5月27日号 代掻きを見に行ったの巻
おそい昼飯を食べたあと愛車ジムニーに、ゴム長ぐつ、ノート、デジカメ、一眼レフカメラ&フィルムなどの取材道具を積み込み国1バイパスで藤枝へ向かう。松下君の自宅で「六郷の田圃で代掻きしてるよ!」と奥さんに聞き土地勘もないのに見当つけて車を走らせた。
付近の田圃はすでに田植えは終わっており、今ごろ代掻きしている”変わり者”を見つけるのはたやすかった。一般にこの付近の田植えは人手の確保しやゴールデンウイーク中というのが多く実際今ごろ代掻きしているのは彼くらいのものなのである。 実は、それにはちゃんとした理由がある。稲の生育に都合がよろしくない野草(あえて雑草とは言わない)の発芽生育を待って代掻きを繰り返して野草を減らしてしまう作戦。この作戦によって田植え後の野草の繁殖は激減した。機械のない時代、牛による代掻きを何度も繰り返して行うなど不可能と思われたが機械化された現在では容易なこと、ちょっとした工夫で除草剤を使わないですむのだ。「休日農業」のために工夫が減り、ものごとなんでもイージー指向は農も例外ではないのである。 代掻きが終われば、いよいよ田植えのはじまりはじまり!というわけで次回は「田植えをさせてもらうの巻」のつもりである。 |
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( 2001年度 )
2001年01月14日 [ 4197hit ]