月光餅米。
今年もこの日が来た。
毎年お正月用のもち米を準備する日のことだ。
19時を過ぎ月が頭上に見える頃、お正月のために準備するもち米がやって来た。
半日かけて精米機の掃除をし、もち米を精米するための準備をする。
その作業が終わり、一服しながら待っていると毎年I君が運んでくるのだ。
この日は毎年どこか特別な感じがある。
I君がトラックから慣れた調子でもち米の玄米を下ろす姿は、
日頃見慣れた風景なのだけど、どこか違う風に見えてしまう。
一年の終わりが近づいてくると、日頃の作業もちょっとだけ格の高い「ケ」になるのだ。
そう思って背筋を伸ばして仕事をする。
明日は午前中にもち米を精米する。
今年も無事に品質の良いもち米が準備できた。
今晩は14番目の月だそうだ。
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The Band - The Weight
( 米屋のいい訳 )
2010年12月20日 [ 3678hit ]