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第23回カミアカリドリーム勉強会@長野伊那報告

 

8月31日(土)第23回カミアカリドリーム勉強会@長野伊那を開催しました。当日は好天に恵まれたこともあり20名を超える参加者が集合しWakka agriのthe rice farmを見学しました。Wakka agriでは、すべての圃場で無農薬無肥料栽培(いわゆる自然栽培)を行い、生産されたお米のすべてが輸出されグループ会社が運営する海外の店舗で販売しているという過去に例のない注目の農業法人です。また生産アイテムのひとつである巨大胚芽米カミアカリは北米(ハワイ、ニューヨーク)で販売し現地で好評を博しています。そんなWakka agri、じつは稲作を始めて3シーズン目というから驚きです。今回はその取り組みと令和元年産のカミアカリの生育状況などについて現地でたっぷりとお話しを聞きました。

<the rice farmの皆さん>
夏の勉強会ご協力ありがとうございました。そしておつかれさまでした!令和元年産カミアカリを楽しみに待ってます!
※次回カミアカリドリーム勉強会は11月3日静岡藤枝で開催予定です。
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画像上:
カミアカリ圃場で語る細谷さんは、日本で唯一の自然栽培で博士号を取得した農業博士です。一般に施肥をせず栽培を続けると地力が低下し収量の低下が起こると思われがちですが、地力が低下しない仕組みについて詳しく語っていただきました。ちなみにこの圃場の収量は反収4.5俵(270キロ)くらいだそうです。

画像中:
農場長の市川さんは社長の出口さんの大学時代の同級生。耕作放棄地であったこの農場を当初二人だけで開墾整備を始めたのでした。そんな市川さんは自然を愛する山男ということもあり、マクロ的にこの農場の在りようについてプレゼンしていただきました。なんとこの地は中央構造線の通る谷あいとのこと。複雑に入り組むプレート境界上の日本列島の中でも、そのど真ん中ともいうべきこの地の厳しさと恵みについて興味深いお話しでした。

画像下:
the rice farmのある長谷地区は典型的な谷あいの棚田地帯。南アルプスに降った雨がカルシウムを豊富に含み流れ出ているとはいえ、それを有効活用しすべての田んぼに分かつために江戸時代から様々な用水路が作られてきました。その用水路のひとつ鷹岩井筋は難所と言われた蛇紋岩の岩山を70年掛けて貫いたという隧道は今も現役で長谷地区の田んぼを潤しています。

2019年09月23日 [ 1978hit ]
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