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沸点93℃のフリースイハニング。

 山梨県清里、KEEP協会清泉寮で行われた良い食品づくりの会主催の「良い食品博覧会5月29・30日)」で、ご飯炊きのワークショップをやってきました。

 今回は初日と2日目の2回、多くの来場者にご参加いただきました。昨年の経験を踏まえ、準備万端で望んだおかげか、充実したワークショップにできました。

 

 そうは云っても、清里は標高1000米以上の高所、飯炊きには厳しい場所であることは否めません。沸点を確認するために今回は温度計を持参し、ワークショップが始まる前に片手鍋で水を沸騰させたら、なんと93℃!。事前に計算していた数値(97℃)を大幅に下回る水温だったのです。
 そこで予定していた炊飯フローを見直し、あえて多くのオコゲを作るような作戦に変更したのです。水がある間は釜の中は93℃ですが、水がなくなりブツブツ云う頃以降の温度上昇と土鍋の蓄熱力に期待したのです。
 結果は上々。欲を言えばきりがないのですが、予想以上の炊き上がりでした。逆に、日頃生活している世界(沸点100℃)のありがたみを、参加された方々は実感されたのではないでしょうか?

 どんな場でも、そこにある米、そこにある水、そこにある道具を受け入れ、それを楽しんで炊く。これが、アンコメの提唱する「フリースイハニング」です。今回も沸点93℃でフリースイハニング(炊飯ing)ができたと実感しています。あァ面白かった!

 

<謝辞>
 ご参加いただいた皆様、良い食品づくりの会の皆様、多大なるサポートと愛情に満ちた応援に感謝致します。またこのような機会を作っていただいた青山さん、当日お手伝いいただいた堀田さん、ありがとうございました。

2010年05月31日 [ 4360hit ]
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