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月蝕の夜に。

 

 

月蝕の夜。
カミアカリドリーム勉強会の忘年会だった。
 
乾杯のあと、ひとりひとりがこの一年を言葉に表した。
最初は加入まもない新人T。
9人目、最後は僕。
それぞれの言葉からチームのこの一年の成長を実感した。
 
昨年11月のカミアカリドリーム8の後にチームはさまざまな問題点に気づいた。
問題の解決のために年明け早々に行動した。
ミーティングの回数を増やし、これまでやってきたことを3つのテーマにまとめた。年間スケジュールも作った。
 
そこに震災が起きた。
 
いっきに混沌とし、やり場のない不安が生まれた。
それでも考えられる対処はした。なんとか有言実行できた。と思う。
しかし僕の中にできた不安は、時間の経過と共に迷いや苛立ちに変異した。
スッキリしない日々が続いていった。
そんな日々はこの勉強会における最も大切な部分、「スピリット」を僕自身の陰で隠してしまったらしい。
まるで月蝕のように、自らが月に陰を落とすように。
そのことについて仲間の一人が言葉にした。
この言葉は、この勉強会における僕がしなければならない仕事を再認識させてくれた。(ありがとね)
 
正直言えば、今も混沌の中である。
僕の状態はこの夜のお月様のようにはすぐ回復しないだろう。けれど、そのうちにきっと何らかの答えの出し方が見つかると思う。
だから、もう少しこのどうしようもない状態と付き合うつもりです。
 
家路に着くころには、すっかり満月に元通り。
なかなか沁みる一夜でありました。
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画像上:「むら松」さんが、この日のために作ってくれたカミアカリ粥。「煎り」のひと手間で新たな香りが生まれていた。
画像中:いい顔だね。
画像下:やっぱりこの美酒がなくては・・・。もちろん、あの藤枝生まれのお酒です。
 
special thanks:「むら松」村松さん

 

2011年12月11日 [ 3873hit ]
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