出口を探して。

 

震災から一ヶ月、悲観と楽観を繰り返しながらこの先どんな風にプランすればいいのか混沌とする日が続いた。
自分らしくない言動も少なからずあった。地に足が付いてなくて心も体もバラバラだった。
たぶん多くの人が同じだったんじゃないのかな。僕もその中の一人だった。

いや、今もその状態は変わらないかもしれないな。

 

あれから一ヶ月経ってバラバラに見えていた出来事の要素が意味を持って風景を描き始めている。
腰痛で動けなくなったとたんアイデアが生まれジグソーパズルのようにつながりはじめた。
そして探していた出口が少しだけ見えてきた。
皮肉なものだね。たまには一日中座って考えるのも悪くない。

 

そのアイデアを今日、松下に話したら彼もまた嬉しがってくれた。そして少し目が潤んでた。僕もだ。
皆が気持ちよく覚悟できる出口。利害が一致する出口。
例年どおりふつうに作付けできて収穫できて喜んで販売できるためのアイデア。
だけど今これは、僕の妄想に過ぎない。現実にその風景にするためには山ほどやることがある。
でもこれができれば誇り高い仕事になるかもしれない。
松下もそう云っていた。

 

東北と北関東の生産者仲間3人と電話で話した。
遅れていた種まきがようやく始められそうだと云っていた。
不安なことは山ほどある。けれどいつもどおりを心がけて秋を楽しみに待つことにしようと思う。
だってこの出口はじつにいいアイデアに思えるから。
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Jackie DeShannon – Put A Little Love In Your Heart