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トンネルを外すよ・・・


明日カミアカリのトンネル外すよ・・・

というメッセージを松下からもらい、久々に田んぼへ、
西へ向かうバイパスはゴールデンウィーク最初の日曜日とあって予想どおりの渋滞。
通い慣れた道、流れて行く景色に今年もまた、この日差しの季節がやって来たことを知る。
17年通っていても苗場のトンネル外しに遭遇するのは、じつは今回が初めて。
毎年ゴールデンウィーク中は必ず見に行くのだが、これまでは外す前か、外した後だった。

作業そのものは単純、通称トンネルと呼んでいる苗床を覆うトンネル状の覆いを外すだけのこと。
注目したいのは、この時期の苗は1.5葉(よう)、つまり種子(米)の中の栄養分だけで生長している最中なのです。
人間に例えるなら、おっぱいで育ってる時期、
ほどなく種子(米)の栄養素は使い果たされ、根から栄養素を吸収し自立していくわけですが、
それまでのほんの僅かな時を垣間見ているというわけなのです。
つまり私たちが毎日食べている米(イネの種子)の本当の意味を感じることのできる時、といえば分かりやすいでしょうか。

トンネルを外した後は鳥除けのネットを覆います。
面白いことに、このネットもほどなく必要がなくなります。
その理由は前述のとおり、種子(米)の栄養が使い果たされると鳥も食べに来なくなるのです。
鳥も賢いのです。食べて栄養にならないものは食べに来ないというわけです。

米は私たちにとっての米である前に、イネの種子なのです。
その一粒の種子が半年後1000倍近く増えます。一部を残してほとんどを栄養素として私たちが食している。
たぶん今夜も食べ、明日も食べ、これからもずっと食べていくのです。

イネと人の関係を考えるには、今はいい時だな・・・と、
帰りのバイパスを走りながら思いました。
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2017年04月30日 [ 386hit ]
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