座り方
よく遊びに来る先生に最近になって教えてもらい、なるほど〜と思ったことがある。
イタリアの工業デザイナーのソットサスがイームズの家具デザインについて語ったという言葉。
― イームズは、椅子をデザインしているのではなく、座り方をデザインしているのだ。
小さい頃からモノや状態の有り様に興味があって
それらに対し、どんな風に関わるのがいい感じなのかをずっと考えてきた自分にとって
この言葉はとても腑に落ちる感じがした。
米をはじめ農作物は多様で、言葉を変えれば不安定なのだけど
その不安定さをどう受け止めるか?
絶妙な受け止め方を発見することで、これまで以上に心地よいベストマッチが生まれる感覚を持っている。
エネルギーのことも含め
生活の仕方、あるいは生き方も・・・。
今まで仕方や生き方にあわせてエネルギーのカタチを設えるのではなく、
エネルギーのカタチにあわせて仕方や生き方を考える。
つまり、
出口にあわせた生み出し方ではなく
生まれたものにあわせて出口を探す。
先日、行った出張スイハニング(ごはん炊き)でのこと。
イベント会場である木工工房から出る端材を燃料にして、ごはん炊きをしている時にそう感じたのだ。
与えられた条件をもとに炊き方を考えればいいのだと。
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The Derek Truck Band - I know
( 米屋のいい訳 )
2012年03月22日 [ 3636hit ]