7月19日号 海の日は自転車に乗っての巻

※ノイジーとは・・・ このコンテンツ2004のテーマは「この風味を作るもの」松下くんの手掛けるお米の持つ独自の風味の謎を探るキーワードです。くわしくは4月25日号「この風味を作るものは何か?の巻」をごらんください。 「ジャンボタニシ」である。ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)はもともと南米原産。食用のため養殖しようと輸入したがその後放棄されたため用水路や田圃で大繁殖してしまった。現在は有害動物に指定されている。そのタマゴは日本の風景には似つかわしくないどぎついショッキングピンク。近年では一時よりは繁殖は弱まったと聞くが松下くんの田圃ではこうしてたくさん生きている。しかし考えてみれば稲だって大昔どっかの誰かが食用のため大陸から運んできた輸入植物。ジャンボタニシもあと2千年もすれば田圃の原風景の一部となるのだろうか?いづ

 静岡では6月30日の観測史上に残る猛烈な豪雨を境に例年より早い7月初旬に梅雨が明けその後、毎日のよ…
2004年1月27日 詳しくみる>>

8月13日号 文句なし素晴らしい天候である。の巻

 遠州森町の稲作生産者Hさん、掛川の友人、そして松下くんの田圃の3ヵ所を行脚するためにお盆休み初日の…
2004年1月27日 詳しくみる>>

8月29日号 米の花は可憐だ。の巻

※ノイジーとは・・・ このコンテンツ2004のテーマは「この風味を作るもの」松下くんの手掛けるお米の持つ独自の風味の謎を探るキーワードです。くわしくは4月25日号「この風味を作るものは何か?の巻」をごらんください。 水、H2Oである。この田圃の水は栃山川と呼ばれる大井川から取水される水である。今日の台風のように太平洋上の海水が暖められて生み出された湿った空気が大井川上流の日本アルプスにぶつかり上流に雨を降らせこうして用水路に運ばれこの田圃にやってくるのだ。水はその間に山や森にある様々な栄養分を溶かし込んで田圃に栄養を与えるのである。それは単なるH2Oではなくこの土地にしかないご当地の水なのである。

 「ヒノの穂が出たよ」と松下くんから連絡が入り台風16号の影響で曇りのち雨模様の中、プロジェクトの主…
2004年1月27日 詳しくみる>>

9月11日号 ついに悲願の稲刈り体験会の巻

このコンテンツ2004のテーマは「この風味を作るもの」松下くんの手掛けるお米の持つ独自の風味の謎を探るキーワードです。くわしくは4月25日号「この風味を作るものは何か?の巻」をごらんください。 テントウムシである。正確にはテントウムシ科ナナホシテントウである。昆虫図鑑によればアブラムシを食べるので益虫とされています。田圃には様々な生物が生息し生態系を作っていることは以前にも述べたとおりですが、そもそも虫に益虫害虫の別はなく人間に好都合な虫を益虫。不都合な虫を害虫。と仮に呼んでいるだけのことである。テントウムシは見かけも可愛らしいので益虫度が高い。このプロジェクト的に云えば益虫度が高かろうが害虫度が高かろうがこの田圃に存在するすべての生き物は概ね益虫である。だってその存在がこの独特の風味を作っているエッセンスなのだから。ちょっと寛容すぎるかな・・

 今年で4年目の松下×安米プロジェクト。このコンテンツをご愛読いただいてる方はご存知だと思うが2年目…
2004年1月27日 詳しくみる>>

10月10日号 収穫直前、台風22号襲来で一言。の巻

※ノイジーとは・・・ このコンテンツ2004のテーマは「この風味を作るもの」松下くんの手掛けるお米の持つ独自の風味の謎を探るキーワードです。くわしくは4月25日号「この風味を作るものは何か?の巻」をごらんください。 台風通過翌日に見つけたアブラムシである。たかがアブラムシ。されどアブラムシ。害虫呼ばわりされてばかりいるがよく見るとその姿はとても美しい。この田圃ももうすぐ稲刈りだ様々な生命の宿る田圃で育った米の風味をぜひ体感してほしい。「アブラムシ君、来週あたりからそろそろお引越しの準備をお願いしますね」

