宵街散歩。
金曜の夜は散歩に出掛ける。
かれこれもう3年半も続いている。
この散歩には同門の仲間がいて、散歩前のウォームアップではその仲間とレコード盤について語った。
レコード盤とは偉大であること。
それはA面をかけている時には、けっしてB面は聞こえないし見えないこと。
それは回転していて始まりと終わりがあること。
表裏が一体となって音盤としての存在していること。
そんな戯言に興じて散歩は始まった。
戯言とは様々に展開するは常で、いつの間にかティーンエイジ時代の話しになった。
その当時、何が鳴っていたか?何を聞いていたか?
出来事の背景には常に音楽が鳴っていて、その中を漂いながら生きていたことを思い出すのだ。
季節はちょうど今頃だった。
この年齢の男子らしい小さな事件があった。
今はない新静岡センターと静岡駅の間のわずか500mの間でそれは起こってしまった。
それはあまりにも酷な出来事で、素直に家に帰る気にはならなかった。
そこで、駅南銀座のはずれの友の家にそのまま自転車で行った。
友はその話しの顛末を聞いてから、まあ飲めと云って淹れ立てのコーヒーを僕に出してくれた。
そしてストーンズのレコードをかけた。
今思うと、まるで映画だよ。
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ベットミドラー版もいいですよ。
The Rolling Stones - Beast of burden
同門のSへ。お約束どうり書きましたよ。詳細はまた来週。
( 米屋のいい訳 )
2010年11月20日 [ 3683hit ]