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自転車乗りの端くれなものですから。 
自転車乗りの端くれなものですから。 

 天気が良かったので午後から自転車に乗ってちょっとだけ外廻りに出た。行かなくてはならない用事を3つほど済ませてから、お客様や友人のところへ少し顔を出した。少しのつもりが、話し始めるとそういうわけには行かず、時間はあっという間に過ぎ去った。
 それでも、良い出会いと新しいアイデアが生まれるきっかけになるだから、やっぱり人に会話する時間を惜しんではいけない。今日もそんな日だった。


 「アンコメさんを紹介したいんだよ・・・」。

 

 通された事務所には、様々なジャンルの仕事の方が居て、その方々は僕のことを知っていて、その僕に色んなことを質問を投げかけてくる。それに僕はつたない日本語で答える。
 そうやって話し(出力)をすると僕の中で、「このパーツは、この問題解決のために準備したものだった・・・」というように、個々の仕事について、あらためてその意味するところを思い出すのだ。
 人と会話することで、その話しを一番理解しているのは、じっさいは僕自身なのだ。ただ反省すべき点は、やや出力過剰だったことか。


 友人で作家の白鳥和也さんのエッセイ集「自転車依存症」という本がある。その中に、「出力過剰症候群(オーバーアウトプットシンドローム)」なる一編を、機会があったら読んでみてほしい。自転車乗りの傾向がよく表れている名文であります。

 
 「ああ今日もやっちゃった・・・」。
 

2010年04月22日 [ 2807hit ]
電話にて。
電話にて。

 夕方、山形件遊佐の稲作生産家、齋藤さんと電話で話す。

 

 「どうですか?そちらの天気は・・・?そして仕事の進み具合は・・・?」と訊ねた。

 「寒いですよ・・・仕事が進みません・・・

 

 種蒔をしたけど、気温が低いため芽が出ない。田圃の水もなかなか引かないので、入ることさえできない。要するに「何もできない」という状況が、ここのところ続いているそうだ。

 

 じつは午前中、茨城久慈郡の稲作生産家、大久保さんとも電話をし、ほぼ同じ質問をしていた。

 

 「どうですか?そちらの天気は・・・?そして仕事の進み具合は・・・?

 

 すると第一声、「ゴメンなさい!忙しくてうっかりしてました〜」。彼は今、僕の依頼もうっかり忘れるほど田植えまでの作業に追われているようだった。

 

 地球儀で見るニッポンは海に囲まれた小さな島であり、そこに住む我々はさらに小さな存在である。まるで地球の表層にこびり付いている微生物のようでもある。微生物なのだから、このローカルな世界であっても広大かつ多様に感じる。

 そんなことを思う時にマトリョーシュカを思い出す。この無限とも思える入れ子構造のどの部分に僕らは居るのか?僕らの視界は、外側と内側一つずつが、せいぜいだろう。少しでもいいから、外側や内側を見たいし知りたいものだ。

 

画像:2009年11月山形県遊佐の齋藤農場にて日本海を望む。

2010年04月19日 [ 2731hit ]
同世代。
同世代。

 法事で東京品川へ、お寺横の駐車場に一台の独車あり。たぶん僕とほぼ同世代の60年代の生まれ。912ってところが琴線に触れちゃうところ。空冷の4気筒か〜軽いのかな・・・。グラマラスな近頃のとは異なり、当時のは意外なほどナローでコンパクト。コンディションは残念ながら静態保存って感じだった。
 舐めるようにしてしみじみ見て思うことは、工業製品でありながらどこか工芸品的な匂いがするところ。まさに時代を感じます。こういうモノは、ただ眺めているだけでも、とても楽しい。
 

2010年04月19日 [ 2585hit ]
アンコメの祝い米on読売新聞。
アンコメの祝い米on読売新聞。

 今日の読売新聞の静岡地域欄の「ほのぼの@タウン」のコーナーにアンコメの祝い米を抱えた店主が掲載されました。
 このコーナーは、タウンレポーターという、読者がレポーターとなって取材し記事になるコーナーとのことで、地域の中にあるモノや、生活に近いところにあるコトをピックアップしているとのこと。

 アンコメの祝い米は、そうした生活に近いところにある、ささやかな喜びを表現した商品だから、大げさでないこういった取材の対象になることは、制作意図にピッタリで、ちょっとうれしい気分です。(レポーターのSさんありがとうございました)

 

 ところで、この記事を書いてくれたタウンレポーターさんに、「どこで、この情報を知ったんですか?」と聞くと、こんな答えが返ってきた。

 

 「あるフリーペーパーをカフェで見ていたら、目に止まったんですよ・・・。車とバイクの・・・?

