TOP  >  ankome通信  >  米屋のいい訳  >  西へ。
西へ。

 

高速道路で磐田へ行った。小さな旅です。
いえ。残念ながら旅ではありません。
じつは静岡県の農業試験場で行われた有機稲作研究会の勉強会に参加させていただいたのでした。
演者はお馴染み松下さん。
そのお話は気楽に書けるほどの内容ではないのであらためてレポートします。
今日はゴメンナサイ。

 

今日はお天気も良く道も空いていました。
ちょうど21年前の今頃、京都へ出掛けた日のことを思い出しました。
当時は1200ccの小さなトラックに乗っていました。
色はイエローオーカー。中古で買ったお気に入りでした。
その日の荷物は米松材の柱状の作品。
京都で作品展をするために、この道を西へ走ったのでした。

 

当時やっていた仕事と今日勉強している有機稲作や米、あるいはご飯とは一般的には接点がないように見えます。
まあ、僕の脳みそ中ではきちんとつながっていることなんですがね。
それについては、以前「記憶の地平1〜18」で書いたとおりです。

 

しかし、これから現実として接点ができ、具体的な風景が生まれるかもしれない。

一見バラバラだったそれらの要素がきちんと順序と意味を持ってね。
僕はそれをきちんと組み立てて、「こうでしょ。」と見せなければならない場面がやってきそうです。
それはこれまでで最も大きく重い旅かもしれません。
イエローオーカーの小さなトラックにも載せきれないほどのね。

_

 

京都へ走った日、カセットテープで聞いたな。
Steely Dan - Gaucho

 

 

2010年11月19日 [ 3621hit ]
このページを印刷
カテゴリ内ページ移動 ( 649  件):     1 ..  491  492  493  494  495  496  497  .. 649