ちょっと前のはなし。
山梨の勝沼に行きました。ワインツーリズム2011です。
じつは私、下戸なんです。
ですが、日本酒やワインの味や香りは好きでして、たまにちょっぴりいただいてます。
そんなわけでワインを作る現場を見て歩くこのツーリズムは年に一度楽しみにしている企画です。
静岡から行くこのツアーは友人(そふと研究室)が企画していることもあり、参加はこれで3回目です。
家人にはアグリツーリズムの勉強のために参加している・・・と言ってますが、それは言い訳かな。
さてこのツーリズムで私が個人的に気に入ってるのは「行き先は自分で決める」ということです。
土地の人たちが日頃利用している生活道や農道を行き当たりばったりでうろうろする。
そうして見つけた蔵元でそこのワインを味わったり作り手と語らう。のんびりする。いつのまにか昼寝する。
これはまさに「旅」です。
旅は好きです。
それはたった一日でも、あるいは半日でもいいんです。
どこに行くのか?何を飲み喰うのか?誰と出会うのか?そしてどこで眠るのか?
少し先の未来がまったく予想できないこと。そこがいい。
とくに知らない土地への一人旅で今夜どこで寝るのかがわからない時のあのワクワクする感覚はたまりません。
そんな旅を続けていくと体に不思議な感覚が生まれます。
そしてその感覚を心地よく感じる自分に気づくわけです。
それはこんな感覚です。
空間の中に切り取られたかのように存在する自分。
旅の始まりは少し強ばってます。
ところが、この隔絶されたかのような身体感覚が旅を続けるうちにしだいに融けていくのです。
皮膚と接する周囲、その境が曖昧になっていく感覚です。
馴染むというのか?融和というのか?
周囲との質感が同じになっていく。そんな感覚です。
・・・・・。
ワインの香りと心地よい酔い。それと帰りのバスの居眠り。
融けかかった感覚とともに今もはっきり記憶しています。
来年もまた行きたいな。
いやその前に。
画像:ワイナリーの長靴。無言の彼としばらく話しました。
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Adele – Melt my heart to stone






