苗作りがちゃんとできれば稲作の半分は終わったようなもの・・・と、昔からいうらしい。
5月5日、夕方にちょっと田んぼに寄り、気になっていたその苗づくりの様子を見てきた。
4月の天候不順で遅れていた作業も、ここのところの好天でほぼ追い付いていた。
苗場は前回訪ねた時はカミアカリの一列のみだったのが今日は5列まで増えていた。
カミアカリは肥料の少なかったのか?やや色が薄いが、だいぶん生長してきた。
続く「あさひの夢」「きぬむすめ」も順調そのもの。
種まきして1週間程度の「にこまる」は、まだ覆いのトンネルの中。
ちょっとだけ覆いを外し、中を覗いてみる。
外気より気温も湿気も高いその中に芽出したばかりの「にこまる」
人でいえば生まれたばかりの赤ちゃん。
その姿はちょっと神秘的でさえあった。
苗作りと並行して行っている田んぼ整備も順調に進んでるとのこと。
いよいよ5月末からカミアカリから田植えが始まる。
「田植えを終えれば、あとは稲任せ・・・人が世話できるのはここまで・・・」と松下はいう。
苗半作の意味は、こういうことらしい。
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画像上:にこまる
画像中:にこまる
画像下:カミアカリ