標高400米の高原地域の特性を活かして農薬や化学肥料に頼らない栽培方法で良質な米を生産する山下さんのコシヒカリです。令和5年産は受難の年でした。少雨による渇水、相次ぐフェーン現象、そして連日の高温・・・新潟県は全般的にキビシイ状況ながら山下さんの田んぼはギリギリセーフ！見た目の品質は高温の影響を少なからず受けていますが、食べてみれば、食感に僅かながらスムースさに欠ける部分も厳しく言えば言えなくもないほどの質感、影響は最小限と思えます。もっとも生産者の山下さんは満足していませんが、キビシイ前提の令和5年産新米の中でこれは立派なことだと感じています。地の利と技の勝利として記憶に残ると気がしています。