
百人スイハニング! | |
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毎年恒例!百人スイハニングやってきました。 その最終回は蔵見学とスイハニング体験。 点火したら「はじめちょろちょろなかぱっぱ」の火加減で10分ほどで沸騰。 今回は4釜を2セット8釜をスイハニングしました。 ・スイハニングとは炊飯ingという意味の造語です。 |
アンコメのお米とは? | |
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先日、WASABi静岡の企画で行った講座では、参加者の皆さんからお米に関する様々な質問をいただき、そのひとつひとつに答えました。答えながら日々アンコメが追求していることを、あらためて気付かされました。その一部を「アンコメのお米とは?」というフライヤーにまとめてみました。 アンコメのお米とは? 「田んぼからお茶碗まで」アンコメはお米がご飯になるまでの「稲・米・飯」のすべてに関わることで、お米の美味しさの理想を探求し商品づくりに活かしています。 ●生産者と作る ●何をどう栽培するか ●テイスティング ●低温で貯蔵する ●精製する ●今搗き、少量販売 ●炊飯(スイハニング) |
糠の造形 | |
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ほぼ毎日する精米プラントのメンテナンス、今日は精米機。 |
米講座やります@WASABi静岡×静岡ガス | |
![]() | 静岡で活躍する人気店のシェフと生産者が集うWASABi静岡が贈る食のイベントが2月18日(日)静岡ガスエネリアショールーム静岡で開催されます。そこでは「料理人と生産者のおいしい理由」と題して、料理人ならではの目線で掘り下げた4つの講座を行うことになり、そのひとつをアンコメ店主が担当することになりました。
テーマは・・・
「知って得するお米のいろは」
アンコメが生産者と取り組んできた商品づくりを通じて蓄えてきた経験とノウハウを豆知識としてたっぷりお話しします。もちろんお話しだけではなく、スイハニング(炊飯)もしっかりやります。数種の炊き立てご飯を塩だけでテイスティングしていただきます。お米3合のお土産付きのこの講座、ご興味あるかたはぜひご参加ください。
会場:エネリアショールーム静岡 クッキングスタジオ
日時:2018年02月18日(日)12:00~13:15
定員:30名
受講料:1500円(税込/1名)
講師:アンコメ安東米店 長坂潔暁 シンプルズ 井上靖彦 bistro caravin 小野田正浩 ATO 服部亜星
<ご注意ください>
※この講座は、お電話でお申し込みください。054-285-0267(静岡ガス9:30~18:00水曜定休)
※2/4(日)を第1次締め切りといたします。当選、落選いずれの場合も2/12(月)までにご連絡
いたします。
詳しくは静岡ガスのページをご覧ください
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アンコメ感謝祭 1月20日土曜日! | |
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今年もやります!アンコメ感謝祭(1月20日土曜日10~14時)アンコメが日頃の感謝をコメて一日だけのマルシェです!当日はお米の増量(ご来店者さま限定、玄米計り売り商品のみ10%増量)で販売。また日頃アンコメをサポートしていただいているお店やメーカーさんのご出店いただき、お買いものや飲食を楽しんでいただく準備をしました。ぜひこの機会にご来店ください! 出店者さま商品リスト <北海道豊頃町:互産互消プロジェクトチーム> ・毛ガニ(ご予約承り中) <マル鉄商会> ・豆乳仕立てのベーコンチャウダー <ブロカントカフェ> ・クレープ <富士宮やさし菜農園> ・白菜 <アンコメコーヒースタンド> <イベント詳細> |
スイハニング講座 参加者募集中! | |
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新米が出揃った今、その美味しさを十二分に味わってもらうべく29年産シーズンもスイハニングの旅が始まります。そのキックオフがエスパルスドリームプラザ(静岡県清水区)で始まります。今回のテーマは・・・ 炊くってそもそも何だろう。 多くのニッポン人が、ほぼ毎日やってるごはん炊き。その調理技術の中心にある「炊く」について、もう一度じっくり考えてみようという講座です。講座といっても実際に土鍋を使ってスイハニングしながら、「炊く」を深堀りしていきます。炊き上がったご飯の試食はもちろん、お家に帰ってからの復習用にお米3合のお土産付きです。ふるってご参加ください。 スイハニング講座 ~土鍋でごはん炊き~ <講座の参加申込、お問い合わせ> |
水田徘徊2017 森町堀内さん再々訪。 | |
