頭上に月がある。
アポロ宇宙船が撮影した地球を見てからというもの、何でもかんでも俯瞰する癖ができた。
月から見るってことは、世界を3次元に飛びまわれる鳥さえも鳥瞰されるくらい遥か外側から世界を見ること。
そこから見たなら大抵のことは多かれ少なかれ、だいたいにしてまあそう変わりのない風に見えるだろうな。
つまり「同じ穴のむじな」なんだと。
出来事について立場が変われば肯定したり否定したりその間の色々も、
それなりに全部言い分けが成り立つ。
その全部も月から眺めればたいして変わりはないと思えばそう深刻になることもない。
いささかこれは僕なりの逃げ口上なのかもしれない。
でもね。
朝起きればお腹が空いていてご飯を食べるでしょ。
昼近くなるとやっぱりお腹が空いてまたご飯を食べる。
もちろん夕方になればまたもやお腹が空いてまたまたご飯を食べる。
生きてるというのはこの連続なわけで、
大抵のトラブルはお腹が空いている時に起きるように思えるからね。
月から見ればすべからくこういう具合に見えしまうのであるから
まずはご飯を食べれば良いように思うのである。
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( 米屋のいい訳 )
2011年02月13日 [ 3911hit ]