(笑)
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