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9月29日、11月に次郎柿を販売するために磐田市敷地の次郎柿生産者に会いにいったその帰り道、森町の堀内さんを訪ねてみた。ちょうど「きぬむすめ」の収穫が終わり、次の「にこまる」を収穫する前、ひと息ついたところだった。堀内さんと「にこまる」圃場を眺めながら、次郎柿の生産者と交わした会話をもとに農作物の量と質について会話が弾んだ。「葉30枚に対して1個の実が理想なんだそうです。経営を考えるとじっさいには3~4個だって言ってましたけどね・・・」敷地の次郎柿生産者さんの言った話を堀内さんにすると「なんでもそうだよな~量を獲れば質は落ちるもんだよ。だけどそれができん人が多いだよな・・・」 僕は、このことが農作物生産について、ちょっと大げさだけど永遠のテーマだと考えている。もう10年以上も前に福島県のある産地を訪ねた時に、反収7.5俵(450キロ)くらいに収量を抑えて栽培できないかと、ある生産者さんと会話した時に、こう言われたことが今でも記憶に残る。「7.5じゃあ子どもを学校に入れられなね~よ」そこで僕はこう言った「じゃあ9俵獲ったのと同じ値段で7.5俵を買うならどうですか?」すると即座にこんな答えが返っていた。「そんな話は聞いたことがね・・・」それで会話は終わってしまった。じっさいには福島をはじめ東北地域であれば、静岡などの暖地に比べれば、9俵近い収量でも満足のいく質を得られる場合もあるので、必ずしも7.5に拘ることはないのだが、その時に見た田んぼの光景は、僕が学び理想とする稲の姿とはほど遠い残念な姿だったこともあり、強く言ってしまったのだった。 目の前に広がる堀内さんの「にこまる」はじつに美しく黄金色に実っている。収穫は来週でドンピシャというところ。反収で7俵台半ばは間違いない。 画像上:遠州森町堀内さんの「にこまる」圃場。 |
ごはん炊き講座やります! | |
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食欲の秋!新米の秋!今秋も各所でスイハニング(ごはん炊き)のワークショップや講座開催します!ふるってご参加ください。 10月7日(土)土鍋で炊くご飯の炊き方講座 セレモニー会館「殯(もがり)」さんで土鍋によるごはん炊きの講座を行います。ごはん炊きの技とお米の豆知識たっぷり伝授します。まだお席がございます。ご興味ある方は、ふるってご参加ください。 開催日:2017年10月7日(土) <参加申し込み、お問い合わせ> |
水田徘徊2017 長野県伊那谷ザライスファーム再訪。 | |
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長野県伊那谷で今年新規就農にして初作付のカミアカリ、初物づくしの彼らザライスファームイナの大胆な挑戦が気になって収穫のその日、再び訪ねてみた。午前中、佐久の黒田さんの田んぼ訪ねてから伊那へ入ったため、カミアカリはすでに収穫されてはいたが、はざ掛けされたばかりの彼らのカミアカリをじっくり拝むことができた。 実験栽培ということもあり、生産コストは度外視、できることは全部やりました的な気合いの入った栽培。良い意味で贅沢な作りは、彼らがFBページでもアップしていた生長過程の画像が象徴するとおり、見事な姿で育ってくれた。標高が高く、谷あいで日照が充分ではなく、用水とはいえ最上部の冷水がそのまま流入する環境は、お世辞にも良い場所とは言い難い。しかも今年の天気ときたら・・・早生品種であるカミアカリは満足な登熟(成熟)をしてくれないのではないかとちょっぴり脳裏をよぎった。これが化成肥料ならなんとかなるだろうとも思うが、地力だけに頼った無施肥となれば、もはや博打以下というしかない。それでもこの挑戦を僕は面白いと思い作付を了承してしたのだった。 カミアカリを発見育成した松下さんをはじめとして生粋の酔狂者がカミアカリ好きとばかりと思っていたが、はざ掛けされた彼らのカミアカリを眺めながら、もしかすると、カミアカリが酔狂者を好むのかもしれないと感じるほど、手のひらの中にあるカミアカリは見事な出来映えだった。これを見ながら過去にカミアカリについて書いた記事のことを思い出していた。記憶の地平【16】のことである。 あとはたべてみる。だけですね。 |
水田徘徊2017 佐久市黒田さん | |
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黒田くんと知り合いになって何年だろう?長野県の佐久で新規就農して間もない頃、松下さんの著書「ロジカルな田んぼ」を読んだと言って電話してきたのがきっかけだった。その週末には松下さんの田んぼの畦傍にやって来て、稲の生命生理について延々と対話していた。その行動力もさることながら、そうせざるを得ないほどに飢えていたのだろうことも想像できた。手帖で確認したら2013年9月15日のことだった。僕はその翌年から一年に1回、佐久にある黒田くんの田んぼへ通うようになった。 9月24日、収穫時期の真っただ中、今年も黒田くんの田んぼを訪ねた。土地もなければ道具もない。ないない尽くしから5年、今は条件の良い田んぼを借り、中古ながらもコンバインも持った。なにより結婚をし子どもももうけた。すっかり地域に根付き、未来を期待される人材に成りつつある。そんな彼は今日が29年産米収穫初日であった。 全体で約4町歩ほどになった田んぼの多くは江戸時代初期に築かれた五郎兵衛新田にある。おもな栽培品種はコシヒカリ。今年の気まぐれな天気は有機肥料をベースに栽培する生産者にとっては、なかなかコントロールの難しい年だろうと想像はしていたが、黒田くんも例外ではなかったようだ。効くべき時に効かず、効かなくてもいい時に効いてしまう。有機物の分解を微生物に任せるが故の難しさがそこにある。それでも米は実り収穫の時を迎える。美味しいかそうでないかは、所詮人間の欲の話しだと稲たちは嘲笑ってるのではなかろうか? 黒田くんは、これから10日間かけて収穫作業を進めていく。「アンコメさんには、あの田んぼのを送りますから!」営業トークもすっかり板についてきた。29年産佐久黒田米、楽しみである。 画像上:佐久市「五郎兵衛新田」遠く見える頂きは浅間山 |