 

 じつはそのフリーペーパー。あの「ON THE ROAD MAGAZINE」。しかも数日前に発行されたばかりの、インクの香りビンビン、新品ホヤホヤのそれだったのでありました。
 どこでどう繋がるかわからないですね。それが縁なのかもしれません。きっと今度はこのし新聞記事を見てくれた読者の中から、またもや縁が繋がって、まともや誰かが現れ繋がっていく。そういう繋がりこそが、アンコメがいい仕事を続けることができる原動力かなと思うのであります。

2010年04月15日 [ 4228hit ]
前金さん。茶町KINZABURO。
前金さん。茶町KINZABURO。

 前金さんこと、前田金三郎商店さんは静岡市内の茶町通りにある老舗茶商(問屋)である。じつはその前金さんが、店舗をお茶とお菓子の店としてリニューアルオープンしました。その名は「茶町KINZABURO」。
 静岡の茶町通りはその名のとおり、ニッポンのお茶、緑茶(グリーンティ)の世界の中心である場。しかしながらこの街で、この街が生むお茶の味や香りを、この街が作ってきた歴史と文化に思いを馳せながら、一般の人達が訪れ、ゆっくりと時間を過ごし楽しむ場があっただろうか?前金さんは今日、その場を生み出した。それが「茶町KINZABURO」である。

 

 アンコメが現代に生きて行ける米屋として意識してやっていることがある。それは米屋という商いカタチをリライト(re-write:書き直す)する作業だ。
 米屋とは何なのか?何のためにあるのか?そういう様々を今生きてる人達に今の言語で説明すること。それは言葉や文字だけでなく、店の姿勢や商品、企画等々、ありとあらゆるモノやコトで説明が可能だと思う。このウェブサイトだってその一つ、だいたいこのコンテンツは「米屋のいい訳」ですからね。

 

 前金さんにとってのリライト(re-write)作業は、けっして今に始まったわけではなく、これまで何年にも渡って様々な方法で、その作業をされてきたように思える。
 店舗2階のサロンで13時から始まったお茶講座は、そういう前金さんの長年の作業の賜物のようだった。話しっぷりはじつにわかり易く、かつ論理的で示唆に富んでいた。また、茶商の茶商たるアイデンティティーも随所に感じられ、茶商という商いの持ち味とその魅力について、あらためてよく知ることができた。そういう茶商前金さんワールドである、「茶町KINZABURO」に足を運んでほしい。

 

画像:前金さんのある茶町通りには、かつてチンチン電車が走っていた。お茶は茶町から清水湊に運ばれ海外に輸出されていたのだ。これからは海外からここへ人が集まってくるかもしれない。なんてったってここが緑茶世界の中心なのだから。
画像:もとの店舗を改装したが歴史ある看板はそのまま。カッコイイ!
画像:「茶町KINZABURO」魅力の一つがこの茶っふる。茶商ならではのバリエーションはさすが!
 

電話番号054-252-2476
FAX番号054-251-5258
郵便番号4200018
住所静岡県静岡市葵区土太夫町27
2010年04月11日 [ 4739hit ]
来訪者多数。
来訪者多数。

 土曜日は、昼前頃からお客様だけでなく、友人知人の来訪者多数であった。しかも、一人が帰るとまた一人、そしてまた一人とエンドレスな日であった。もちろんそれぞれの人には、それぞれに目的があって来訪してくれるのだが、アンコメにお米を買いに来る目的以外に様々な理由でやって来ることに驚く。

 じつはそのような日は土曜日だけでなく、週に何日かあり、気がつけば1週間があっという間過ぎて行くのだ。しかしまあ、そういう店であることを、最近つくづく誇らしく思う。

 ところで、どうしてこんなにも、色んな方々が関わりアンコメに集ってくれるのだろうか?その理由についてこんな風に考えてみた。

 

