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森町、堀内さんの田んぼにて。
 
 
静岡県内で田植えが一段落したこの頃になると田んぼ通いが増える。
もっとも多く通うのは、おなじみの藤枝の松下さんの田んぼ。
何しろ一番身近。真冬でも通います。
なぜなら真冬の田んぼにも、ちゃんとした見所があるからです。
これから梅雨シーズンは静岡県内各所を巡るつもり。
夏は東北ロードが待ってる。
 
 
今日は西部地区、周智郡森町の堀内さんの田んぼを訪ねた。
アンコメの人気米としてコシヒカリをはじめとした数種のお米の栽培を依頼しています。
到着早々に田んぼを見渡すことのできる法面に腰を下ろし、いつものように稲談義がはじまる。
 
— この田んぼは、今年冬が寒かったせいかな?藁の分解が進まなかったせいか根の付きがイマイチでね・・・。
 
目の前に見える、ややムラのある稲の状況をこんな分析をしていた。
例年ならば秋から冬にかけて分解する稲ワラが気温が低かったせいで分解が進まなかった。
分解しない稲ワラが稲の根付きを阻害している。
専門用語でいう活着不良(かっちゃくふりょう)である。
 
— 田植えをしたのが4月末、ここに来てようやく追いついてきたよ・・・。
 
同じ作り手であっても田んぼ一枚一枚異なるコンディション。
畦一本挟んでとなりの田んぼの稲の生育状況は微妙に異なる。
堀内さんは80枚あるすべての田んぼの差異を日々感じながらサポートをしていくのだ。
 
 
出穂(しゅっすい)の頃にまた訪ねようと思う。
たぶん7月中旬頃だろう。
何しろ新東名のおかげで森町は隣町のようになったから。
 
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2012年06月06日 [ 3886hit ]
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