TOP  >  ankome通信  >  アンコメ米作りプロジェクト  >  2002年度  >  3月9日号 完売御礼、2003は、の巻
3月9日号 完売御礼、2003は、の巻

少し時間が経過してしまいましたが、2月15日(土)に2002産松下×安米プロジェクト米ヒノヒカリはすべて完売致しました。今シーズンも多くのお客様にご愛顧いただきましてありがとうございました。この場をかりてあらためて御礼申し上げます。今年2003年も昨年以上に質を上げるべく努力いたしますので10月初旬の新米入荷の時までしばらくの間お待ちください。

完売直後から2003松下×安米プロジェクトはスタートしています。松下くんの作業は3月中旬から始まり、その準備に向け当店では肥料作り用の生ヌカ100袋(1500キロ)くらい準備するべく段取りをしているところです。今年も田植え、水生生物観察、草取り、稲刈りなどなどお天気と相談しながら可能なかぎり見学会を企画します。また小生自身もレポートのため月に1〜2回日曜日に田圃通いをする予定なので「田圃を見てみたい」「松下くんのおしゃべりを生で聞きたい」「子供に見せたい」などなど松下くんも小生も田圃を体で感じてほしいと思ってますのでご興味ある参加希望の方はご一報ください。

去る2月16日(日)に松下くんと小生はNPO団体であるBeGoodCafe静岡のトークライヴに出演させていただきました。場所は藤枝駅南にあるROSEというカフェバー。当日は雨にもかかわらず大勢の方にお集まりいただきありがとうございました。ライヴの持ち時間は1時間30分、最初の30分が松下タイム、次の30分がアンコメ長坂タイム、そして最後30分が松下くん再登場でセッションするタイムという予定で始まった。

松下タイムは田圃の映像をバックに「ニッポンの農業は機械や化石燃料がなければなにもできない貧しい農業、アフリカの農業は体ひとつあれば自然のサイクルで喰うに充分なほどの収穫がえられる豊かな農業なんです。」からはじまり。お約束の十八番「私の農業がフツウの農業でまわりの農業が特殊化学農業なんですねー。」を今日も元気にブイブイ云っている。

松下くんが盛り上げたところで本邦初公開!アンコメ長坂の登場です。司会のカマエさんやシキタさんから「アンコメさんは他のお米やさんと何がちがうのですか?」との質問。自分自身は現代の米屋にこだわることだけで自らは特別なことをしているとは少しも思ってないのだが、販売手法、販売アイテム、また松下×安米プロジェクトなどの企画等々、他から見ればヘンな米屋に見えるにちがいない。その上「お米はモダーンアートだ!」なんて岡本タロウ張りの発言をしてるものだから余計そんな風の見えるのだろうか。

でもね、ホントにお米はアートなんだよ。アートってね空気や水みたいに身近になきゃならないものなんだ。アートをゲージツって訳してしまうと何だか高尚で権威的でスゴーイ額縁やリッパな箱物美術館に鎮座しているものだけを指しているようだけど、身のまわりで起きている事象すべての中にアートはあるのですよ。でもそれを見出すのは人間にしかできない仕事なんですね。

美しいものを美しいと感じる心や出来事の真理を知ろうとする心は人間のもっとも人間らしいところなんですよ。だからお米の中にアートを見出すことはごく自然なことなのです。アートはモノや出来事に無限の価値を見出す力なんです。元来の日本人はそういった感性は得意分野だった。産業革命以降ちょっと忘れていただけで、誰しもDNAの中にはきちんと閉まってあるのです。だから特別なヘンな感性だなんて封印しないで目の前で起きている身近な出来事をよく観察してみてください。「通勤はアートだ!」「消しゴムはアートだ!」なんて発言する人が出現してくれることを期待しています。あーまたヘンなこと書いちゃったかな・・・・・。
今年も田圃の中のアートを見出すべく田圃通いはもうすぐ始まるのである。

image
見学会にて-豊年エビ(回想)

BeGoodCafe静岡
BeGoodCafe静岡
2002年01月14日 [ 3784hit ]
このページを印刷
カテゴリ内ページ移動 ( 15  件):     1 ..  9  10  11  12  13  14  15  次