 よく田圃を見て「すばらしい自然の風景ですね」と云う人がいる。しかし田圃とは人工的な風景そのものであ…
2004年1月27日 詳しくみる>>

10月19日号 ようやく入荷!松下×安米ヒノヒカリの巻

※ノイジーとは・・・ このコンテンツ2004のテーマは「この風味を作るもの」松下くんの手掛けるお米の持つ独自の風味の謎を探るキーワードです。くわしくは4月25日号「この風味を作るものは何か?の巻」をごらんください。 「米研ぎ」である。近年、死語のようでもあるこの数分の行為こそ米と対話できる唯一無二の時間であると僕は思う。サッと水を差しサッと流す。米と米を擦り合わせるように掌(たなごごろ)を使ってすばやく且つ強くなく優しくない力加減で研ぐ。この時、物云わぬ米がほんの少しだけその重い口を開く。その米がどこで育ちどんな生い立ちを辿ったのか。またどうしてもらいたかを・・・。そんな対話を終え研ぎあがった米は澄んだ水の中でゆっくりと乳白に変化していく。米は幾人もの人の手を経てこうして米研ぎの人の手によってご飯になる。米に関わることとなるすべての事象がその米の味のエッセンスとなる。あなたの手塩にかけた米研ぎも米の味の重要なエッセンスになるのだ。

 イライラした顔がいつもの空色のオンボロトラックから降りてきた。そのイライラ面の男はやたらと急いでい…
2004年1月27日 詳しくみる>>

12月31日号 大晦日に報告です。の巻

このコンテンツ2004のテーマは「この風味を作るもの」松下くんの手掛けるお米の持つ独自の風味の謎を探るキーワードです。くわしくは4月25日号「この風味を作るものは何か?の巻」をごらんください。 玄米はどこでどんな育ちをしたのかが最も味に反映するご飯だと僕は感じている。2004年平成16年産のこのプロジェクトのテーマは「ノイズ」であった。雑音や歪というネガティブな使われ方をする意味のこの言葉を、あえてポジティブにとらえ植物という稲の生命、その種子であるところのお米の風味の実体だと考えてきた。田圃は自然環境ではなく人間が作り出した環境。しかし人間がバランスよく関わることによってそこに多種多様な生命を育み喰う喰われるの生態系が生まれる。田圃にしかできない野の趣がそこに作り出されるのであ

 現在22時27分。自室にこもりパソコンに向かっている。いつもなら紅白歌合戦を家族で観ているはずなの…
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1月16日号 冬の田圃にての巻

※ノイジーとは・・・ このコンテンツ2004のテーマは「この風味を作るもの」松下くんの手掛けるお米の持つ独自の風味の謎を探るキーワードです。くわしくは4月25日号「この風味を作るものは何か?の巻」をごらんください。 塩である。今、松下くんの頭の中は17年産米のことでいっぱいだ。とくに近年の天候不順に対応するにはどうするべきなのか?そればかり考えているという。その答えとして彼の頭の中に「海」がある。詳しいことはいずれ報告するとして要するに田圃のミネラルがテーマだという。沖縄にまで出向き持ち帰ったミネラルの種類が多いという珍なる塩を僕に見せてくれた。栽培過程でどう生かすのかこれから実験が始まるそうである。僕は早速この塩を使って玄米を炊いてみることにした。

