平野さんのサイト「脳内探訪」で紹介された物差し。たぶん昭和30年代の安東販売所(当時のアンコメ)がノベルティとしてお客様に配ったもの。平野さんが大事にコレクションしていただいたおかげで、見るからに良い保存状態。うれしいです。
ところで、裏面に書かれた取り扱い商品、お米だけでは厳しく、色んなものを販売していた時代です。今のアンコメの原点はここのあります。これを見ていると、昭和38年生まれの店主には、その当時の風景が思い出されます。
【米】
当時の玄米は麻袋かカマスという名前の藁袋に入れられて入荷していました。また精米したお米は2重にした茶色の紙袋に入れ、輪ゴムでしばっていました。そのしばりっぷりが、上手で、しかも早い方が手伝いに来てくれていました。あの女性の名前は・・・?
【麦】
今でも商品としてある、ビタミンが添加された麦、ビタバレーの黄色いパッケージが目に焼きついています。
【お茶】祖母が店の隅のほうで、お茶の小売をしていました。茶箱からお茶を小ぶりのスコップすくって紙の袋に入れている姿を今でも覚えています。その当時の計りや茶箱などの道具が今でも倉庫にあります。
【燃料】
当時は薪や炭。その後、おが屑を固めたオガライトや練炭、そして昭和50年代灯油に変わっていきました。
【小鳥の餌】
この当時、小鳥を飼うのがブームになったような気がしています。後にペットフード全般を販売した時期もありました。
一本の物差しが、時代を映していますね。少し目頭が熱くなりました。ありがとう!平野さん。