水田徘徊、静岡森町。
七月二十六日、午後。
磐田から車で北上。
天気は相変わらず曇り。
丘陵地をアップダウンしながら走るワインディングロード。
この道はかれこれ15年以上も前に天竜川沿いのトマト農家に通った道だと気づく。
第2東名の法面が見えた。ここを右。
堀内さんは仕事場の前にした。
いやー。台風にやられちゃったよ・・・。
第一声だった。
海に近い磐田は被害はなかったのに森町の田んぼではわずかに被害があった。
ちょうど出穂直後、風にやられた。穂摺れだった。
アンコメ用の水田は一見見事な風景。
どこに問題があるのかすぐにはわからなかった。
凝視するとわずかに茶褐色の部分があった。
指摘されなければ判らないレベル。
それでも堀内さんは正直に話す。
半俵(30キロ)は減るな・・・。
もともと平均反収7俵(420キロ)に抑えているから半俵の減収は大きい。
それでも堀内さんはこうも云う。
毎年何っかあるさ。福島の仲間のこと思えば、なんてこたァ〜ないよ・・・。
まあ食味はいいと思うな。こんだけ夜温低けりゃ・・・。
そんなやりとりを畦傍でしていたら雨が降り始めた。
ザアザア降りだった。
作業場までダッシュした。
それから色んな話しをした。
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画像上:森町の空は広くて好きだ。
画像中:出穂(しゅっすい:穂が出ること)は7月18日だった。8月20日から稲刈りだ。
画像下:左右2枚がアンコメにやって来る。
( 米屋のいい訳 )
2011年07月29日 [ 3881hit ]