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街角の佇まい。

 

いつ頃からだろうか、すでに忘れてしまったけれど、
街角にあるこういった場が気になる。つまり萌える。
光の具合、それが生み出す色や形、その佇まいに反応してしまう。
法則らしい法則はなく、遭遇した瞬間に「おッ!」と思って見入ってしまうのだ。
そのうちにカメラを持つようになるとこんな写真を撮るようになっていた。

 

じつは田圃を見る感覚もこのジャンルの中に含まれている。
そんなわけで僕の田圃を見る視点は一般的なそれとは少し違うのかもしれない。
東北地方をイメージするような広大な田圃にも、もちろん魅力に感じるのだけど
住宅や駐車場に囲まれた小さな田圃にも、ある種の美しさとともに魅力に感じるのだ。

 

こんな空間でも田圃でも、じっと見ているといろんなことに気づかされる。
例えば、見てないことに気づくんだ。
つまり見る人の都合で見ている。見たいものだけ見るという風かな。
事前にイメージしたものを探す。そう云ったほうがわかりやすいかもしれない。

 

見ているモノはコンクリートの路面と金属の壁であり、
その壁に残る得体の知れない染みなのだが、
それを全体として見た時に生まれる佇まいがある。
それは事前にイメージしていたものではなく遭遇してしまったモノ。
そういう風に田圃を捉えると、見えなかったモノが見えてくるんだ。

 

これじゃわかんないね。
いつかちゃんと説明できるようにしたいな。
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2011年01月27日 [ 3725hit ]
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