自転車乗りの端くれなものですから。 

2010/4/22 0:17 投稿者:  ankome

 天気が良かったので午後から自転車に乗ってちょっとだけ外廻りに出た。行かなくてはならない用事を3つほど済ませてから、お客様や友人のところへ少し顔を出した。少しのつもりが、話し始めるとそういうわけには行かず、時間はあっという間に過ぎ去った。
 それでも、良い出会いと新しいアイデアが生まれるきっかけになるだから、やっぱり人に会話する時間を惜しんではいけない。今日もそんな日だった。


 「アンコメさんを紹介したいんだよ・・・」。

 

 通された事務所には、様々なジャンルの仕事の方が居て、その方々は僕のことを知っていて、その僕に色んなことを質問を投げかけてくる。それに僕はつたない日本語で答える。
 そうやって話し(出力)をすると僕の中で、「このパーツは、この問題解決のために準備したものだった・・・」というように、個々の仕事について、あらためてその意味するところを思い出すのだ。
 人と会話することで、その話しを一番理解しているのは、じっさいは僕自身なのだ。ただ反省すべき点は、やや出力過剰だったことか。


 友人で作家の白鳥和也さんのエッセイ集「自転車依存症」という本がある。その中に、「出力過剰症候群(オーバーアウトプットシンドローム)」なる一編を、機会があったら読んでみてほしい。自転車乗りの傾向がよく表れている名文であります。

 
 「ああ今日もやっちゃった・・・」。