1)商いとは思えないことに大風呂敷を広げている。その割りに頼りないので皆世話したくなる。(本人はちゃんとやってるつもり)
2)アンコメに関わると事務所奥で、ただでコーヒー、お茶(たまにスウィーツ付)が飲めるらしい。(カフェじゃね〜よ)
3)事務所奥のサロンは居心地が良いらしい。(あくまで仕事場です)
4)アンコメマジックにかかっているらしい。(これいいな〜)
5)行く場所がない。(おいおい)

 

 まあどんな理由にせよ。多くの方がアンコメに関わってくれていること。そんな日々を楽しく過ごせていることに感謝したい。

 今日最後の来訪者Iが帰り際にこう云った。
「アンコメさんの周りの人ってイエスマンっていないよね〜」。人付き合いの健全度は、まあそう悪くないらしい

2010年04月11日 [ 2720hit ]
物差しと、団扇。
物差しと、団扇。

 夕方、Hさん来店。この方、僕よりも数年先輩で、お仕事は大学の先生も、されている。「先生も」というように、ひと言では語り尽くせぬほど、多くの顔を持っている。そこで愚問と知りながら、こんな質問をしてみた。

 

ところで、なに屋さんなんでしたっけ?Hさんて・・・」。

 

 Hさん曰く、「これ皆に聞かれるんですよ〜説明するのに30分掛かるんだけど・・・」その返答に、少しに悔いた・・・。そんな話しを皮切りに、事務所奥のサロンでコーヒーを飲みながら話しに花が咲いた。

 

文字とはそもそも・・・書くは引掻くが語源で・・・云々

 

というあたりから次から次へと発展し、ウイリアム・モースのコレクションの話しから、どういうわけか、アンコメ80年の歴史遺物の話題になったところで、大切保管している、昔(祖父の時代)アンコメがノベルティーとして配布した柿渋調の団扇を引っぱり出してみると、

 

あッそうだ!僕ね〜アンコメさんちで、昔、お客さんに配布したらしい物差し持ってるんですよ・・・」とHさん。

 

 じつは、その物差しのことは以前、昔からご愛顧いただいているお客様に見せてもらったことがあり、祖父の時代にノベルティーとしてお客様に配布したものらしいことは聞いていた。しかし、まさかその中の一本がHさんの手元にあるとは、なんとも奇遇、何かの縁を感じたのでありました。

 

 歴史遺物や遺跡の多くは、権力者や政に関わる人々ものであるけれど、どうってことのない庶民の暮らしの歴史を知りたい。同時に今生きてる僕らが意識して残していきたい。そういう意味でアンコメが残せるものは膨大であるようにHさんと話しながら思った。
 物差し1本、団扇一つ、それらは無言であるけど多くを語っているように僕には思えるからだ。

 

 

画像:柿渋調の団扇。これも戦前からご愛顧いただいているお客様からいただいたもの。アンコメ80年の歴史遺産。大切にしていきたいと思っている。

 

2010年04月06日 [ 2613hit ]
往復360キロメートル。
往復360キロメートル。

 春休み泊りがけで遊びに出掛けていた娘を迎えに東京へ。朝7:30出発。用賀の東京インターに降りたのが9:30。快適な高速クルージングだった。
 予想以上に早く到着したので、目黒在住の友人Gao Nishikawaさん(On The Road Magazine編集長)宅へ電撃訪問。残念ながら留守だったが、駒沢公園で行われている小さな自転車イベント「Moning Ride & Eat」へお出掛けとのこと。今頃は遅い朝食の頃と聞き、「AS CLASSIC DINER」へ行ってみた。


 案の定、店の前はコダワリのあるオーナー達のカスタム自転車がジャンルを問わず多数駐輪していた。店内に入るとGAO氏をはじめ見知った方々が、ハンバーガーをほうばっている最中であった。


 「なんでここいるの〜」とGAOさん。

 

