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それぞれのコシヒカリ。

 

 

今週から田んぼ周り再開。
まずは地元静岡の西部地方から。

午前は森町の堀内さんの田んぼ。
新東名高速道路のおかげでアンコメからたった??分。
以前の三分の一の時間で堀内さんの田んぼへ行けるようになった。今年はこれで3回目。
稲はちょうど出穂(シュッスイ)してから一週間後だった。

 

駐車場にクルマを置いて田んぼまで歩く。
夏の太陽ギラギラ。だけど風が心地いい。日焼けしているのを感じる。
遠目から見ても印象がいい姿。
畦に入り近くで見る。
やや背が高く、晴れやかな色合い、田んぼ全体が揃っている。
心配していた塩害もない・・・。
収量の印象は反収で7俵強(玄米で420キロ強)、堀内さんも同じ意見。まさにドンピシャ。
一般的にはもう少し肥えを振りたくなるらしいの印象が僕らの考えるグッドバランス。

 

堀内さんによれば8月18日頃に稲刈り。
今後一ヶ月間、日中暑くとも、夜温がしっかり下がる陽気であることを祈るばかりである。

 

 

 

午後は磐田の太田さんの田んぼへ。
森町から田園地帯を南下、太田川の橋を越えると田んぼが見えた。

 

株と株の間が広い、いわゆる疎植の稲だからすぐわかる。
海から近く森町よりも暖かい印象を持っていたので、すでに出穂(シュッスイ)しているかと思ったら
ちょうど始まったばかり。森町よりちょうど一週間遅れだった。
茎は太く、背は低め、葉色は濃い。
堀内さんとは同じ品種でも異なる姿。
それでも反収は7俵(玄米で420キロ強)
田んぼの違い、栽培のアプローチの違い、何より人が違うとこんなにも姿が変わる。
ここが面白いところだ。だから現場に行く。
行かねばこれはわからない。

 

これから残り一ヶ月、はてさてどんな米が実るのか?
最終コーナーに突入していく稲を眺めながら空想する。
空想してたらまた日に焼けた。

 

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画像上:森町堀内さんのコシヒカリの田んぼ
画像中:森町堀内さんのコシヒカリ
画像下:磐田太田さんのコシヒカリ。出穂中。
 

2012年07月25日 [ 4090hit ]
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