 「ご飯をきちんと出す店をやりたい!」と美術の世界に20年近く身を置いていた友人が一念発起。そこでお…
2004年1月27日 詳しくみる>>

2月26日号 新たなるプロジェクトに向けての巻

このコンテンツ2004のテーマは「この風味を作るもの」松下くんの手掛けるお米の持つ独自の風味の謎を探るキーワードです。くわしくは4月25日号「この風味を作るものは何か?の巻」をごらんください。 何の野草かは解らないが冬の田圃ではすでに新しい命の芽生えが始まっている。僕らが休んでいる時でも田圃では微生物が休むことなく働き副産物として土をつくりだし、その栄養豊かで好条件の場所を選んでこうして新たな命が芽生える。もうすぐ春、あのノイズ(風味)の主役達がもうすぐ活動を開始する。

 2004年安東米店は地元静岡で新たな有機栽培米生産プロジェクトをスタートさせました。これはこのコン…
2004年1月27日 詳しくみる>>

4月25日号 この風味を作るものは何か?の巻

「肥料」である。あったかご飯にふりかけたい美味しいそうな香りを放つ松下くん独自の肥料である。 原料は米糠と魚粕に研究に研究を重ねて作った複合菌類によって発酵させたものである。今年は4月の気温が例年より高いため発酵スピードが早く、おかげで仕事がよく進むらしい。一反あたり約120〜130キロくらい田植え前のこの時期に撒くのである。寒冷な地方なら秋に行う作業であるが気温の高い静岡ならこの時期で充分に間に合う。田圃に撒かれた肥料は土中の細菌類とあいまってさらに発酵分解を始め栄養たっぷりのスープをこしらえて田植えの

 2004年このコンテンツでは「この風味を作るもの」をテーマにしてレポートしようと思います。以前から…
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5月9日号 多すぎず少なすぎずが肝心 の巻

※ノイジーとは・・・ このコンテンツ2004のテーマは「この風味を作るもの」松下くんの手掛けるお米の持つ独自の風味の謎を探るキーワードです。くわしくは4月25日号「この風味を作るものは何か?の巻」をごらんください。 代掻き前の田圃に落ちていた松ぼっくりである。屋敷林からこぼれ落ち風で運ばれてきたのか?それとも近所の子供が投げ入れたのか?広い田圃のほぼ中央部に落ちていた松ぼっくりである。これもまたいづれ土中の細菌類によって分解され少なからず稲の栄養となり微量ながらあの風味のエッセンスとなるはずだ。

 「この辺(志太平野)は抜けがいい、良い米ができる土壌なんだよな・・・」と大型連休明けの雨降りの日曜…
2004年1月27日 詳しくみる>>

5月30日号 田植えが上達したゾ!の巻

※ノイジーとは・・・ このコンテンツ2004のテーマは「この風味を作るもの」松下くんの手掛けるお米の持つ独自の風味の謎を探るキーワードです。くわしくは4月25日号「この風味を作るものは何か?の巻」をごらんください。 「人達の手」である。松下くんの田圃にはこのプロジェクトに関わる人達以外にも大勢の人達が関心を持ち田圃を訪れる。植物は声をかけられると綺麗な花を咲かせたりするが、稲もまた同様である。松下くん本人はもとより、多くの人達が訪れ稲に声をかけ、関わることで稲は良い米になる力を備えるはずだ。これがまたあの風味のエッセンスとなるのだろう。

 今年も無事5月30日(日)田植え体験会を行いました。当初お天気が心配されましたが当日は朝から日焼け…
2004年1月27日 詳しくみる>>

6月20日号 田圃の生命を見て米びつを考えるの巻

※ノイジーとは・・・ このコンテンツ2004のテーマは「この風味を作るもの」松下くんの手掛けるお米の持つ独自の風味の謎を探るキーワードです。くわしくは4月25日号「この風味を作るものは何か?の巻」をごらんください。 無数の生命である。最初は単なるドロの中に浮遊する埃のように見えていたものが、じつは無数と思われる微生物だったことを知るのである。ハッブル宇宙望遠鏡が捕らえた無数の銀河のようでもある。広大無辺の宇宙を感じるのである。それがあの風味のエッセンスとなっていることを想像するだけで楽しいではないか!(緑色の島宇宙のごときものが豊年エビ)

