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2人の中学生。

 今年も中学生がやって来た。社会体験学習(職場体験)で地元の中学校から2人の生徒がアンコメで3日間働くのだ。昨年は3名だったが今年は2名。HくんとSくんである。
 2人ともがっちりとした体格、見るからにスポーツマン。Hくんは野球、Sくんは剣道をやってるとのこと。

 

 朝、出社したらまず掃除。店内と店外を徹底的に掃く。次は精米工場の仕事。低温倉庫から原料玄米を出し精米プラントに入れる作業。その次は店内の商品を出しディズプレイ。そうこうしているうちに、配送チームから声がかかり、助手席に乗り込み配送作業。仕事は一つじゃない
 Hくんだけ11:30にお店に戻り、昼食用のご飯炊き。土鍋でご飯を炊くのだ。沸騰した時の湯気の姿や香り、水がなくなり釜肌が焼け始めた時の音や香りなど、人間の五感で感じながら炊くのだ。
 むらしが完了したら、実食。大食漢の2人にとって3合のお米など朝飯前らしい。僕が食べようとフタ開けたら、底が見えていた・・・(涙)。


 昼休みが終われば、午後のスタート。Hくんは午前中と同様、配送チームへ。Sくんは店番というシフト。次から次へと入るオーダーに答えて、お米を計量、精米、袋詰め。ご来店のお客様があれば、即対応する。

 慣れない作業で四苦八苦している姿を見て、「あら社会体験?頑張ってね!」とお客様。あちらこちらのお店や施設で同じような光景を見かけるらしく、微笑ましい目で、2人を見ていただいた。


 心配でついつい手を出したくなるところをグッと抑え、我慢して見ていると時間は掛かるが、なんとか格好なる。こちらにとっても良い勉強。
 気がつけば4時を過ぎていた。昨日よりだいぶん慣れてきた。慣れた頃には、このプログラムも終了。明日もう一日ある。事故なく無事に終わることを祈るばかり。頑張れ!

2010年05月27日 [ 4362hit ]
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