TOP  >  ankome通信  >  米屋のいい訳  >  前金さん。茶町KINZABURO。
前金さん。茶町KINZABURO。 [地図表示]

 前金さんこと、前田金三郎商店さんは静岡市内の茶町通りにある老舗茶商(問屋)である。じつはその前金さんが、店舗をお茶とお菓子の店としてリニューアルオープンしました。その名は「茶町KINZABURO」。
 静岡の茶町通りはその名のとおり、ニッポンのお茶、緑茶(グリーンティ)の世界の中心である場。しかしながらこの街で、この街が生むお茶の味や香りを、この街が作ってきた歴史と文化に思いを馳せながら、一般の人達が訪れ、ゆっくりと時間を過ごし楽しむ場があっただろうか?前金さんは今日、その場を生み出した。それが「茶町KINZABURO」である。

 

 アンコメが現代に生きて行ける米屋として意識してやっていることがある。それは米屋という商いカタチをリライト(re-write:書き直す)する作業だ。
 米屋とは何なのか?何のためにあるのか?そういう様々を今生きてる人達に今の言語で説明すること。それは言葉や文字だけでなく、店の姿勢や商品、企画等々、ありとあらゆるモノやコトで説明が可能だと思う。このウェブサイトだってその一つ、だいたいこのコンテンツは「米屋のいい訳」ですからね。

 

 前金さんにとってのリライト(re-write)作業は、けっして今に始まったわけではなく、これまで何年にも渡って様々な方法で、その作業をされてきたように思える。
 店舗2階のサロンで13時から始まったお茶講座は、そういう前金さんの長年の作業の賜物のようだった。話しっぷりはじつにわかり易く、かつ論理的で示唆に富んでいた。また、茶商の茶商たるアイデンティティーも随所に感じられ、茶商という商いの持ち味とその魅力について、あらためてよく知ることができた。そういう茶商前金さんワールドである、「茶町KINZABURO」に足を運んでほしい。

 

画像:前金さんのある茶町通りには、かつてチンチン電車が走っていた。お茶は茶町から清水湊に運ばれ海外に輸出されていたのだ。これからは海外からここへ人が集まってくるかもしれない。なんてったってここが緑茶世界の中心なのだから。
画像:もとの店舗を改装したが歴史ある看板はそのまま。カッコイイ!
画像:「茶町KINZABURO」魅力の一つがこの茶っふる。茶商ならではのバリエーションはさすが!
 

地図  [KML] [地図表示]
ホームページURLhttp://ochatu.jp/
電話番号054-252-2476
FAX番号054-251-5258
郵便番号4200018
住所静岡県静岡市葵区土太夫町27
2010年04月11日 [ 6678hit ]
このページを印刷
カテゴリ内ページ移動 ( 649  件):     1 ..  584  585  586  587  588  589  590  .. 649