 事の次第を説明するかしないかのうちに集まった方々と自転車+バイク談義で盛り上がったというわけ。それだけじゃなくて、アンコメelfナガサカが先月作った団体、「エクストリーム・スイハニング・インターナショナル」ネタも少々ご披露。その馬鹿馬鹿しくも真面目な活動ぶりに、皆さん大いに喜んでいただき、その乗りでスイハニング時に隊員が着用するTシャツを作ることを宣言!大まかなデザインをアンコメelfナガサカが作り、フィニッシュはGAOさんにお願いすることになったのでありました。

 

 朝からそんな出来事で大笑いした後、品川にあるカミさんの実家へ娘をピックアップ。しばし休憩してから帰途に着いた。

 本日の走行距離360キロメートル。ちょうどいい疲労感、トラブル続きの愛車めがーね君も調子良く、とても楽しい一日でありました。

 

※この日のレポートがORMwebにアップしています。コチラ。 

 

画像:MA-1ジャケットの遠山さんの愛車はGT製BMX。「EAST URBAN CUSTOM CYCLES」というハレーのカスタムショップのオーナーです。となりのワークジャケットの彼は、今日のイベントの仕掛け人、「I.D.E STORE」の井出さん。

2010年04月04日 [ 2750hit ]
ファーストロット
ファーストロット

 アンコメ米(マイ)バッグをはじめたのが2007年。「この米袋を持ってお米を買いに行く」スタイルが、アンコメではすっかり定着しています。


 今日はそんなお客様が半分以上。その風景に、たまたま遭遇した初来店のお客様は
これに入れるんだよ。みんな持ってくるんだね〜」と、おっしゃて早速お買い求めになる姿もありました。

 アンコメとしては、けっして強制しているわけではないのに、これだけ多くの方が進んでアンコメ米(マイ)バッグ使用にご協力いただいてることに、あらためて感謝の気持ちいっぱいです。

 

 じつは今日、アンコメ米(マイ)バッグ持参でお米を買いに来られたお客様の中に、貴重な(!?)ファーストロットをお持ちになってる方がご来店されました。すでに3年近く使い込んでいるので、アンコメロゴがそうとうに剥げてきていますが、今だ現役。今日卸し立ての新入りを横に引き連れて並ぶ姿は、じつに風格がありますね。

 こうしてアンコメ米(マイ)バッグの歴史は刻まれていくのでありますね。

 

アンコメ米(マイ)バッグ

(5〜6キロ入るサイズ) 300円  (10〜12キロ入るサイズ) 350円

 

2010年04月03日 [ 2792hit ]
種子である。
種子である。

 コーヒーは木の実、種子である。米は草の実、これもまた種子である。そのあたりまえのことに気付いたのは、彼(創作珈琲工房くれあーる)と友人関係になった15年くらい前のことだ。当時の僕らは今以上に、もがいていた。

 

 どうしたら良い素材を手に入れるか?

 適切に加工するとは、どんなことなのか?

 きちんと味わうとは何なのか?

 

 当時それらの情報は、玉石混淆であったと今にして思う。知りたいという欲求を満たす方法は、自分の足で探すしかなかった。
 ある日、彼がアメリカのコーヒーロースターが云ったという言葉を教えてくれた。

 

 From a seed to a cup. 「種からカップまで」


 僕らがそれぞれの世界で、納得できる情報を得るための大きなヒントだった。その頃から彼はコーヒー生産国に出掛けるようになり、同時にロースト技術を一から学び直すことを始めた。僕はといえば、週末になると藤枝の田圃へ出掛け有機栽培稲作を学びながら土鍋による炊飯実験に明け暮れた。そしてある日、田圃からお茶碗までに至る流れの様子を曇りなのない目で俯瞰できるようになっていた。

 

 一杯のコーヒー。一杯のご飯。それらは小さな種子の集合体。そして多くの人を魅了し続けている。その魅力の秘密を、すべて知りたいという欲求は今も変わらない。だから今も変わらず、もがいている。

 

画像:このロースターマシンで、できる限界を感じている。もっと良い道具が欲しい。だけどこのマシンで皆が驚く世界レベルの味と香りを作ってきた。それが彼の自信であり、プライドでもある。

 

アンコメでも販売しているくれあーるのコーヒー

くれあーるNO1ブレンド 200g 924円

電話番号054-654-8302
郵便番号〒422-8076
住所静岡県静岡市駿河区八幡3-5-4
2010年04月02日 [ 3232hit ]
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