 田植え体験会から3週間が経過した。その後、松下くんの田圃では予定していたすべての品種の田植えを完了…
2004年1月27日 詳しくみる>>

5月5日号 端午の節句は育苗作業の巻

数日前に作った保温のために苗床の上に被せられたビニールドーム(ドーム内では1センチにも満たない若苗が芽吹いたばかり)建築物はもちろん島や景観までも梱包してしまうアーティストとして有名なクリストをイメージしてしまう。クリスト的に云えば「梱包された若苗以外の全宇宙のプロジェクト」というところか?

ゴールデンウイーク最終日は日本晴れの素晴らしいお天気、高速道路は帰省ラッシュで混み合い始めたと藤枝へ…
2003年1月26日 詳しくみる>>

6月8日号 総勢49人の大田植え体験会の巻

足元に投げ入れられた苗束である。苗束が飛ぶ放物線と着水する瞬間できた波紋が作る一瞬の造形が瞼に残る。

集まった皆さんもオドロイタが集めた本人もオドロイタ!なんと大人28人に子供21人、合計49人。松下×…
2003年1月26日 詳しくみる>>

6月29日号 水棲生物観察会+雑草観察会

豊年エビ」である。緻密で豊かな生態系を持つ田圃の象徴。豊年満作を予感させてくれる縁起のよい呼び名である。薄墨色の田圃小宇宙の中で見つけた未知の宇宙生命体。左右にある緑色の繊毛運動によってヒラヒラと泳ぎ回る姿はまさに生きるアート。

 すべての田植えが完了して約3週間、今年も田圃の小宇宙を覗きに出かけた。水棲生物観察会と題して企画し…
2003年1月26日 詳しくみる>>

7月21日号 ヘイエルダール気分で の巻

雨の降る造形。小生はこれら雲と雨と水が作り出す日本の造形をモンスーンアートと呼ぶ。雨は日本の原風景そのもの、雨なくして日本の風景は語れないと云っていい。時に非情なほど猛威を振るう時もあるが雨を憎む日本人はいないだろう。

 子供の頃、葦舟ラー号や筏船コンチキ号の漂流記や映像を観て感激したことがある。太古の文化の伝播が陸路…
2003年1月26日 詳しくみる>>

7月27日号 三ケ日援農隊出撃!の巻

刈ったヒエを束ねた造形である。このヒエ束は黒糖などと共にドラム缶に入れて発酵分解させた後それが生えていた田圃の肥料として土にもどる予定。「昨日の敵は今日の友」この世に無駄なものなどないことを実感させてくれる。終わることのない有機的循環はかくも美しい。

 ようやく東海地方も梅雨明けしたと朝の天気予報が伝えている。そのわりには、どピーカンということはなく…
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8月24日号 用意周到なプログラムの巻

青々とした盛夏の田圃に風が渡る造形である。天候回復で一気に葉色が良くなった。澄んだ心地よい風が通り抜ける時にできる造形はあきることなく美しい。時間を忘れただ見入ってしまった。

 8月もお盆を過ぎたあたりからようやく夏らしくなってきた。静岡では8月のお盆休み中に連日大雨洪水警報…
2003年1月26日 詳しくみる>>

9月15日号 やっぱり稲はパートナーの巻

田圃を通る生活道である。松下くんが栽培する小さな田圃の中央を美しい弧を描いて通るご近所の生活道、基盤整備が進んだ近年ではちょっと珍しい風景である。機械化され効率を重視すれば簡単に消えてしまうだろうこの道。ほんの数十メートルではあるがホッとする空間ではないか。

 9月に入ったとたんに真夏の太陽が帰ってきた。残暑というより夏本番と表現したいくらいのギラギラ太陽で…
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