市内某所で行われたワイン会でカミアカリを炊いてほしいと依頼された。
小さな店内に炊飯器4台を持ち込んだ。
会場の都合上炊飯器を使うとはいえ下準備はしっかりやった。
おかげでよいコンディションのカミアカリが炊けた。
ー カミアカリはお酒にあう。
かなり前からそんなことを言う仲間がいた。
じつは下戸の僕でもそう思っていた。
それでも塩むすびで日本酒をいただく程度。
ようやく最近になって友人が「肉みそトッピングが合うよ」とワインやりながら試食して感激したばかりだった。
どうなるものやら・・・という気分ながら炊き上るまでの時間をワインを楽しんだ。
その日いただいたワインはとても素直で輪郭のしっかりと感じるものであった。
ワイン経験の少ない僕でもちょっと感動ものだった。
会が終盤に差しかかる頃〆でカミアカリをお出しした。
一口サイズのカミアカリおむすびの上に醤油の実をトッピングしたシンプルなものだった。
本当はそこで終わるはずだった。
ところが厨房に居合わせたチーズプロフェッショナルの方のご提案でブルーチーズをトッピングしてみた。
口中に言葉にならない風味が合成された。
爆発。そんな衝撃だった。
ー 強い風味のお米と聞いたのできっと合うとおもったんです・・・。ブルーチーズのリゾだと思えば自然でしょ・・・。
小さな厨房で新世界が開かれた。
そんな気がした。
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