アンコメの祝い米を構成する重要なパーツとしてエコ米(マイ)タグは欠かせない。じつはその制作を、あるNPOが運営する作業所で行うプロジェクトが始まった。これは地元新聞社の友人エディターIさんの提案で、Iさんが以前このNPOを取材したことから縁を繋いでくれた。おどろいたことに、その作業所はアンコメから歩いて5分足らずの場所にあった。「灯台下暗し」だった。
Iさんと連れ立ってその作業所に出向き、エコ米タグが、どんな風に使われ、何が狙いで作っているのか、そしてどのように作られているか?などを説明した。同時に僕らも、その作業所の現状についても見聞した。
しかし言葉では限界がある。そこで今日、このエコ米タグを製造するための機械、半自動式紙漉き装置を作っている第一クリエイティブへ、作業所のスタッフお二人をお連れしてエコ米タグの制作を体感していただいた。
デモ機は開発当初からある実験マシンであり、日頃アンコメ用に大量製造していることもあり初めて見る人には少々不思議に見えたようですが、実際に作業を始めてみるとお二人とも夢中になって、いや楽しんで作業をされていました。
じつはこの機械、「紙を漉く」部分については機械化されていますが、それ以外の部分は、人の手わざのウエイトが大きく、だからこそクリエイティブな面白さがあるのです。お二人が夢中になったのはそのせいです。
今日はプロジェクトの第一歩、次に前進できるよう希望するのみ。NPOからの良いメッセージを待っているところです。