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マエストロ。

昼から飯炊き。
それも新米の玄米というリクエスト。
しかも道具は羽釜、燃料は薪。
まさに炊飯ミッション。
仲間内でマエストロと呼ばれている盟友と共に行ってきた。

 

薪が燃えるパワーは、家庭用の電気やガスとは比べもにならないくらいのトルクフル。
しかし火力コントロールには少しテクニックを要す。
3510グラムの浸漬米重量に対して、加水重量4410グラム。
二升の羽釜の概ね7割ほどの容量。
着火後ジャスト10分で沸騰。さすがマエストロ!
少し風もあったこともあり、火力が思いのほか強い。
釜の中の対流を想像するだけで、妙に興奮する。
白米を炊くのと違い、この時間は少し長い。釜から吹く出す湯気はじつに美しい。

 

水が切れ始めた頃を見計らって、徐々に火力を落とし、おき火にする。
釜内100度くらいをイメージしながら、蒸らし工程に入る。
最後にもう一度、少しだけ火を入れる。
あとはじっくり待つ。全工程約45分。
火力コントロールは完璧だった。

 

ブラーヴォ!マエストロ。

2010年09月14日 [ 3627hit ]
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