萌芽前夜。
意図して種を蒔いてきたつもりもないけれど、なんというか、急に発芽するように事が動くことがある。
萌芽前夜はとても不安でしかたないのだけれど、
発芽らしきものがほんの僅かでも現れはじめると少しだけホッとて、
ああやっぱりこれでいいんだ。なんて自己肯定したりする。
しかし発芽した芽がすべて上手くいくことはないわけで、
上手く行かない時にはすこし自己幻滅してから、頭を掻きながらケセラセラと唄うのだ。
そんなことの繰り返しをひらすらやっている。
たぶんみんなもそうやって生きてるんですよね。
でもそういう心の波があることは、まんざらでもない、いやじつにいいことだと思うのだ。
100の内99は地味な仕事の積み重ねで
わずかに1つ興奮するような出来事がやってくる。
その高揚感が忘れられなくて99をひらすらやるんだよな。
今日、10年来付き合いのある尊敬する人から電話があった。
思いがけないアイデアの連絡だった。
だだ発芽するか否か?それはまだわからない。
でもそのアイデアはずっと心待ちにしていたことだから必ず挑戦する。
やらなかった後悔より、やって後悔するほうがいい。
いつもこんな風に思ってやっているからね。
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Ray Charles - Drown In My Own Tears
( 米屋のいい訳 )
2011年01月20日 [ 3662hit ]