水田徘徊 ちょっと寄り道、喜多方界隈。
八月六日
もう一度だけ菅井さんの田んぼ周りしてから喜多方市内を見学した。
喜多方と言えば蔵。
何度も訪ねていても知らないところはたくさんある。
今回はレンガ造りの蔵を見に岩月町若菜家へ行った。
堅固なレンガ造りの蔵が四棟あった。
裏山の土と松を原料に焼かれたレンガ。
この土地の同じ部落にあるレンガ工場で丹念に焼かれたという。
それらが複雑に積み重ねられ美しい意匠を醸しだしている。
歩いて行けるところにレンガ工場があった。
今は立派な登り窯を持つそのレンガ工場も静かに夏草に覆われていた。
土と松の枯渇、そして価格競争。
産業とはそういうものなのか?
ヤレタ煙突を眺めながら往時を妄想した。
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( 米屋のいい訳 )
2011年08月12日 [ 3545hit ]